トヨタ新型「“5人乗り”GRスポーツカー」に反響集まる! 全長4.4m“ちょうどいい”ボディ&「1.6リッターエンジン300馬力超え」! 大幅進化の「GRカローラ」販売店に集う声とは?
■大幅進化の最新「GRカローラ」の特徴とは?
トヨタ「GRカローラ」は、トヨタの高性能スポーツモデルとして2022年の初代モデル登場以来、モータースポーツの知見を活かした大幅な進化を遂げ、2025年2月4日に大幅改良モデルが日本での注文受付を開始し、同年3月3日に発売されました。
そんな大きく進化を果たしたGRカローラには、現在どのような反響が寄せられているのでしょうか。
このモデルは、トヨタ「カローラスポーツ」をベースに、ボディ剛性を高めるブレースの追加や軽量化を実現し、全長4410mm×全幅1850mm×全高1480mm、ホイールベース2640mmのサイズを誇ります。
エクステリアは、フェンダーを片側30mm拡幅し、大開口のフロントロアグリルやサイドフェンダーダクト、ディフューザー形状のリアバンパーで空力性能を向上させ、アグレッシブな印象を与えます。
インテリアには、2列シート5人乗りのレイアウトを採用。
コックピット周りには、スポーツ走行向けの視認性の高いメーターディスプレイ、ショートストロークのシフトレバー、手引き式パーキングブレーキが装備されています。
パワートレインは、GRヤリスと共通の1.6リッター3気筒インタークーラーターボエンジン「G16E-GTS」を搭載し、最高出力304馬力、最大トルク400Nmを発揮します。
トランスミッションは6速マニュアル(iMT)に加え、新開発の8速オートマチック「GAZOO Racing Direct Automatic Transmission(GR-DAT)」を採用し、変速スピードを向上させました。
冷却性能も強化され、GR-DAT搭載車には水冷式ATFウォーマー&クーラーや空冷式ATFクーラーが標準装備され、サーキット走行向けにサブラジエーターやブレーキダクトも設定されています。
さらに、GPSでサーキット内を認識する「サーキットモード」を新設し、4段階のアンチラグ制御、スピードリミッターの上限引き上げ、クーリングファンの出力最大化を備え、スマートフォンアプリと連携したシフトタイミングインジケーターも導入されました。
操縦性はクラッチ操作性の改良やシャシー締結部の強化で向上し、オプションの「SPORT Package」では専用セミバケットシートやウルトラスエード素材のステアリングなどが選べます。
2025年夏頃には、締結剛性向上ボルトセットや旋回性能向上サスペンションセットなどのアップグレード部品も発売予定です。
性能面では、初代モデルから8速ATの追加、冷却性能の強化、空力性能の改善、サーキットモードの新設、操縦性の向上が際立ち、公道での実用性とサーキットでの高性能を両立しています。
なお価格(消費税込み、以下同)は6速MT車が568万円、8速AT車が598万円です。
■販売店への反響は?新型の人気はどうなのか
そんなGRカローラですが、販売店にはどのような反響が寄せられているのでしょうか。
関東圏のGRガレージの担当者は次のように話します。
「数多くのお問い合わせをいただいておりますが、現状では抽選申し込み受付が2日で終了し、再開の目処が立っていない状況です。
東京全体では、110台ほどの準備をさせていただいておりますが、注文に際しての面談が160件程度予定されていますので、今の時点で入手するのは厳しいかもしれません。
『サーキットでも走れるし、ファミリーカーとして見ても実用性に優れているし、ちょっとしたスポーツ走行にも使いたいからじっくり待とうかな』、『ギア選択から解放されて、ステアリングやブレーキ操作に集中するだけで済むから、GR-DATに期待している』といったお言葉をいただきました」
さらに、関西圏のトヨタGR販売店担当者は次のように話します。
「転売対策に注力しながら販売しておりますので、どういった理由で欲しいか、といったポイントが明確なお客様を優先し、面談を踏まえて販売しております。
現状、抽選には多くの応募をいただいており、販売枠が埋まってしまっています。
『GRヤリスも欲しいけれど、4ドアだから少し乗り降りのしにくさがあって、そこを比較してGRカローラを選ぶことにした』、『少しカスタムをして、メインカーとして使いたいので楽しみ』といったお客様がGRカローラに期待を寄せられているお声をいただくことが印象的です。
今後が見通しにくい状況ですが、『イヤーモデル制』になる可能性もあり、来年にもある程度生産されることが考えられますので、続報をお待ちいただければと思います」
これらからGRカローラは供給不足の中、熱狂的な支持を受けているモデルであることが分かりました。