2025年版 自動車専門誌が選ぶ、最高の高級車 10選 快適な乗り心地とステータス
現代のラグジュアリーを定義するクルマたち
乗り心地、走行性能、実用性、デザイン、コストパフォーマンスなど、さまざまな観点からAUTOCAR英国編集部が選ぶ最高の高級車を10台紹介する。
優れた高級車といえば、何が思い浮かぶだろうか? おそらく、メルセデス・ベンツのSクラスやBMWの7シリーズなどのクルマを想像するのではないだろうか。しかし、時代は変わった。
この2台の由緒あるラグジュアリーセダンは今もなお健在だが、SUVの台頭により、高級車というものに対する従来の認識は大きく変化している。
SUVであれセダンであれ、高級車とは、優れた性能、最先端のテクノロジー、前部座席と後部座席の両方で比類のない快適性、豪華なインテリア、そして静粛性と乗り心地の良さなど、あらゆる面で頂点を目指したモデルである。
多くのオーナーにとって、高級車は何よりもステータスシンボルとなるだろう。大排気量のディーゼルエンジンやV8エンジン、さらには電気駆動やプラグインハイブリッド・システムを搭載したものもある。
今回は、現在英国で販売されている高級車の中からトップ10を厳選した。AUTOCAR英国編集部は、快適性、走行性能、実用性で同クラスの他車を凌ぐEV、BMW i7がその頂点に立つと考えている。
なお、さらに高価なロールス・ロイス、ベントレー、メルセデス・メイバッハなどのモデルについては、別枠で紹介したい。
(翻訳者注:各モデルの装備や価格は英国仕様に準じます。レクサスLSのように英国市場から撤退したモデル、あるいは未導入のモデルについては取り上げていません。)
1. BMW i7
デザイン:8点 インテリア:10点 パフォーマンス:9点 乗り心地とハンドリング:9点 コスト:7点
長所:最先端の車載機能群 パワフルで滑らか、そして静かな電動パワートレイン 乗り心地とハンドリングのバランスに高級感がある
短所:実走行での航続距離が物足りない ええと……好みが大きく分かれる外観 手頃な価格はもはや過去のもの
最大の特徴:オールラウンドなラグジュアリー
新しいBMW 7シリーズは、5つ星レベルの快適さと最先端のテクノロジーを誇り、中でもEVバージョンのi7は、今回のランキングでトップに君臨している。
「おそらく、もっと長い航続距離と、もっと目に優しい外観が望まれるところだろうが、それらの点を除けば、このバイエルン産の由緒あるモデルは、これ以上ないほどの完璧な仕上がりとなっている」
――マット・ソーンダース、ロードテスト編集者
どのパワートレインを選んだとしても、人ごみの中で見失うことはまずないだろう。サイズが巨大であるだけでなく、フラットなサイドデザインと巨大なフロントグリルを備え、かなり “挑戦的” な外観となっている。
一方、インテリアは先代モデルから一線を画している。ゆったりとくつろげる広い居住空間に、最新技術と最高品質の素材をふんだんに採用。シートには驚くほど贅沢なカシミアウールトリムを選択できる。
7シリーズのドライビングはクラス随一で、最大545psのパワーに加え、ランドローバー・レンジローバーやメルセデス・ベンツSクラスと肩を並べる、しなやかで安定した乗り心地を実現している。
デザイン以外で不満点を1つ挙げるとすれば、航続距離だ。公式には620kmとされているが、AUTOCAR英国編集部のテストでは425kmという残念な結果となった。
2. メルセデス・ベンツSクラス
デザイン:9点 インテリア:9点 パフォーマンス:8点 乗り心地とハンドリング:9点 コスト:8点
長所:万能なハイブリッド・パワートレイン 世界トップクラスの車内環境
短所:走行時の静粛性や滑らかさは期待したほどではない 一部の運転支援システムが煩わしい
最大の特徴:ショーファーカーとしての魅力
BMWの7シリーズはまだ発売から間もない最新モデルだが、現行モデルのメルセデス・ベンツSクラスは2020年から販売されている。
「これほど長く重いクルマが、Sクラスらしくスムーズに操れるのは驚くべきことだ」
――リチャード・レーン、ロードテスト副編集長
