『M3GAN／ミーガン 2.0』日本での劇場公開中止が決定　本国の興行不振が影響か

10月10日に日本公開される予定だった東宝東和配給のサイコスリラー映画『M3GAN／ミーガン2.0』の公開中止が決定。8月1日に映画公式サイトおよびSNSで発表された。

　公式サイトおよびSNSでは、「10月10日（金）に日本劇場公開を予定しておりました『M3GAN／ミーガン 2.0』につきまして、劇場公開を中止することを決定いたしましたのでお知らせいたします。日頃のご支援に感謝申し上げるとともに、ご理解のほどお願い申し上げます」とアナウンスされている。

　北米では6月27日に公開された『M3GAN／ミーガン 2.0』だが、オープニング興行収入はスマッシュヒットを記録した前作『M3GAN／ミーガン』のわずか3分の1にとどまるなど、興行的な不振が伝えられていた。

　ジェームズ・ワンとブラムハウスがタッグを組んだ前作『M3GAN／ミーガン』は、オープニング興行収入3040万ドルというPG-13ホラー映画史上最大級の記録を樹立し、全世界で1億8000万ドル超の興行収入を達成。日本でも異例のスマッシュヒットを記録した。

　続編となる本作にも監督・脚本のジェラルド・ジョンストン、製作のワンとジェイソン・ブラム、ミーガンの開発者ジェマ役を演じるアリソン・ウィリアムズ、ジェマの姪ケイディ役のヴァイオレット・マッグロウら前作のスタッフ・キャスト陣が再集結。さらに、新キャラクターであるアメリア役に、『スター・ウォーズ：アソーカ』『パシフィック・リム：アップライジング』のイヴァンナ・ザクノが抜擢された。

　『M3GAN／ミーガン 2.0』の舞台は、恐るべき人工知能を持つM3GAN（ミーガン）が暴走し、破壊されてから2年後。ミーガンの技術を基に作られた究極の殺人兵器“アメリア”（イヴァンナ・ザクノ）が誕生し、人々を次々に殺害するなど暴走を始める。世界が危機に瀕する中、ジェマ（アリソン・ウィリアムズ）は自らの手で葬ったミーガンを、より強く、より速く、より凶悪にアップデートし、再び蘇らせることを決意する。

米ホラー映画「ミーガン2.0」が日本公開中止　一体なぜ？X悲鳴...配給会社の反応は

米ホラー映画「M3GAN/ミーガン 2.0（ニー・テン・ゼロ）」公式サイトが2025年8月1日に更新され、日本劇場公開の中止が発表された。公開予定日は10月10日だった。突然の知らせにファンの間で衝撃が広がる中、配給会社に理由を取材した。

■前作大ヒットも...本国のオープニング興収は3分の1に

　23年に日本公開の前作「M3GAN/ミーガン」は、「お友達AI人形」ことミーガンの暴走に焦点を当て、全世界の興行収入が1億8000万ドル超えの大ヒットを記録した。今作では、ミーガンの技術を流用した殺人兵器との戦いが描かれる。

　脚本・監督はジェラルド・ジョンストン氏、制作はジェームズ・ワン氏（「ソウ」「死霊館」「アナベル」シリーズ）とジェイソン・ブラム氏（「ゲット・アウト」「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」）と豪華な面々が手がける。

　公開中止の発表では「日頃のご支援に感謝申し上げるとともに、ご理解のほどお願い申し上げます」とも伝えられ、Xでは「え??　延期でなく中止???　」「めっちゃ映画館で見るの楽しみにしていたのに」「てか理由教えてよ。。」などと衝撃が広がった。

　ミーガン2.0は6月27日に全米公開。しかしAmazon子会社のデータベースサイト「Box Office Mojo by IMDbPro」によると、前作のオープニング興収が約3043万ドルだったのに対し、今回は約1020万ドルとふるわず。そのため、中止の経緯について「本国での興業が悪くて、採算が取れないという判断」「評価悪すぎてかな？」といった憶測もXで散見されている。

　J-CASTニュースが8月1日、配給会社の東宝東和（東京都千代田区）に中止理由を取材したところ、宣伝部担当者は「発表されていること以外にお話しすることが無い」と答えた。配信やビデオ化の可能性に関しても、同社の取り扱いではないため分からないとした。

米国ホラー映画『M3GAN／ミーガン 2.0』日本劇場公開中止を発表　約2ヶ月前…「一体何が」と反響

米国ホラー映画『M3GAN／ミーガン 2.0』の日本公式サイトやSNSが8月1日に更新され、日本劇場公開の中止が発表された。

　サイトに『M3GAN／ミーガン 2.0』劇場公開中止のお知らせを掲出。「10月10日（金）に日本劇場公開を予定しておりました『M3GAN／ミーガン 2.0』につきまして、劇場公開を中止することを決定いたしましたのでお知らせいたします。日頃のご支援に感謝申し上げるとともに、ご理解のほどお願い申し上げます」と伝えた。

　同作は、心に傷を負った少女の親友になるようプログラムされたお友達AI人形＜M3GAN（ミーガン）＞の暴走を描き、世界興収1億8000万ドル超の大ヒット作となったサイコ・スリラー映画『M3GAN／ミーガン』（2023年）の続編。

　監督・脚本を務めるのは、ジェラルド・ジョンストン。製作はジェームズ・ワン（「死霊館」「アナベル」シリーズ）と、ブラムハウス（『ハロウィン』『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』）の最凶タッグ。「全世界で異例の大ヒットを記録し、瞬く間に絶叫映画界のニューヒロインとなった彼女の一途な愛情と狂気が再び！」と予告されていた。

　劇場公開中止が明らかになると、SNSでは、ファンからは「な、なんで…」「うっそー！」「一体何があったんや…」「延期とかではなく？」「楽しみにしてたのにっ！」など、惜しむ声が寄せられている。

M3GAN 2.0 | Final Trailer