プロに聞くマイボトルの使い方 魔法瓶“底面シール” 剥がすは絶対NGのワケ【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG
暑い夏に大活躍しているマイボトル。今、驚きの機能で進化を遂げています。最新の売れ筋商品をご紹介します。
■最新ボトルはゴムパッキンごと食洗器OK? 便利なお手入れグッズも!
小笠原亘キャスター:
最近、マイボトルを持っている人はかなり増えたと思います。
Nスタスタッフが街に出て、マイボトルを持っているか・持たないか聞いたところ、66人中の▼36人が持っている、▼30人が持たないという結果でした。もう少し聞いたら、もっともっと差が出そうだと思います。
産婦人科医 宋美玄さん:
私のマイボトルは、個人的にクリニックのノベルティで作ったものです。魔法瓶になっていて、冬はコーヒーなどを、夏を氷を入れて水を持ち歩きます。少し小さい氷でないと入りませんが、スリムなので、どの鞄にも収まります。
ホラン千秋キャスター:
私はパッキンを洗うのがすごく面倒くさいので、開けたらすぐ飲み口になっていて、パッキンも一体型になっているというか、特についていないタイプのマイボトルです。
井上貴博キャスター:
私はもう、とにかく洗うのが面倒なのでマグカップを使っています。マグカップも洗うは洗いますが、中の蓋を外したらゴムパッキンに茶渋がついていて…というようなことがないので楽です。
小笠原キャスター:
いろいろ聞いたなかで、マイボトルを持っている人・持っていない人の共通の意見として出てきたのが、やはり「洗うのが面倒くさい」というものです。
しかし、サーモスからは「真空断熱ケータイマグ」(3280円、480ml)が発売されています。「まる洗(あら)ユニット」搭載で、取り外しOK。いわゆるゴムパッキンが一体型になっており、全パーツが食洗機で洗えます。
そして、マーナからは「水筒すき間洗いブラシ」(638円)が出ています。(1)凸凹が洗いやすい「すみブラシ」、(2)ネイルをしている女性などに便利な「パッキン外し」、(3)溝の汚れをかき出す「すき間ブラシ」という、使い方が3wayの商品です。
■“底のシール”は何のため? タイガー魔法瓶に聞くと…
小笠原キャスター:
皆さんの盲点になっているのは、魔法瓶の底のシールではないでしょうか。
しかし、タイガー魔法瓶 商品企画の高田愛子さんは「底のシールは絶対に剥がさないで下さい!」と話しています。そのワケを聞きました。
そもそも魔法瓶は内瓶と外瓶の二重構造になっていて、2つの瓶の間を真空状態にして保温・保冷性を保っています。
真空にする時に底に穴をあけ、真空にした後に穴に蓋をしており、その部分を守るために保護シールを貼っているのです。
ホランキャスター:
結構剝がれづらいというか、紙ではなくアルミのようなシールなので、剥がそうと思ってもあまり剥がれないですよね。
小笠原キャスター:
でも、買ってすぐに剝がしたがる人も多いそうです。箱から出してすぐに使ってしまい、説明書をなかなか読まないこともあると思いますが、シールは貼っておいてほしいということでした。
ちなみに、Nスタスタッフのなかに剥がしてしまったという人がいました。2023年、洗っている途中に剥がれてきたとのことです。
今のところ問題はなく、剥がしてもすぐにどうこうということはないそうですが、剥き出しになっていると何かの衝撃で蓋が外れてしまうこともあるようなので、気をつけてください。
暑い日に欠かせない“水筒” 洗い方は大丈夫?底のシールは絶対はがしちゃダメ!プロが伝授 (24/07/09 17:19)
水分補給が欠かせないこの時期、水筒を持ち歩く人も増えています。水筒の洗い方には注意が必要なんです。
街でもマイボトル「水筒」を持ち歩く人が増えています。
ハンズ名古屋店に、最近の傾向を聞くと――
「かなり暑いので、この600mlや、さらに上の720mlなど、大容量のものを求めるお客さんが非常に増えています」(ハンズ名古屋店 安藤瑞和さん)
今、注目されているのは、アメリカ・シアトルのブランド。
「SNSでも非常に話題になっています。これを探して来るお客さんも非常に多く、手に取ってご覧になる回数も増えています」(安藤さん)
オシャレなだけでなく――
「ストローがついていて直飲みで使える、刺したままで使えます。車のカップホルダーに収まるようになっていて、車の中やキャンプ、家などで、ふたを開けたまますぐに飲める」(安藤さん)
お手入れの悩みを解決してくれる水筒
水筒を買いに来た人からは、こんな声が――
「今使っている水筒がパッキンを外したり、部品が5個くらいに分かれていたり、毎日洗うのがおっくうだと思い水筒を買いにきた」(水筒を買いに来た人)
お手入れの悩みを解決してくれるのは――
「こちらはスライドしてパッキン部分が、まるごと外れるようになっています。一体型になっているので、このまま細かいところも洗いやすい」(安藤さん)
洗いやすさを追求したサーモスの水筒。パコっと外して、丸洗いできちゃいます。さらに、食洗機も対応しているので、お手入れが、非常に楽ちん。
そのほか、せんとパッキンがひとつになった商品も。つけはずしの手間が省け、パッキンをつけ忘れて水漏れ…なんてことも防げます。
水筒は、ほぼ毎日使うもの。衛生面も気になるところです。
パーツはすべて取り外すのが鉄則
清潔に気持ちよく使うため、水筒やタンブラーでお馴染みの「THERMOS(サーモス)」にお手入れの方法を聞きました。
Q.水筒の洗い方で気を付けることは
「基本的に水筒を使用したあとは、ふたと飲み口とパッキンを取り外して、ぬるま湯で薄めた食器用中性洗剤を使って洗っていただくことが重要です」(サーモス 広報グループ 神林由香さん)
取り外し可能なパーツは、すべて取り外す、これが鉄則です。
少し面倒ですが、最近の商品はパーツが取り外しやすく、洗いやすいように設計されているんです。
お手入れに便利なグッズは充実
ボトルを洗う場合は、柄の長い水筒専用のスポンジで、容器の奥までしっかりこするのがポイントです。
専用のスポンジなど、お手入れに便利なグッズは充実しています。
例えば、こちらは形の違う2つのブラシとパッキン外しがついていて、1本で水筒のフタや飲み口など、隅々まで洗うことができます。
注意ポイントは、商品によっては、食洗器に対応していないモノもあるので、お手入れは、取り扱い説明書をよく読んでから。
底のシールは、とても重要な役割
そして、水筒を長く使うために大切なことがーー
「水筒の底面にあるシール。こちらは保護シート。長く使っていただくためには、はがさないことをお願いしています」(THERMOS 神林由香さん)
実は、底に貼られたシールは、水筒の真空構造を守るためのもので、このシールをはがしてしまうと――
「落としたりして底に衝撃がはしると、保温や保冷不良につながるので、はがさないようにお願いします」(THERMOS 神林由香さん)
このシールは、とても重要な役割があるので、絶対にはがしてはいけません。
暑い日に欠かせない、水筒。毎日の正しいお手入れと取り扱いで、しっかり水分補給をして、夏を乗り切りましょう。