Sクラスのインテリアは、市販車の中で最も豪華なものの1つであり、移動中に座る場所として物質的な快適性でも群を抜いている。アンビエントライトとコネクティビティは非常に良く設計されており、多数のデジタルスクリーンも目障りではなく実用的だ。
ガソリン、ディーゼル、ハイブリッドといったパワートレインのラインナップにもほとんど弱点はない。エントリーモデルのS 350d(最高出力321ps)から、驚異的な加速を誇るAMG S 63 Eパフォーマンス(同612ps)まで、幅広い選択肢が用意されている。
大型のエンジンではなく、大容量のバッテリーを搭載したEVをお探しなら、EQS(後述)を検討してみよう。Sクラスと同等のラグジュアリーと走行性能を備え、2024年のアップデートにより、1回の充電で最大770kmの走行が可能になった。
3. BMW iX
デザイン:7点 インテリア:9点 パフォーマンス:9点 乗り心地とハンドリング:8点 コスト:8点
長所:卓越した洗練性と乗り心地 SUVらしい広さと汎用性 惹きつけられるインテリア
短所:賛否両論のあるスタイリング 走行性を高めるため、エネルギー回生のレベル調整の改善が必要
最大の特徴:シートの快適性
2021年にBMW iXが発売されたとき、AUTOCAR英国編集部はこの大型電動SUVを「他のBMWとは一線を画すもの」と評した。
「iXは、10万ポンド(約1950万円)近い価格帯のラグジュアリーカーとして、魅力的な性能と高い完成度を誇っている」
――リチャード・レーン、ロードテスト副編集長
一部の批評家は、このクルマの外観とBMWのデザイン理念からの逸脱について、より厳しい表現を使って批判している。しかし、2025年にエクステリアが変更されたことで、以前よりもかなり良くなっている。
また、この年はパワートレインとバッテリーにも数多くのアップグレードが施された。80psの出力向上により、エントリーモデルのiX xドライブ45でも最高出力407psと最大トルク71.3kg-mを発生し、大型化した94.8kWhバッテリーにより最大602kmの航続距離を実現している。
iX xドライブ60は543psと78.0kg-m、そして685kmの航続距離を誇るが、最も注目すべきはM70で、668psと112kg-mのパワーで0-100km/h加速を3.8秒で達成する。
とはいえ、ミドルグレードのスペックを超えて、内臓が激しく揺さぶられるほどのパフォーマンスが必要なのかどうかは、依然として疑問だ。
iXを選べば、上品でラグジュアリーな雰囲気、世界トップクラスの洗練された走りとドライバビリティ、瞬時に応答するパワー、他の電動SUVとは一線を画す実環境での航続距離を享受できる。
4. ポルシェ・カイエン
デザイン:8点 インテリア:8点 パフォーマンス:9点 乗り心地とハンドリング:9点 コスト:8点
長所:すっきりとした高級感あふれるインテリア、車載システムも改良済み 運転の満足度では依然としてクラスのベンチマーク ほとんどのシーンで非常に快適な乗り心地
短所:一部の競合車に比べて遮音性が劣る PHEVの電気のみの航続距離は良好だが、クラス最高ではない PHEVは重くハンドリングが良くない
最大の特徴:ドライビングダイナミクス
カイエンは、スポーツカーのようなドライビングダイナミクス、高級感あふれる仕上げ、優れたエルゴノミクスを融合させた非常に印象的なクルマである。
「シンプルかつ伝統的、そして本当に楽しめる高級SUVを購入し、ずっと乗り続けたいと願う方には、このクルマがぴったりかもしれない」
――リチャード・レーン、ロードテスト副編集長
このセグメントの他車と比べると、カイエンの乗り心地はやや安定感に欠けるかもしれないが、その力強いV8エンジンとダイナミックな走りに匹敵するクルマはほとんどない。
カイエンのインテリアは息を呑むほどの質感を誇り、全体的な洗練性の高さはライバルにもひけをとらない。パフォーマンスも頼もしく、ディーゼルエンジンは廃止されたものの、2種類のプラグインハイブリッド、V6ターボ、V8ターボがラインナップされている。
