道警偽サイト見つかり警戒強化…偽の逮捕状など表示
インターネット上で道警の公式ホームページに酷似した偽サイトが見つかった。警察官を名乗って逮捕を示唆し、「解決金」などの名目で金銭をだまし取る手口の特殊詐欺に使われる危険性があり、道警が警戒を強めている。
道警によると、偽サイトには公式ページに存在しない「案件検索」の欄が設けられており、ここに数字を入力すると偽の逮捕状などが表示される。詐欺グループが「あなたに逮捕状が出ている」などと説明しながらサイト内を誘導し、閲覧者を信じ込ませるための仕掛けとみられるという。
「案件検索」で表示される偽の逮捕状(道警提供)
偽サイトは25日、大阪府警のサイバーパトロールで見つかり、連絡を受けた道警が直ちに閲覧できなくする措置を取った。現時点でこのサイトを使った被害は確認されていないが、すぐに同様のサイトが作られる可能性もあることから、道警は「警察がホームページに逮捕状を掲載したり、捜査の名目で金銭を要求したりすることは絶対にない」と注意を呼びかけている。