メルセデスAMGのオリジナルスーパースポーツであるAMG GTの4ドア版となるクーペモデルを、ついに公道試乗する機会を得た。このモデルはEクラスワゴンやCLSなどと同じアーキテクチャをベースにAMGが独自で開発を行なった5ドアのハッチバックボディが与えられており、ポルシェ・パナメーラなどをライバルとする位置付けとされるモデルである。
今回試乗したのはラインナップの中でも最もハイパフォーマンスなモデルであるAMG GT 63 S 4MATIC+。搭載されるエンジンは4.0LのV8ツインターボで、最高出力は639馬力、最大トルクは900Nmを発生。そして9速のMCTを介して駆動力配分を可変することが可能なAWDである4MATIC+によってその強烈なパワーを路面に伝える仕組みを持つ。
サスペンションは減衰力が可変するAMGのライドコントロールを用い、さらにエアサスペンション仕様とされている。タイヤ&アルミホイールは21インチサイズを与え、リアは315という極太タイヤを装着。ブレーキはカーボンセラミックのブレンボを備えている。
今回はそんなメルセデスAMG GT63S 4MATIC+の内外装をチェック。外はど迫力、中はド派手なこの1台をLOVECARS!TV!キャスターで自動車ジャーナリストの河口まなぶがチェックする。