macOS Tahoe 26はIntel Macをサポートする最後のOSに、Macがかつてないほど高性能で、生産的で、賢く

「macOS Tahoe 26」はIntel Macをサポートする最後のOSに

米Appleは6月9日(現地時間)、「macOS Tahoe 26」を発表した。今秋リリース予定のこのOSにアップデートできるMacは以下の通りだ。

MacBook Pro(16-inch,2019)、(13-inch, 2020)、iMac(2020)、Mac Pro(2019)はIntel Macだが残った。

 だが、Appleは開発者向けの発表動画で、「macOS TahoeはIntel Macの最終リリースになる」と発表した。

Appleは「Appleシリコンへの移行は2年前に完了」しており、「今こそAppleシリコンでの開発に注力し、イノベーションを生み出す時だ」としている。

macOS Tahoe 26で、Macがかつてないほど高性能で、生産的で、賢く

美しい新たなデザイン、電話アプリとライブアクティビティを使ったさらなる連係体験、これまでで最大のSpotlightのアップデート、拡張したApple Intelligenceの機能を導入します

カリフォルニア州クパティーノ Appleは本日、macOSの次期メジャーリリースとして、美しい新たなデザインと、ユーザーがさらに多くのことをできるようにするパワフルな機能を導入したmacOS Tahoe 26をプレビューしました。この新しいデザインにより、macOSの象徴的な要素がより表現力豊かに、楽しく、パーソナルなものになる一方で、デスクトップ、Dock、アプリ内のナビゲーション、ツールバーなど、すぐに使える親しみやすさは保たれます。ユーザーは、アップデートされたコントロールセンターや、フォルダ、アプリアイコン、ウィジェットのための新しいカラーオプションで、体験をさらにパーソナライズできます。電話アプリがMacに登場することで連係がさらに進化し、ユーザーは、履歴、連絡先、留守番電話や、通話スクリーニング1 、保留アシストなどの新機能を含め、iPhoneでの使い慣れた機能にアクセスできます2。また、iPhoneのライブアクティビティにより、搭乗予定のフライトなど、リアルタイムで起きていることをMacで把握することができます。Spotlightでは、これまでで最大のアップデートが行われ、Eメールの送信やメモの作成など、何百ものアクションを直接実行できるようになるほか、まったく新しいブラウジング体験を活用して、よりすばやくコンテンツにアクセスできます。

Apple Intelligenceは、あらゆる段階でプライバシーを保護しながら、Macの体験をさらなる高みに引き上げる、パワフルな新機能で拡張されます。ライブ翻訳は、テキストと音声を翻訳して、複数の言語間で簡単にコミュニケーションをとるのに役立ちます。ジェン文字とImage Playgroundは、創造力を広げる新しいオプションを提供します3。ショートカットは、賢いアクションと、Apple Intelligenceのモデルを直接活用できる機能によって、複雑なタスクを自動化できるようになり、これまで以上にパワフルになります。

「macOSは、Macの中核をなすものです。Tahoeによって、私たちはユーザーに最も愛されているものをさらに進化させます。パワーユーザーでも、Macを使い始めたばかりの人でも、生産性を加速させ、MacとiPhoneの間での作業をこれまで以上にシームレスにするさらに多くの機能を搭載しているので、あらゆる人にとって気に入るものがあるはずです。美しい新たなデザインと、驚くような連係体験、Spotlightのパワフルな機能強化、より賢くなったショートカット、Apple Intelligenceのアップデートにより、Macの体験がかつてないほど素晴らしいものになります」と、Appleのソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデント、クレイグ・フェデリギは述べています。

美しい新たなデザイン

美しい新たなデザインにより、macOSの親しみやすさはそのままに、これまでにない方法でMacの体験が向上されます。半透明の新しい素材であるLiquid Glassで作られており、周囲の光を反射したり屈折させたりします。Dock、サイドバー、ツールバーがより洗練され、ユーザーのコンテンツへの注目をさらに高めます。メニューバーは完全に透明になり、ディスプレイがさらに広く感じられます。メニューバーとコントロールセンターにどのコントロールを表示したり、どのようにレイアウトするかをカスタマイズする方法が追加されます。また、新しいデザインは、Macのさらなるパーソナライズを実現します。ライトまたはダークの外観や、カラフルな新しいライトおよびダークの色合い、優雅で新しいクリアな見た目により、アプリアイコンが生き生きと表示されます。ユーザーは、フォルダの色を変えたり、記号や絵文字を追加したりして、フォルダに個性を与えることもできます。また、パーソナライズされた壁紙とテーマカラーを組み合わせると、これまで以上に簡単に、Macをユーザーのスタイルに自然に溶け込ませることができます。

