OpenAI、GPT-5を早速修正--冒頭の「良い質問ですね」が復活
OpenAIは8月16日、ChatGPTの新モデル「GPT-5」に小規模なアップデートを適用したと発表した。「4oより堅苦しい」「親しみを感じにくい」などのフィードバックを受けた対応で、変更の適用には最大1日かかる場合があるという。
Xへの投稿によると「良い質問ですね」「素晴らしいスタートです」といった「さりげなく誠実な表現」が加わった。「より温かく、親しみやすいものにした」と述べた。
一方で、4oのときに問題視された「過度なお世辞」は引き続き排除している。内部テストの結果でも、以前のGPT-5と比べて「媚びる傾向」が増えていないことを確認したという。
GPT-5をめぐっては、各種ベンチマークでGPT-4oやo3といった旧モデルから大きく進化している一方で、一部のユーザーから「4oより親しみが薄い」などの声が頻発。「keep4o」(4oに戻して)運動に発展する事態となっていた。
なお、CEOのサム・アルトマン氏は「長期的には、ユーザーごとに好みに合わせてカスタマイズできる方法が必要だと、改めて強く認識した」と述べており、カスタマイズ機能の導入も表明している。