夏にNintendo Switch 2で“やってはいけないこと” うかつな行為が故障のリスクに
連日猛暑が続くこの夏休みに、任天堂の人気ゲーム機「Nintendo Switch 2」でゲームを楽しむ人は少なからずいるだろう。しかし、この季節は環境や扱い方、さらにはうっかりした行為が故障の引き金になりかねない。そこで、この夏にSwitch 2で特に注意すべきこと、つまり「やってはいけないこと」をまとめた。
高温環境下での使用は避けよう
まず気をつけたいのが、高温環境下にSwitch 2がある場合だ。Switch 2は5~35度の範囲での使用が推奨されており、特に直射日光下や車内のような高温環境は避けるべきだ。
飲み物のこぼれによる故障リスク
夏は水分補給が欠かせない。Switch 2で遊びながら水を飲む場合に注意したいのが、飲み物をこぼすことによる故障リスクだ。近くに置いたコップから飲み物が飛び散りやすい環境にSwitch 2を置いたり、そうした環境でプレイしたりするのは避けよう。液体が内部基板に入り込めば、表示不良や通電不良を引き起こすためだ。
ぬれた手での操作が招くトラブル
手の水分もSwitch 2にとって大敵だ。例えば、手洗い後に十分拭かずに操作すれば、わずかな水滴がボタンやスティックの隙間から内部に侵入する可能性がある。雨の日の外出先でぬれた手のままプレイする場合も同様で、内部腐食や接触不良を招く恐れがある。
海やプールなどへの落下は危険
海やプールなどへの落下は、Switch 2の故障につながる。誤って水没させてしまった場合は、ぬれた状態では絶対に充電を試みてはいけないし、本体がぬれたままの状態で電源を入れて操作する行為もNGだ。下手に操作をしたり、応急処置として乾燥を試みたりするよりも、速やかに修理店やメーカーに点検を依頼するのが最善策だろう。ただし、修理して内部データを復旧できる保証はないので注意が必要だ。
Switch 2は湿気にも弱い
水没事故と並んで見落としがちな危険が、湿気や結露である。例えば、真夏日に外出して帰宅した後にシャワーを浴びる際、Switch 2を洗面所や脱衣所など、湿気のこもる環境に持ち込む行為もNGだ。入浴しながらプレイする行為ももちろんダメだ。
保冷剤で冷やすのもNG行為
Switch 2は充電時や本体の動作時(スリープ時も含む)に熱くなることがあるが、だからといって保冷剤を本体に貼り付ける行為もNGである。急激な温度変化によってSwitch 2の内部で結露が発生し、故障のリスクが高まる。結露は気温差が大きい環境でも発生しやすく、冷房の効いた室内から高温多湿の屋外へ急に持ち出した場合にも注意が必要だ。
吸気口と排気口をふさぐのもNG
ちなみに、Switch 2の吸気口と排気口がふさがれていると冷却効率が落ち、熱がこもって動作不良や故障の原因になる。使用時には周囲に10cm以上の隙間を空け、風通しを良くすることが望ましい。また、ホコリが吸気口や排気口に付着すると通気を妨げるため、定期的に掃除機などで取り除くことが大切だ。
まとめ:夏のSwitch 2の利用には細心の注意を払うこと
夏のSwitch 2の利用には、高温・水分・湿気という3つの大きなリスクが潜んでいる。電子機器が高温・水分・湿気に弱いことはSwitch 2に限ったことではなく、季節を問わず気をつけたい内容は多い。それでも、特に夏は暑い場所へ行き、水分補給をしたり、シャワーを浴びたりする機会も増えるからこそ、少しの油断がSwitch 2の故障につながりやすい。体を大切にすることはもちろんだが、Switch 2の取り扱いに細心の注意を払うことが不可欠である。
おことわり
・やってはいけないことの例はNintendo Switch 2だけでなく、Nintendo Switch、Nintendo Switch(有機ELモデル)、Nintendo Switch Liteにも当てはまります。
・任天堂のサポートサイトでは、任天堂に届く修理品における主な故障例として、「本体やJoy-Conの内部部品の水ぬれによる腐食」が挙げられています。Joy-Con(新型機専用のJoy-Con 2を含む)も水に弱いため、取り扱いには十分に注意しましょう。