「スイッチ2」が“ゲリラ販売” 発売開始から2週間強で “転売相場”は下落か
6月5日の発売後も争奪戦が続く任天堂の家庭用ゲーム機「Nintendo Switch 2(ニンテンドースイッチ2)」ですが、東京・秋葉原のヨドバシakibaなど一部の販売店で21日、「抽選なし」で店頭で売る“ゲリラ販売”が始まりました。実際、同日の14時すぎにヨドバシakibaで「完売しました」と掲出されていました。SNSでも「店頭で買えた」という声も寄せられ、発売開始から2週間強での出来事に驚きの声が出ています。理解の一助になる記事を紹介し、今後のポイントを考えてみます。
ココがポイント
東京都内のヨドバシカメラ数店舗に確認したところ、確かにSwitch 2の店頭販売が始まっていた。
出典:ITmedia Mobile 2025/6/21(土)
PS5のゲリラ販売が、2021年1月30日(土)に秋葉原にあるヨドバシAkibaで(中略)販売の様子があまりにもカオス
出典:GIGAZINE 2021/1/30(土)
ハード推定販売台数 Switch2/15万3205台(累計110万1136台)
出典:ファミ通.com 2025/6/19(木)
(佐々木俊一郎教授)安直に転売された商品に飛びつかないという社会的な雰囲気を醸成していくことも大事
出典:NHK 2025/6/5(木)
エキスパートの補足・見解
入手困難な商品を突然販売して瞬間的に買えるようにする手法は“ゲリラ販売”などと呼ばれていて、5年前に人気だったPS5などでも実施されました。ただしヨドバシでは、クレジットカード「ゴールドポイントカードプラス」を所持すること、ヨドバシグループでスイッチ2の購入履歴がないことが条件です。個人や組織での複数台購入の阻止……転売対策が理由と考えられます。
誰もが制約なく買える、本当の意味での一般販売というわけではありませんが、それでも運次第で入手できる可能性が出てきたわけです。
最近のスイッチ2は、中古の買取価格が上昇傾向にありましたが、現在また下がりました。フリマサイトの販売価格も6万円を割りそう。“転売相場”の下落に影響している可能性もあります。
今後のポイントですが、ある程度まとまった数のスイッチ2が継続的に販売されるかです。トランプ関税や中東情勢など部材の調達や流通、経済情勢などに悪影響がなければ良いのですが。
同時に任天堂の予約抽選に応募した人たち……優良顧客が今後無事に入手できるかも重要。ファミ通.comが毎週発表する販売動向によると、スイッチ2は2週間で累計約110万台を販売。今後も注目です。