新しいデザインはmacOSの象徴的な要素をさらに上のレベルに引き上げ、斬新さを感じさせながら、いつまでも変わらないMacらしさも保っています。Macをロック解除した瞬間から、デスクトップにすぐに親しめます。

電話アプリとライブアクティビティによる新しい連係体験

連係によって電話アプリがMacで利用できるようになり、ユーザーは近くにあるiPhoneから携帯電話への通話をつなげるようになります。Macの電話アプリは、履歴、よく使う項目、留守番電話といったiPhoneの電話アプリの使い慣れた機能を備え、最新アップデートに含まれる通話スクリーニングや保留アシストなども利用できます。通話スクリーニングは、不明な番号からかかってきた電話に自動的に対応し、ユーザーが電話に出るかどうかを判断できるよう、発信者から情報を聞き出します。また、ユーザーが保留で待たされている時には、保留アシストを使うと、担当者につながるまで、順番を維持しながら待つことができ、ユーザーはMacで作業を続けることができます。

Macの新しい電話アプリで、ユーザーはiPhoneと同期された履歴、連絡先、留守番電話などの使い慣れたコンテンツに便利にアクセスでき、クリック1つで電話をかけることもできます。

近くにあるユーザーのiPhoneのライブアクティビティがMacのメニューバーに表示されるようになるため、ユーザーは乗車予定のUberや搭乗予定のフライト、スポーツの試合経過など、リアルタイムで起きていることを把握できます。ライブアクティビティをクリックすると、iPhoneミラーリングでアプリが開いて詳しい情報が表示されるので、ユーザーはMacから直接アクションを実行できます。

iPhoneのライブアクティビティがMacのメニューバーに表示され、ユーザーがクリックすると、iPhoneミラーリングでアプリが開き、より詳しい情報が表示されます。

Spotlightの過去最大のアップデート

Macで検索を行う中心的な場所のSpotlightでは、ユーザーが探しているものがこれまで以上に見つけやすくなるほか、アクションを実行するためのまったく新しい方法が提供されます。検索時には、ファイル、フォルダ、イベント、アプリ、メッセージなどの結果がすべて一緒に表示され、ユーザーとの関連度に応じて賢くランク付けされます。新しいフィルタリングオプションは、PDFやメールのメッセージなど、ユーザーが探しているものを的確にすばやく絞り込むことができます。また、Spotlightは他社のクラウドドライブ上に保存されている書類も結果に表示できます。さらに、探しているものが正確にわからない場合は、Spotlightの新しいブラウズ表示を使うと、アプリ、ファイル、クリップボードの履歴などを簡単に確認できます。

ユーザーは、Eメールの送信やメモの作成、ポッドキャストの再生などの何百ものアクションを、アプリ間を行き来することなく、Spotlightから直接実行できるようになります。

ユーザーは、Eメールの送信やメモの作成、ポッドキャストの再生などの何百ものアクションを、アプリ間を行き来することなく、Spotlightから直接実行できるようになります。どのアプリもApp Intents APIを使ってSpotlightにアクションを提供できるので、ユーザーはApple製アプリとデベロッパが開発したアプリのどちらのアクションも実行できます。また、キーボードから手を離すことなく、ショートカットを実行したり、作業中のアプリのメニューバーからアクションを実行したりすることもできます。Spotlightはシステム全体でユーザーの習慣を学習し、日常的に話している同僚にメッセージを送信するなど、パーソナライズされたアクションを提案してくれます。また、Spotlightには、ユーザーが探しているアクションを見つけるための短い文字列であるクイックキーも導入されます。

potlightには、ユーザーが探しているアクションを見つけるための短い文字列であるクイックキーが導入されます。

Apple Intelligenceのパワーを活用した、まったく新しい機能

ユーザーにとって有用で関連性の高いインテリジェンスを提供するパーソナルインテリジェンスシステムのApple Intelligenceが、あらゆる段階でユーザーのプライバシーを保護しながら、さらに有能になりました。

ライブ翻訳による、言語の壁を越えたシームレスなコミュニケーション:メッセージアプリでは、ライブ翻訳がメッセージを自動的に翻訳するので、海外旅行中に新しく知り合った友人と計画を立てている時も、ユーザーがメッセージを入力すれば翻訳され、相手が希望する言語で送信できます。返信を受け取った時も、それぞれのテキストはすぐに翻訳されます4 。FaceTimeでは、話し手の声を聞きながら、翻訳されたライブキャプションによって会話についていくことができます。また、電話アプリで通話している時は、ユーザーが話すのと同時にその言葉が翻訳されて相手に伝わります5。この機能は、すべてデバイス上で動作するAppleが構築したモデルによって実現されるため、会話のプライバシーが保たれます。