カイエンの標準ボディはかなり流線形で、箱型とは言い難いが、それでも物足りない、あるいは特別感に欠けるという方には、さらにスタイリッシュなカイエン・クーペも用意されている。
また、911 GT3の成分が注入されたワイルドなGTもあり、ニュルブルクリンクで最速のSUVという栄誉ある称号を手に入れている。
5. ランドローバー・レンジローバー
デザイン:8点 インテリア:9点 パフォーマンス:8点 乗り心地とハンドリング:10点 コスト:5点
長所:広大な居住空間 賢いPHEVシステム 優れたパフォーマンス
短所:大径ホイールでは洗練度が低い 高価 重い
最大の特徴:オフロード性能
最新の5代目レンジローバーは、かつてのやや高級化した農業用トラックから大きく進化した。
「キャビンの静粛性と乗り心地の安定性は、このクラスでは比類なく、おそらく数クラス上のクルマにも劣らないだろう」
――マット・プライヤー、編集委員
中身は、ランドローバーのMLAフレックス・プラットフォームを採用したまったく新しいもので、80%をアルミニウムで構成することで軽量化と高剛性(ねじれ剛性は旧型より50%向上)を実現している。
精密に調整されたエアサスペンション、48Vアクティブアンチロールバー、四輪ステアリングとの組み合わせにより、高い精度と驚くべき俊敏性を発揮する。走行中のノイズはささやき声のように静かだ。
ガソリン、ディーゼル、ハイブリッドといったパワートレイン・ラインナップにより、誰もが自分に合ったレンジローバーを選択できる。EVモデルも近日中に登場予定だ。
PHEVモデルのP440eおよびP510eは、電気のみで最大113kmを走行できる。
シリーズの最上位モデルは、最高出力530psの4.4L V8ガソリンエンジン(BMW製)を搭載している。
どのモデルを選んでも、伝統的なファーストクラスのクオリティと快適さ、そして最新のテクノロジーを融合させたインテリアを楽しむことができる。ゆったりとくつろげる十分なスペースも備わっているが、ホイールベースを延長したバージョンも用意されている。
突き詰めると、高級車に求めるもの、必要なものはすべて、レンジローバーが満たしてくれる。最近の価格は10万ポンド(約1950万円)弱とかなり高額だが、この数字以上の価値があることは、このクルマが証明している。
6. メルセデス・ベンツEQS
デザイン:8点 インテリア:9点 パフォーマンス:9点 乗り心地とハンドリング:9点 コスト:8点
長所:素晴らしく贅沢な移動 ゆとりあるパフォーマンス 多くの最新機能
短所:ポルシェ・タイカンのような走りの洗練性に欠ける Sクラスほど快適ではない 高価
最大の特徴:EVとしての航続距離
メルセデス・ベンツは、BMWとはかなり異なるアプローチでフラッグシップEVセダンを開発している。7シリーズとi7はプラットフォームを共有しているが、SクラスとEQSはまったく別のクルマだ。
「EQSは、Sクラスの名にふさわしいあらゆる要素を備えている。本当に素晴らしい、贅沢な旅を楽しむことができる」
――マット・ソーンダース、ロードテスト編集者
EVの静かな走行は、間違いなく高級車に適しており、EQSはまさに生まれるべくして生まれたモデルと言える。空気抵抗係数(Cd値)はわずか0.20で、エアベントを排除したデザインが効果を発揮している。120kWhの大容量バッテリーと組み合わせることで、EQS 450+では実走行で640km近い航続距離を達成できる。
車内は広々としていて静かで、乗り心地もまずまずだ。しかし、インテリアの一部の素材は、10万5000ポンド(約2050万円)以上の価格帯のクルマに期待される水準には達していない。
AUTOCAR英国編集部が試乗したEQSは非常に大きなホイールを装着していたため、少なくとも英国の道路では最高と言えるものではなかった。
7. ランドローバー・レンジローバー・スポーツ
デザイン:8点 インテリア:9点 パフォーマンス:8点 乗り心地とハンドリング:9点 コスト:7点
長所:卓越した機械的洗練性と低速での高級感 幅広い走行性能 改良されたインテリア
短所:このエクステリアを嫌う人もいる ライバル車よりも15~20%ほど高価 SVは特に高価
最大の特徴:パフォーマンス
