透けるステンレスを発見した。え、いま僕なに言った?
日本の金属加工技術と、日本のイマーシブテックの共演です。
7月4日まで開催されているCONTENT東京 イマーシブテクノロジーEXPOで、摩訶不思議な展示を見つけました。まずは動画を見てみて
最初は、ディスプレイパネルに偏光フィルムを貼ったものだと思った。けれど、そんなテクは昔っから使われているよなー、と思ったら。
これ、ディスプレイパネルに激薄なステンレスパネルを貼り付け、文字や映像の光を透過させているものなんだって!
伝統×テクノロジーで新しいビジュアル体験を
ここはティーアンドエス/ THINK AND SENSEのブース。XR関連コンテンツやAI×クリエイティブで攻めているクリエイター集団とは知っていたけど、技術でもって伝統産業をアップデートする展示にはマジで驚きました。
金属の美的研磨加工を手掛けている美光技研とのコラボで生まれたこの展示は、注目度抜群。トークセッションには多くの人が詰めかけていました。
いやだって透ける金属ってすごくない? 光が通るほど薄くスライスできるってことでしょ? 物理の神様への挑戦といっても過言じゃないでしょ。
表面の模様は自由に描けるし、展示会や商業施設で映えることが約束されてるもんなあ。B2Bの展示会だからこそ見ることができた先端技術だよなあ。
巨大ディスプレイ+プロジェクションマッピングで圧倒的な没入感
ライブエンターテイメント/イマーシブ/XR/体験デザインがテーマとなっていた同ブースですが、他にも映える展示がありました。
それがこちらの「DIVE into RACING」。 富士スピードウェイを完全3D化。視界いっぱいに広がるウォールディスプレイとプロジェクションマッピングで視界をジャックしたうえで、可動式レーシングコックピットから伝わるハプティクスで圧倒的な没入感を生む技術です。
ゲームではないので操作はできないのだけど、24時間耐久レースの限界走行シーンをドライバーの視点で楽しめるコンテンツとなっており、こちらも体験希望者の列ができるくらいの人気っぷりでしたねえ。