ローソン「自動で炒めてくれるロボ」導入へ 熟練職人の鍋さばきをロボットが再現!
熟練職人の鍋さばきを半年間研究し開発したロボットがローソンに導入されます。強い火力が求められる「炒飯」や「野菜炒め」などの炒めるメニューも、およそ1分半~2分半で調理可能に。
ローソンは、新たな出来たてメニューの提供と省人・省力化に向けた取り組みとして、7月22日から炒める機能に特化した調理ロボをローソン北大塚一丁目店に導入します。
調理ロボの導入は、6月23日に「Real×Tech LAWSON」1号店としてオープンしたローソン高輪ゲートウェイシティ店の「からあげクン用揚げ調理ロボ」に続く第2弾。
今回導入されるのは、TechMagicが開発した調理ロボ「I-Robo 2」。同社が飲食店用として、熟練職人の鍋さばきを半年間研究し開発したというロボットです。
強い火力が求められる「炒飯」や「野菜炒め」などの炒めるメニューを、誰でも簡単な操作で、安定した品質の商品としておよそ1分半~2分半で調理することが可能とします。店内の専用端末から注文を受けた後に店内の厨房で調理し、出来たての状態で提供するとのこと。
注文を受けたあと、調理ロボに付属しているタッチパネルに材料や調味料の投入タイミングが表示され、表示内容に沿って鍋部分に投入するだけで自動的に炒める・混ぜるの動作を実現。調理終了後には、鍋部分が自動洗浄されるため、連続して調理が可能です。
調理ロボを活用して提供する商品は、炒めメニューの「炒飯」と「野菜炒め」。トッピングのバリエーションで全14品をラインナップします。価格は538円~862円。
ローソンは店内厨房で調理をする「まちかど厨房」を全店舗のおよそ7割にあたる9600店舗に導入しています。この店舗数は、厨房スペースを持つ小売店としては国内最大規模だそう。
また、2021年にはデリバリー専用に開発した商品を店内厨房で調理してお届けする宅配サービス「ゴーストレストラン」を開始し、北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・九州地区の1都1道2府12県のおよそ700店舗に導入しています。
これまで、店内厨房での調理は油調と電子レンジによる調理に限られていましたが、調理ロボの導入により「炒める」という調理工程が追加され、メニューの幅が大きく広がるとしています。
ローソン、“自動炒めロボ”導入へ 店員は材料と調味料を入れるだけ 省人化しつつメニュー拡充
ローソンが7月22日に、自動で鍋を振って炒め調理ができるロボットを、ローソン北大塚一丁目店(東京都豊島区)に導入する。これまで店内厨房の調理機器は油調と電子レンジだけだったところ、炒め調理ができるロボットを導入し、省人化しつつメニューの幅を広げる。同社が17日に発表した。
調理ロボットを開発するTechMagic(東京都江東区)の「I-Robo 2」を導入。チャーハンや野菜炒めなど、トッピング違い含め全14品の調理に活用する。料理は注文後、約1分半から2分半で調理し、できたての状態で提供するとしている。
I-Robo 2は、TechMagicが熟練職人の鍋さばきを半年間研究して開発したという。材料のかき混ぜ、加熱、調理後の鍋の洗浄まで自動化。タッチパネルの指示に従い、店員が材料や調味料を鍋に投入していくだけで調理が完了する。
ローソンによる調理ロボの導入は今回が2例目。同社は6月、KDDIと共にAIやロボットを活用して効率化した新店舗「Real×Tech LAWSON」1号店を「TAKANAWA GATEWAY CITY」(東京都港区)内にオープン。「からあげクン」を調理するロボを導入している。
【画期的】ローソンで「調理ロボ」を試験的に導入 開発会社では「炒める」・「茹でる」・「揚げる」工程を自動化したロボットも開発
コンビニのチャーハンや炒め物の話題、その「作り手」に注目です。
コンビニ大手のローソンで22日から提供されるチャーハンや野菜炒め。
その調理風景を見てみますと、作っているのは人間ではなく調理ロボットです。
東京・豊島区の店舗で試験的に導入される「調理ロボ」。
職人の「炒める」鍋さばきを再現しているそうです。
タッチパネルに従って具材を投入するだけで料理は完成。
注文から5分ほどで、まさに“出来たて”が店舗で提供されるということです。
このロボットを開発した会社は「炒める」工程のほか、「ゆでる」「揚げる」工程を自動化したロボットも開発。
すでに複数の飲食店でも導入され人手不足の課題にも対応しつつ、人がより活躍できる社会・環境を目指し開発を続けています。
プロジェクト統括部部長・曽我さん:
食の領域はまだまだ人が手作業でやっているところがあって、繰り返しの作業みたいな自動化できるところはまだまだ残っているんじゃないかなと思う。
現在こちらの会社では、段ボール積み下ろし作業を自動で行うロボットも開発しているということです。
「食」以外の分野でも「自動化」がどこまで広がるか注目です。