中国政府が米国の100%追加関税に報復示唆 「必ず相応の措置を講じて利益を守る」

中国政府が米国の100%追加関税に報復示唆 「必ず相応の措置を講じて利益を守る」

中国商務省は12日、報道官談話を発表し、トランプ米大統領が中国製品に100%の追加関税を課す意向を表明したことに対し、「高関税で脅すことは、中国と付き合う正しい方法ではない」と反発した。その上で「米側が独断専行を続けるならば、中国は必ず相応の措置を講じて自国の正当な権利と利益を守る」とし、米側に対して報復措置をとることを示唆した。

トランプ氏は10日、自身のSNSで、中国製品に100%の追加関税を課す意向を表明。中国のレアアース(希土類)を巡る輸出規制強化を批判し、今月末にも韓国で予定している習近平国家主席との会談を取りやめる可能性を示唆していた。

中国政府、トランプ政権に徹底抗戦の構え 100%超の関税掛け合う〝戦争〟へ再突入か

中国政府は12日、トランプ米大統領が中国に100%の追加関税を課す意向を表明したことに対し、報復を示唆した。対中圧力を緩めないトランプ政権に徹底抗戦する構えを鮮明にした形だ。米中両国が互いに、100%を上回る追加関税を掛け合う「関税戦争」に再び陥る可能性が一気に高まっている。

トランプ氏は10日に自身のSNSで、中国のレアアースを巡る輸出規制強化を批判して、11月1日から中国製品に100%の追加関税を課す意向を表明。

これに対し、中国商務省が12日に報道官談話を発表し、「高関税で脅すことは、中国と付き合う正しい方法ではない」と反発。米側に対し「独断専行を続けるならば、中国は必ず相応の措置を講じて自国の正当な権利と利益を守る」として報復を示唆した。

また同省は、中国がレアアースを巡る輸出規制を強化したことに関し、「法律に基づいて輸出管理体制を整える当たり前の行為だ」と主張。「中国の輸出管理は輸出を禁止するものではない」とも強調した。

さらに、9月にスペインのマドリードで開いた米中閣僚級貿易協議後、米政府が輸出制限対象の「エンティティーリスト」のルールを強化するといった対中制限措置を新たに打ち出したと指摘。米側の動きについて「中国の利益を深刻に損ない、経済貿易協議の雰囲気を著しく壊した」と非難し、「断固反対」すると表明した。

中国商務省の12日の報道官談話は、トランプ氏が今月末にも韓国で予定している習近平国家主席との会談を取りやめる可能性を示唆したことについては触れていない。

中国政府は9日、レアアースに関して採掘や精錬などに必要な技術の輸出を規制するといった措置を発表。10日には米半導体大手クアルコムが独占禁止法に違反した疑いがあるとして調査に着手したと発表している。

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