【グランツーリスモ7に先行登場】マツダスピリットレーシング・ロードスター12Rが200台限定発売へ!2L&200psエンジン搭載
200台限定で発売されるスペシャルモデル
日本を代表するスポーツカー、『マツダ・ロードスター』。人馬一体の走りなどから長年愛されており、多くの自動車趣味人がピュアなドライビングフィールとコントロール性能の高さを楽しんでいる。
そんな街中や郊外のワインディングはもちろん、サーキットにおいても意のままの走りを堪能できるロードスターに、いよいよマツダのサブブランドとしてモータースポーツ活動を展開している『マツダスピリットレーシング』が手がけ、サーキット走行を存分に楽しむためのスペシャルモデルが登場する。
『マツダスピリットレーシング・ロードスター12R』と呼ばれるこの特別仕様車は、スーパー耐久シリーズのレース活動で培った技術、ノウハウ、装備を惜しみなく注ぎ込み、パワートレインや車体の進化などをフィードバック。オープンエアの開放感を楽しめるソフトトップでありながら、標準モデルの1.5Lに対し、最高出力200ps(目標値)の2.0Lエンジンを搭載する。
また、エンジン強化のみならず、速さ、走りの質感を徹底的に磨き上げた、まさにメーカー謹製コンプリートモデルで、200台のみの限定販売。価格は700万円台後半となる。
12Rは最大級のパフォーマンスを誇る市販ロードスターということになるが、この度、『PlayStation 5/PlayStation 4』(以下PS5/PS4)用ソフトウェア『グランツーリスモ7』に収録され、実車を入手できない人も楽しめるようになった。
より多くのファンに体感してもらうため収録
『マツダスピリットレーシング・ロードスター12R』は、わずか200台限定となる特別仕様車。
そのため、リアルドライビングシミュレーターのPS5/PS4用ソフトウェア『グランツーリスモ7』では、その魅力や走りの質感をより多くのファンに体感してもらいたいという想いから収録を決定。実車に限りなく近い体験をプレイヤーに届けるため、マツダのスタッフが、走行性能、サウンド、デザインといった各要素を監修した。
その結果、リアルドライビングシミュレーターとして、12Rの本質を感じることができる仕上がりとなっている。来たる9月24日の15時頃にアップデートされ、12Rでのプレイが可能となる。
購入場所はブランドセントラルで、販売価格:Cr.1200万だ。リアルドライビングシミュレーター内における12Rのスペックは、開発車両をベースに収録しているため本稿を書いている時点では非公表。一部市販車両とは仕様が異なること、チューニングの可否は現在検討中であることがアナウンスされていた。
実車に関する情報は、マツダおよびPS5/PS4用ソフトウェア『グランツーリスモ7』を開発したポリフォニー・デジタルから後ほどニュースリリースが発信される予定だ。
メディア向け試乗会で早速12Rをドライブ
先日、PS5/PS4用ソフトウェア『グランツーリスモ7』に収録された『マツダスピリットレーシング・ロードスター12R』のメディア向け試乗会があり、自宅でグランツーリスモ・スポーツをドライブしている筆者も参加。リアルドライビングシミュレーター内における12Rの走りを体感してきた。
まずは、街中でもサーキットでも走る歓びを味わえるモータースポーツベースグレードの『ロードスターNR-A』で筑波サーキットにコースイン。
中級モードで走ったが、その後ドライブする12RとNR-Aの違いを感じやすくするために、あえてトランスミッションをATに設定し、2回走ってみた。
自宅ではノーマルグレードのロードスターを走らせているが、やはり伝統のパーティレースで勝利を狙えるNR-Aはサーキットで走りやすく、2回目で難なく優勝できたので、早速12RでATを選択し乗りかえてみた。
リアルドライビングシミュレーターのグランツーリスモ・シリーズは実車の特性が見事に反映されており、ロードスターもノーマルグレードよりNR-Aのほうが速いわけだが、2.0Lの200psエンジンを搭載している12Rの加速感と回頭性のよさは別物で、筑波サーキットを走りながら「もうNR-Aには戻れない」と思ってしまった。
是非とも走って楽しい12Rを気軽にドライブし、同時に監修に関わったマツダの情熱も感じとって欲しい。
