デスクトップPCの復権。シリーズ最強・52コアを誇るCore Ultra 9がやってくる
とにかくパワーを求めるあなたへ…。
パソコンの頭脳ともいうべきプロセッサー(CPU)は、年々進化を遂げています。このほどNeowinは、来年登場がうわさされる、Intel(インテル)の次世代デスクトップCPUについて報じましたよ。
52コアというつよつよ性能に!
Intelは、高性能なCore Ultraプロセッサーのシリーズを出しています。現在は第2世代となるシリーズ2が提供されていますが、デスクトップ向けにもシリーズ3の第3世代の開発が進行中。その構成は、7ラインナップのSKUになるとのリークが流れていますね。
もっともシンプルなCore Ultra 3プロセッサーから、ハイエンドなCore Ultra 9プロセッサーまで、Nova Lake-Sのネーミングにて準備が進められてきたシリーズ3。驚くべきは、そのコア数です。なんと最上位クラスのCore Ultra 9は、52コア構成になるとの情報が! まるでワークステーション向けXeonプロセッサーを思わせるようなスペック(現在のデスクトップ向けCPUは、ハイエンドモデルでもコア数は24~16です)。
デスクトップPCへ新たな魅力?
来年登場予定のCore Ultra 9プロセッサーは、ただコア数が飛び抜けているだけではありません。
計52コアのうち、16個はパフォーマンスを重視するPコアへ、32個は効率性を重視するEコアへ割り当てられます。そして、残る4個は、低消費電力のLPEコアになるんだとか。モバイル向けに、Meteor Lakeのネーミングで知られる初代Core Ultraプロセッサーで導入されたLPEコアへ、デスクトップCPUながら注力する構成が特徴的とされています。
高性能と省電力をあわせもつ、とにかくスゴそうなスペックの次世代デスクトップCPU。昔は自作パソコンの愛好家を中心に、デスクトップPCならではの存在感がありました。いまはすっかり、AIもゲームもこなせるし、もうノートPCだけでいいんじゃない? そんなラインナップのパソコンばかりの時代とはなりましたが、最大限にデスクトップPCのよさを引き出してくれるプロセッサーに仕上がってきそうです。
なお、うわさでは、まったく新しいソケットの「LGA1954」が採用される可能性があるとのこと。シリーズ3のデスクトップCPUを導入するには、マザーボードから入れ替えが求められそうです。
これは2026年のタイミングで、デスクトップPCが大刷新される発表となるのかもしれませんよね。