先代のレンジローバーも決して小さいクルマではなかったが、新型は欧州の道路ではまさに巨獣のような存在だ。四輪ステアリングと直線的なサイドラインにより、扱いやすさは確保されているが、もう少し小型のレンジローバーを体験したいという人もいるだろう。レンジローバー・スポーツは、その卓越した機械的洗練性と高級感をはじめ、フルサイズの兄弟車と多くの共通点がある。
「レンジローバー・スポーツは、高級SUV、本格的なオフロード車、そして大きく包み込むような車体を持ち、ドライバーズカーに期待されるすべての要素を兼ね備えている」
――マット・ソーンダース、ロードテスト編集者
特に際立っているのは、かなりの重量をコントロールし、レスポンスの精度を高め、ドライバーズカーとしての存在感を確立している点だ。運転は決して難しくなく、フィーリングにも優れ、少なくともある程度の一体感も備わっている。
では、欧州の道路に適しているのなら、本来のレンジローバーよりも優れた『レンジローバー』であると言えるのではないだろうか? 残念ながら、そうとは言い切れない。インテリアの素材の一部のクオリティが、望ましいものではないからだ。他の高級車と比較すると、その点で数段劣ってしまう。
8. アウディA8
デザイン:8点 インテリア:7点 パフォーマンス:8点 乗り心地とハンドリング:7点 コスト:7点
長所:非常に快適な乗り心地 広いレッグルーム 優れたインテリアの質感
短所:旧式化 PHEVモデルの電気のみでの走行距離が短い
最大の特徴:上品さ
アウディA8は、このリストの中で最も古いクルマの1つだ。同クラスのライバルよりも洗練度に欠けているが、その上質なインテリアは、文明が滅びても残るような耐久性を感じさせる。しかし、最新のBMW 7シリーズやレンジローバーのような特別感は薄い。
「全体として、A8はSクラスが持つような走りの優雅さを欠いており、7シリーズのようなドライビングの魅力も引き出せていない」
――リチャード・レーン、ロードテスト副編集者
しかし、2022年の改良により、アウディのフラッグシップセダンとして最新の技術が詰め込まれた。
A8には全車、アダプティブ・エアサスペンションが搭載されているが、スポーティなV8エンジン搭載のS8には、「プレディクティブ・アクティブ・サスペンション」と呼ばれるシステムが採用されている。これは、前方のカメラと、電動アクチュエーター付きのエアサスペンションシステムを組み合わせたものだ。
エアスプリングと48Vアクティブアンチロールバーのおかげで、実にスムーズな走りを実現している。段差やスピードバンプも驚くほど滑らかに通過する。
ただし、ノイズと振動を防ぐ性能に関しては、このリストの上位のモデルには及ばず、サスペンションは短く鋭い入力を効果的に吸収できない。
パワートレインは、最高出力286psのディーゼルエンジンと340psのガソリンエンジンから選択できる。四輪駆動を標準とし、燃費を良くするための48V電気システムも搭載されている。
9. BMW X7
デザイン:8点 インテリア:8点 パフォーマンス:9点 乗り心地とハンドリング:8点 コスト:7点
長所:日常的な使い心地の良さと優れたハンドリングの絶妙なバランス 素晴らしいパフォーマンス 優れた運転視界、広大なスペース、豪華な素材
短所:レンジローバーほど静かではない ポルシェ・カイエンほど洗練されていない
最大の特徴:実用性
BMWは、X7は単にX5の大型版ではなく、限定的なオフロード走行に対応する7シリーズと位置付けている。
「カイエンほどの走りの満足感はないが、ハンドルを握ると、おそらく他のフルサイズSUVよりも、その洗練された走行性能に満足感を得ることができるだろう」
――マット・ソーンダース、ロードテスト編集者
もちろん、BMWの説明だけでは、2ボックスで7人乗りのクルマであるという事実は伝わりにくいが、同社のデザイナーやエンジニアが何を重視していたかはよくわかる。X7は、セダンの7シリーズと同等の走りを目指してチューニングされている。
そのサイズと重量をうまくコントロールし、コーナーリング時には驚くほど正確かつスポーティな走行感覚を提供しつつ、乗り心地は快適で姿勢を乱すことはない。