ショートカットがさらに賢く:まったく新しいレベルのインテリジェントなアクションにより、ユーザーは作文ツールによるテキストの要約やImage Playgroundによる画像の作成など、これまで以上にパワフルなショートカットを作成できます。また、ユーザーはデバイス上、もしくはプライベートクラウドコンピューティングによって、Apple Intelligenceのモデルを直接利用することで、情報のプライバシーを保ちながら、ほかのショートカットに送るレスポンスを生成できるようになります。例えば学生なら、Apple Intelligenceのモデルを利用して授業の音声の文字起こしと自分がとったノートの内容を比較し、書き取れていない重要項目があれば追加する、というショートカットを作成できます。また、幅広く世界中の知見や専門知識を求めて、ChatGPTの利用を選択することもできます。さらに、ユーザーが1日の特定の時間や、フォルダにファイルを保存する、ディスプレイに接続するといった特定のアクションを実行する時に、macOS上で自動的にショートカットを実行できるようになります。

ジェン文字とImage Playgroundのアップデート:macOS Tahoeは、ジェン文字を作成する新しい方法をユーザーにもたらします。ユーザーは既存の絵文字や説明から開始したり、髪の長さやアクセサリなどの個人的属性を変更したり、その瞬間にもとづいて表情を選んだりできるようになります。また、Image Playgroundでは、ユーザーは個人的属性や表情をさらに細かくコントロールすることもでき、ChatGPTによって油絵風やベクターアートなどのまったく新しいスタイルを利用できます。具体的なアイデアが浮かんだら、ユーザーは「任意のスタイル」をタップして自分の希望を正確に説明することができます。

リマインダーで生産性を向上:Apple Intelligenceは、Mac上のEメール、ウェブサイト、メモ、その他のコンテンツを確認して、最も関連性の高いアクションアイテムを見つけることができます。また、ユーザーはApple Intelligenceを使って、リマインダーをより管理しやすいように自動的にセクション別に分類することもできます。

FaceTimeのライブ翻訳を使うと、ユーザーは相手の声を聞きながら翻訳されたライブキャプションによって会話についていくことができ、言語の壁を越えたコミュニケーションを行うことができます。

新しいApple Gamesのアプリ、ゲームオーバーレイ、さらに多くのタイトル

macOS Tahoeは、すべてのゲームの拠点となる専用アプリ、Apple Gamesをプレイヤーに提供し、お気に入りのゲームにすばやく戻ったり、自分にぴったりの新しいゲームを見つけたり、まったく新しい方法で友人とプレイしたりすることがより簡単にできるようになります。新しいゲームオーバーレイでは、プレイヤーがゲームを離れることなく、便利にシステム設定を調整したり、友人とチャットしたり、友人をゲームに招待したりすることができます。低電力モードをオンにして、ゲームのセッションを延長し、バッテリー駆動中のプレイ時間を最大化することもできます。デベロッパ向けには、macOS Tahoeで、MetalFX Frame InterpolationやMetalFX Denoisingなど、さらに先進的なグラフィックスと次世代のレンダリングテクノロジーをゲームで利用できるMetal 4が導入され、よりなめらかなビジュアルと、より高速なフレームレートが実現できます。

新しいApple Gamesのアプリは、すべてのゲームを一か所にまとめ、友人たちとプレイする場をプレイヤーに提供します。

これらの機能強化に加え、デベロッパは近日公開予定の「紅の砂漠」や「InZOI」などのタイトルを含むエキサイティングな新作ゲームをMacのために提供し続けています。どちらのゲームも、MetalFX Upscalingなどのパワフルなソフトウェアテクノロジーを活用してパフォーマンスを高めながら、高品質なビジュアルを実現し、M3およびM4チップファミリーのレイトレーシングを活かして、画期的な体験を生み出しています。発売予定のタイトルには「Cyberpunk 2077」や「Cronos: The New Dawn」「Architect: Land of Exiles」「Lies of P: Overture」「HITMAN World of Assassination」「EVE Frontier」「Where Winds Meet」などがあります。

ゲームオーバーレイでは、プレイヤーがゲームを離れることなく、便利にシステム設定を調整したり、友人とチャットしたり、友人をゲームに招待したりできます。

macOS Tahoeのその他の機能:

世界最速のブラウザ6であるSafariは、新鮮かつ親しみのある体験を提供します。ツールバーに浮かぶように表示される丸みを帯びたタブデザインが採用され、一新されたサイドバーにはiCloudタブや保存済みといったユーザーが保存したコンテンツが見つけやすくなる新しいセクションが追加されます。Chromeと比較して、Safariではよく訪問するウェブサイトの読み込みは50パーセント高速7、ビデオのストリーミング時のバッテリー駆動時間は最大4時間長くなります8。また、ブラウジング時のトラッカーからの保護を強化するため、Safariでは先進的な指紋保護をあらゆるブラウジングにおいてデフォルトで提供します。

メッセージアプリでは、背景と投票が導入され、再設計された詳細表示によって会話内で共有されたものをユーザーが確認しやすくなります。また、グループでのタイピングインジケータによって誰が会話に参加するかを参加者が知ることができるようになるほか、グループチャットから新しい連絡先を簡単に追加したり、より自然な言葉づかいで検索したりできるようになります。

ジャーナルがMacに登場し、日々の瞬間や大切な出来事を、インスピレーションが沸いた瞬間にとらえて書き留めることができます。Macでは、よく考えた長いエントリでもタイプ入力しやすく、マップに表示することもできます。ユーザーは生活の様々な側面に応じて複数のジャーナルをつけることができ、それらはすべてApple製デバイス間で同期されます。

写真アプリはデザインがアップデートされ、美しいLiquid Glassの要素が採用されているほか、カスタマイズ性が向上、また、ワークフローが効率化され、iPadOSとのサイドバーの一貫性が高まりました。「ピンで固定したコレクション」がMacで利用できるようになるので、ユーザーはサイドバー上で1回クリックするだけで、最もよく使うコレクションにアクセスできます。また、フィルタリングと分類のオプションにすばやくアクセスする新しいボタンをすべての表示で見つけられるほか、コレクションタイルのサイズをカスタマイズできるようになるので、ライブラリを好きなように表示できます。

FaceTimeでは、最近通話した相手の美しい連絡先ポスターが、再設計されたライディングページに表示されるようになったほか、Liquid Glassのコントロールが画面右下に浮かんで溶け込むように表示されてスペースが広くなります。また、新しい「その他」ボタンでSharePlayやライブ翻訳などの機能にすばやくアクセスできます。

メモアプリには、メモのマークダウンファイルへの読み込み機能と書き出し機能が追加されるほか、電話アプリでの会話を文字起こし付きで音声録音として記録する機能に対応します。

アクセシビリティ機能にはMacのための拡大鏡が追加され、視覚に障がいがあるユーザーがiPhoneの連係カメラまたは接続されたUSBカメラを使って周囲を拡大表示し、ものを見たり読んだりしやすくなるように画像フィルタを適用できます。さらに、プレゼンテーションや本を斜めから見ている場合は視点を変えることもできます。そのほかにも、アクセシビリティを念頭に設計された、システム全体にわたるリーディングモードであるアクセシビリティリーダーや、点字ディスプレイに接続しているユーザーに使いやすいインターフェイスを提供するまったく新しい点字アクセス体験、乗り物での移動中に乗り物酔いを軽減するのに役立つ車両モーションキューなどが追加されます。

パスワードアプリでは、ユーザーはアカウントに加えた変更を簡単に確認することができ、保存されている以前のバージョンのパスワードや、変更時の詳細情報を確認できます。

Safariでは、ツールバーに浮かぶように表示される丸みを帯びたタブデザインや、一新されたサイドバーが採用され、新鮮でありながら親しみのある体験を提供します。

提供について

これらの機能はすべて、本日よりdeveloper.apple.com/jpでApple Developer Programを通じてテスト用に提供されます。パブリックベータ版は来月、beta.apple.com/jaでApple Beta Software Programを通じて提供されます。このリリースはこの秋、無料のソフトウェアアップデートとして提供されます。詳述されているApple Intelligenceの機能を利用するには、iPhone 16の全モデル、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max、iPad mini(A17 Pro)、M1以降を搭載したiPadとMacのモデルを含む、対応するデバイスが必要です。Apple Intelligenceが有効になっていて、Siriとデバイスの言語を同じ対応言語に設定する必要があります。対応する言語は、日本語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語(ブラジル)、スペイン語、韓国語、または中国語(簡体字)です。今年の年末までに、さらに多くの言語が対応する予定です。これには、デンマーク語、オランダ語、ノルウェー語、ポルトガル語(ポルトガル)、スウェーデン語、トルコ語、中国語(繁体字)、ベトナム語が含まれます。詳しくは、apple.com/os/macosおよびapple.com/jp/apple-intelligenceをご覧ください。提供される機能は変更される場合があります。言語や地域によっては一部の機能を利用できない場合があります。また、利用できる機能は、現地の法律や規制によって異なる場合があります。詳しい提供状況については、apple.com/jpをご覧ください。

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