「Microsoft Edge」と「Google Chrome」、どっちを使うのがおすすめ? 専門家の回答は
さまざまな種類があるウェブブラウザ。代表的な存在である「Microsoft Edge」と「Google Chrome」なら、どちらを使用するのがおすすめなのでしょうか。
「All About」ノートパソコンガイドの上倉賢が解説していきます。
(今回の質問)
「Microsoft Edge」と「Google Chrome」、どっちを使用するのがおすすめでしょうか?
(回答)
Windowsで使うウェブブラウザはいくつかありますが、利用者が多いのが「Google Chrome」と「Microsoft Edge」です。Windows標準のEdgeを使用しても、Chromeを使用しても大きな差はありません。AI機能の違いなどを見て、利便性の高い方を選びましょう。
どういうことなのか、以下で詳しく解説します。
◆スマートフォンなどでも使用できるか? という点が選ぶ際のポイント
WindowsではEdge、macOSではSafari、ChromebookではChromeが標準のブラウザとしてプリインストールされています。このうち、WindowsやmacOSでは自分好みのブラウザをインストールすることも可能です。
使用するブラウザを選ぶ際に考えたいのが、スマートフォンやタブレットでも使用できるかということ。iPhoneやiPadは、SafariだけでなくChromeやEdgeが使えます。AndroidはChromeが標準ですが、Edgeが使用可能です。それぞれのブラウザはMicrosoftアカウントや、Googleアカウントを通してブックマーク機能、各サイトのパスワード情報などを、各機器間で自動同期できるので、各機器で使うブラウザを統一した方が、便利に利用できます。
そういう面で考えれば、データを連携して利用できる主要なブラウザであるEdgeやChromeがまず有力な選択肢となります。FirefoxやOperaなども候補となるでしょう。
◆AI関連機能に差が?
よく使われているEdgeとChromeのどちらが優れているかは難しい問題です。どちらもChromiumという基盤となる技術を元に開発されているため、基本的な表示性能、拡張機能の互換性などに大きな差がありません。そのため、これまではデータの連携が可能かどうかという点や、使い勝手に基づいて決めれば問題ありませんでした。
しかし、各社はAI関連機能とブラウザの連携を強化しています。そのため、AIの使い勝手がブラウザごとに変わっていきそうです。ChromeならGoogleのGemini、EdgeならMicrosoft Copilot機能がブラウザと連携するようになっています。また、拡張機能を使ってChatGPTなどを活用する方法もあります。AI関連機能は日々更新されているので、今後どうなるかは分かりませんが、自分が活用しているAI関連機能の使い勝手で使うブラウザを決めるという考え方もあるといえるでしょう。