X7は、マイルドハイブリッドアシスト付きの直列6気筒ガソリンエンジンとディーゼルエンジンをはじめ、強力なパワートレイン・ラインナップを揃えている。AUTOCAR英国編集部は滑らかで活発な前者(最高出力380psのxドライブ40i)を試乗したが、X7のキャラクターには、トルクフルで燃費の良い後者(352psのxドライブ40d)が最適だろうと推測している。
もっと派手で贅沢なクルマをお求めの方には、M60iがある。M専用チューンを施した530psのツインターボ4.4L V8エンジンを搭載し、0-100km/hをわずか4.7秒で達成する。
10. メルセデス・ベンツEQS SUV
デザイン:7点 インテリア:6点 パフォーマンス:8点 乗り心地とハンドリング:7点 コスト:7点
長所:優れた効率と巨大なバッテリーにより、長距離走行が可能 長距離でも非常にリラックスできる 車内がとても広い
短所:インテリアは汎用性やラグジュアリー感に欠ける 低速走行時の乗り心地はかなり悪い 非常に高価
最大の特徴:ロードノイズの低減
前述のEQSセダン(このリストの5位)は、Sクラス(同2位)とはまったく異なるプラットフォームを採用している。そしてこのEQS SUVは、その少し不格好な名前から想像できる通り、EQSセダンとプラットフォームを共有している。
「ドライブトレインは印象的で、シャシー技術により、EQS SUVはそのかなり大きな重量を驚くほどうまく処理している」
――イリヤ・バプラート、ロードテスター
ステアリングフィールは驚くほど明確で、洗練度は非常に高い。ロードノイズも事実上ないに等しい。
ごくわずかな風切り音を我慢しなければならないが、それも高速道路を走行しているときだけだ。神経を集中させれば、道路の凹凸を感じることができるだろうが、それでも地球の自転を感じようとするのと同じくらいのレベルだろう。
EQS SUVは、巨大なボディにより、広大な車内空間を生み出している。高い位置に設置された2列目シートは、十分なレッグルームを確保しており、3列目シートを立てた状態でも、荷室スペースは十分にある。
EQSと同様、大容量バッテリーにより航続距離も長い。
しかし、EQS SUVがこのリストでもっと上位にランクインするには、インテリアの改良が必要だろう。プラスチック製のエアベントやピアノブラックのセンターコンソールは不相応で、実際の価格よりも半分くらい安く見えてしまう。
最高の高級車を選ぶには?
高級車を選ぶ際には、ボディスタイル(セダンかSUVか)や、その使用目的を考慮すべきだ。価格、広さ、快適性、機能性については、それほど気にならないだろう。
AUTOCAR英国編集部のイチオシは、これらすべての要素を最もバランスよく融合したBMW i7だが、家族全員にぴったりの高級車をお探しの方は、ポルシェ・カイエンまたはBMW iXを検討してみてほしい。
テストと選定方法
AUTOCAR英国編集部のロードテスト(公道試乗)チームの経験と専門知識、蓄積されたデータを用いて、今回のリストを作成した。乗り心地、走行性能、実用性などを考慮して、英国で現在販売されている高級車の中から特に優れた10台を厳選した。
よくある質問 Q&A
■高級車とは何か?
高級車は、他のジャンルよりも優れた快適性、先進技術、高級素材、卓越したパフォーマンスを提供するように設計されたハイエンドモデルだ。多くの場合、最先端の安全システム、豪華なインテリア、パワフルなエンジン、滑らかで静かな乗り心地を特徴としている。
■高級車を製造している自動車メーカーは?
メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、レクサス、ロールス・ロイス、ベントレー、ポルシェなど、多くのメーカーが高級車を製造している。
■高級車の大きさは?
高級車で一般的なボディスタイルは、セダンまたはSUVだ。この2つのボディスタイルが最も実用的で、快適性を向上させるためのハイテク装備も搭載しやすいからだ。また、セダンとSUVはボディサイズが比較的大きいため、ゆったりとした空間で快適なドライブを楽しむことができる。