スイッチ2の抽選3回目でも“落選祭り” 長嶋茂雄さん逝去でもトレンド1位 気になる任天堂への「怒り」
日本だけで220万の購入希望者が殺到した新型ゲーム機「Nintendo Switch 2(ニンテンドースイッチ2)」(6月5日発売)。任天堂のサイト「マイニンテンドーストア」で3回目の抽選結果が3日に発表されました。ネットでは落選を嘆く“落選祭り”が再び展開され、「X」では「Switch 2」と「中村悠一」のワードが、トレンド1・2位に浮上。この日は、元プロ野球選手・長嶋茂雄さんの逝去が話題だったにもかかわらずです。それだけにスイッチ2の注目度の高さを感じますが、以前と比べて「不穏な空気」も感じました。
ココがポイント
中村悠一(@nakamuraFF11) 2025年6月3日午後2時9分の投稿
任天堂株式会社(@Nintendo)2025年6月2日午前10時4分の投稿
(任天堂・古川社長)今後も相当数を生産・出荷していく計画を立てている(中略)皆様のお手元に少しでも多くスイッチ2をお届け
出典:毎日新聞 2025/5/9(金)
PS5は、5万円以上する高額商品にもかかわらず、約2年で世界累計3000万台以上を出荷したものの(中略)“品薄”に
出典:河村鳴紘 2023/2/5(日)
エキスパートの補足・見解
今回のポイントは三つ。一つ目は、任天堂のネット情報番組「ニンテンドーダイレクト」のナレーションを担当し、ゲーマーでもある声優の中村悠一さんの変わらずの注目度の高さです。中村さんが落選の報告投稿をする前から「中村悠一」のワードがトレンド入りし、自身の当落よりも中村さんの当落が気になるという声も。そして「長嶋さん」のトレンドの順位を抜いたことは、驚きました。
二つ目は、落選者は次回(4回目)の抽選に自動的に回されることで、この仕組みであれば、販売店などの抽選に挑みつつ、我慢できれば「スイッチ2」が希望者全員の手元に届きます。PS5では約2年間も待ったわけで、それを考えれば……。
三つ目は、任天堂の転売阻止対策を絶賛していたSNSが、任天堂にスイッチ2が入手できない「怒り」の声を向け、かつ目立ち始めたこと。任天堂がスイッチ2のソフトを紹介する投稿をしたとき、わざわざ文句を書き込んでいます。いら立ちは理解できますが、この手の書き込みは少々キツイ言い方になりますが、カスハラに近いものを感じます。品不足は新型ゲーム機発売時の“恒例行事”ですし、それこそ中村さんのような余裕を持てば良いのに……と思う次第です。