「冷房をつけると寒いけど、消すと暑い」夏の悩みに家電のプロが出した答えは
エアコン冷房をつけると寒いけど、消してしまうと暑い……。夏に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
「All About」ガイドで、企業の製品開発のお手伝いやPR支援なども行うコヤマタカヒロが、おすすめの対処法を解説します。
(今回の質問)
冷房をつけると寒く、消すと暑いです。どうすればよいですか?
(回答)
風量をアップするか扇風機・サーキュレーターで冷気を対流させましょう。
どういうことなのか、以下で詳しく解説します。
◆まずは高めの温度に設定。暑い場合風量を上げましょう
エアコンの位置や部屋の構造などによっては、部屋が冷え過ぎてしまうことがあります。しかし、現在の猛暑で冷房を付けずに過ごすと、熱中症のリスクがあります。冷やし過ぎないよう適切に冷房を使いましょう。
「つけると寒い」という場合、冷気が直接当たっている可能性があります。冷房温度を調整しつつ、風量をコントロールしましょう。まずは28℃前後の高めの温度に冷房を設定して、部屋の涼しさを確認します。これでも寒いようなら温度を上げます。暑い場合、温度を下げるのではなく、風量をアップしましょう。自動モードでは設定温度が高いとあまり冷風が出ません。そこで風量を中、強とあげていくことで、涼しさを得ることができます。
◆扇風機の併用もおすすめ
また、エアコンの風が届かないような場合には、扇風機とエアコンを併用するのもおすすめです。部屋の温度を下げるよりも、風を感じる方が体感温度は低くなります。例えば、26℃設定のエアコンよりも、28℃設定でエアコンと扇風機を併用した方が涼しく感じられる場合があるということです。部屋の形や構造、環境に合わせて最適な設定を選びましょう。
なお、一般的には冷房を26℃で使うよりも、28℃設定で扇風機を併用した方が電気代が安くなるので、この点でもおすすめできる方法といえます。