GoogleがYouTubeの視聴回数減少について説明/Intel N150採用のシングルボードコンピュータ「LattePanda IOTA」登場

GoogleがYouTubeの視聴回数減少について説明/Intel N150採用のシングルボードコンピュータ「LattePanda IOTA」登場

うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、9月14日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!

GoogleがYouTubeの視聴回数減少について説明

 YouTuberの間で、8月中旬以降に動画の視聴回数が激減しているという話題が挙がっている。この件について、Googleが公式に回答を行った。

 視聴回数の減少については、制限付きモードが影響しているのではないかとの説もささやかれているが、Googleによると、制限付きモードはYouTubeの視聴回数のほんの一部を占めているにすぎず、このオプションにより視聴回数が減少することはないと否定した。

 また、視聴者に対して制限付きモードを自動的に有効にするためにAIを使用していることもないという。

 では、視聴回数の減少の原因は何なのかというと、いくつかの原因が考えられるとしている。まず、一部のチャンネルでは視聴回数が通常のベースラインに戻りつつあるとしつつ、毎年8月頃には視聴回数に大きな変動が見られるとのことだ。

 この他、広告ブロッカーやその他のコンテンツブロックツールが視聴回数に影響している可能性はあるという。あとは、単純に他のチャンネルに視聴者が流れている可能性だ。

 技術的な問題やバグの発生は確認できず、システムが正常に動作していることは確認しているという。ただし、全てが正しく機能していることを確認するために、プラットフォームデータを引き続き監視するとのことだ。

Intel N150採用のシングルボードコンピュータ「LattePanda IOTA」登場

 各種シングルボードコンピュータ(SBC)を手掛けるLattePandaは9月18日、Intel N150を搭載したSBC「LattePanda IOTA」を発表した。価格は129ドルから。

 LattePanda IOTAは、プロセッサに4コアのIntel N150を搭載している。これに加えて、汎用(はんよう)性の高いRP2040をコプロセッサとして搭載する。定番モデル「LattePanda V1」の次世代モデルとして設計されており、約88(縦)×70(横)mmというコンパクトなデザインとレイアウトを維持しているので、機械的な再設計やボディーの変更はほとんど不要でアップグレードできるという。

 これにより、LattePanda V1の8倍のCPUパフォーマンスを提供し、ほとんどのアプリケーションで十分なパフォーマンスとマルチタスクを実現できる。

 メモリは8GB/16GB(LPDDR5)、ストレージは64GB/128GB(eMMC 5.1)から選択できる。インタフェースはUSB 3.2 Gen 2 Sutandard-A×3基、HDMI出力、Embedded DisplayPort 1.4b、1GbE対応の有線LAN、M.2 2230、microSDメモリーカードスロット、UART/USB 2.0対応GPIOピンヘッダ、I2Cタッチコネクター、PCIe 3.0 FPCコネクターなどを備える。

 また、オプションとしてM.2 M-Key拡張ボード、PoE拡張ボード、UPSエクスプレスボード、4G LTEモジュールなども用意する。

Ryzen AI Max+ 395搭載「MINISFORUM MS-S1 MAX」の仕様が明らかに

 MINISFORMが、CPUにRyzen AI Max+ 395を搭載したミニPC「MS-S1 MAX」の日本語製品ページを公開した。価格や発売日などの詳細は不明だが、近く発売されるようだ。

 CPUは16コア32スレッドのRyzen AI Max+ 395を搭載している。GPUはCPU内蔵のRadeon 8060S Graphicsで、GeForce RTX 4070搭載のノートPCレベルに相当するという。

 メモリは最大128GBのLPDDR5x-8000を採用している。連続定格出力は130W、ピーク出力は160Wに達する。

 ミニPCでは、しばしば発熱によりCPUをフルパワーで使えないこともあるが、MS-S1 MAXでは温度上昇時に相変化を起こして大量の熱を吸収するフェーズチェンジ(相変化)冷却を採用しつつ、高熱伝導純銅基板や6本のヒートパイプ、デュアルターボファンシステムなどで効率的に温度を管理し、高負荷時でも安定的なパフォーマンスを発揮するとしている。

 インタフェースは前面にUSB4×2基、USB 3.2 Gen 2×1、3.5mmのマイク/イヤフォンジャックを搭載する。背面にはHDMI出力、USB 2.0×2基、USB4 2.0×2基、USB 3.2 Gen 2×1、10GbE対応の有線LANポート×2基などを備える。内部にはデュアルM.2スロットやフルレングスのPCIe x16 スロット(PCIe 4.0 x4対応)を備えている。本体サイズは約222(幅)206×77(奥行き)×(高さ)mm、重さは約2.8kgだ。

