グーグルGemini、人間的な並列思考で問題解決する「Deep Think」

グーグルGemini、人間的な並列思考で問題解決する「Deep Think」

Googleは1日、Geminiアプリで人間のような“直感的“な問題解決能力を実現する強化推論モード「Deep Think」を最上位プラン「Google AI Ultra」(月額36,800円)向けに提供開始した。Gemini 2.5 Proにおける新たな推論モードとなる。

人間が複雑な問題に取り組む場合、複数の角度から探求し、解決策を評価し、最終的な答えを導き出す。Geminiの最上位モデル「Gemini 2.5 Pro」において、並列思考(parallel thinking)技術を活用し、思考能力を拡張するのが「Deep Think」となる。また“思考時間”を延長することでさらなる仮説検証を行ない、複雑な問題の解決を図る。

Deep Thinkでは、並列思考技術を活かし。反復的な開発と設計を行なうことで、Web開発タスクにおいては美的な感覚と機能の双方を改善できることがわかった。また、数学的な仮説の形成や探索、複雑な科学文献の解釈などに強みを持つほか、プログラミングにおいてはアルゴリズム開発やコード生成などで能力を発揮できる。

この新バージョンは、国際数学オリンピック(IMO)で金メダル基準を達成したモデルの一種となる。IMOで使われたモデルは、複雑な数学問題の推論に数時間かかるが、今回のリリースされたバージョンは、日常使用に最適な速度と使いやすさを実現しながら、IMOベンチマークで銅メダルレベルの性能を達成しているという。

Google AI Ultra契約者は、モデルドロップダウンでGemini 2.5 Proを選択し、プロンプトバーの「Deep Think」を選択できる。今後数週間以内に、Gemini API経由で一部のテスター向けにDeep Thinkを提供開始予定としている。

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