バンダイが生成AIを使ったフィギュアなどの画像利用について注意喚起

 バンダイは9月16日、バンダイおよびBANDAI SPIRITSのコーポレートシンボルやブランドロゴなどが入った生成AI画像について注意喚起を行った。

 SNS上では、GoogleのNano Bananaなどを使用してフィギュア画像を生成/投稿する例が増えているが、バンダイによると、そうして生成された画像にバンダイやBANDAI SPIRITSのロゴが記載されている事例を確認しているという。これらの画像はバンダイの商品ではないとし、同社商品については公式サイトを確認するように呼び掛けている。

 また、これらの生成AI画像は、SNSなどへの投稿が著作権侵害等の違法性が疑われる場合もあるとし、投稿には十分注意してほしいとしている。

 同時に、生成画像が同社商品と誤解を与えるような投稿は控えるようにと呼びかける。なお、9月17日には、米Bandai Namco Toys & Collectibles Americaが、バンダイのロゴを含む暴力的なAI生成画像がWeb上で拡散しているとし、「いかなる形態の暴力も強く非難し、当社のブランド、製品、またはロゴをそのような文脈で使用することを支持または容認しない」との声明を出している。

多数のApple製品に脆弱性 セキュリティアップデートを実施

 Appleは9月15日、iOSやiPadOS、macOSなどにセキュリティアップデートの配信を開始した。

 リリースされたバージョンは下記の通り。カッコ内はCVE番号ベースの脆弱(ぜいじゃく)性の修正件数となっている。なお、9月18日にはApple Watch Ultra 3向けにwatchOS 26.0.1がリリースされているが、CVE番号ベースでの脆弱性の修正は行われていない。

・iOS 26 and iPadOS 26(27件)

・iOS 18.7 and iPadOS 18.7(12件)

・iOS 16.7.12 and iPadOS 16.7.12(1件)

・iOS 15.8.5 and iPadOS 15.8.5(1件)

・macOS Tahoe 26(77件)

・macOS Sequoia 15.7(35件)

・macOS Sonoma 14.8(39件)

・tvOS 26(17件)

・watchOS 26(19件)

・visionOS 26(18件)

・Safari 26(7件)

・Xcode 26(5件)

 このうち、「iOS 16.7.12 and iPadOS 16.7.12」と「iOS 15.8.5 and iPadOS 15.8.5」は、いずれも「CVE-2025-43300:ImageIOでの境界外書き込みの問題」の修正となっている。

 悪意のある画像ファイルを処理しようとすると、メモリが破損する可能性があるというもので、特定の個人を標的とした非常に高度な攻撃に悪用された可能性があるとの報告が確認されている。なお、iOS 18やiPadOS 18、iPadOS 17では、8月に修正済みとなっている。

GoogleがWindows向けに新しい「Google」アプリをリリース

 Googleは9月16日、Windows向けの新しい「Google」アプリをリリースした。Search Labsでの実験的なアプリという位置付けだが、本稿執筆時点では日本では利用できないようだ。

 ウィンドウを切り替えたり、作業の流れを中断したりすることなく、ドキュメントを書いているときでも、ゲームの途中でも、Alt+Spaceキーを押すだけで、PCのファイル、インストール済みのアプリ、Google ドライブのファイル、そしてもちろんWeb上の情報を検索できるようになる。Google レンズが内蔵されているので、画面上のものを検索できる他、AIモードでの回答も得られるとのことだ。

視聴回数減少でYouTubeはオワコン?Googleが釈明

最近、特に海外のYouTuberの間で、8月中旬あたり視聴回数が減っているのが話題になっているようだ。さまざまな噂がされている中、Googleが9月15日に公式で回答した。

 ユーザーの間では、「限定公開」にしていることと関連性があるのではないかという憶測がある。しかし、Googleによると、この設定はデフォルトでオフになっているほか、学校や図書館といった施設向けに設計されているもので、利用者数は少ない。かつ、18歳未満のアカウントに適用される年齢制限措置とはまったく異なるもので、AIで判定して自動的に限定公開にしたりはしておらず、このオプションは視聴回数に影響していないとの見方を明らかにした。

 では視聴回数の減少は何が起因しているのかを調査したところ、一部チャンネルで直近上振れていた視聴者数が従来の基準に戻っていること、元々8月は視聴率に大きな変化が現れる傾向にあること、広告ブロッカーやそのほかの拡張機能による視聴回数への影響、またはプラットフォーム上の競争などを挙げている。翻すと、バグやYouTubeのシステム/技術的な問題ではないという。

 今後もYouTubeのチームは、全機能が正しく機能していることを確認するためにデータを引き続き監視するとしている。

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