日産エスピノーサ社長、26年度までに黒字化未達なら退任 追浜と湘南工場の存廃は「現時点で明言できない」

日産エスピノーサ社長、26年度までに黒字化未達なら退任 追浜と湘南工場の存廃は「現時点で明言できない」

経営再建を進める日産自動車のイバン・エスピノーサ社長は23日、神奈川新聞の単独インタビューに応じ、自動車事業を2026年度までに黒字化する計画を達成できなければ退任する意向を示した。日産は27年度までにグループの15%に当たる2万人を削減し、国内外17の完成車工場のうち七つを閉鎖する方針。従業員やサプライヤーに「痛み」を強いる以上、「覚悟を持って取り組む」と述べた。

 神奈川県内にある追浜工場(横須賀市)と子会社の日産車体湘南工場(平塚市)の存廃については、「グローバルに生産拠点を見直している」と述べ、県外の工場を含めて「現時点で明らかにできない」とした。「競争力、サプライチェーン(供給網)、立地条件などを考慮し、ベストな選択をする」と答えた。

 リストラについては「関係者に不安が広がっていることは理解している」と述べ、数週間以内に「初期段階のプロセス」を示すという。従業員を中心に関係者向けの説明会の開催も検討し、「ベストを尽くして雇用は守る」と強調した。

 エスピノーサ社長は新たな再建計画「Re:Nissan(リ・ニッサン)」で、26年度までに24年度比で計5千億円のコストを削減する方針。中国を除く世界の生産能力を350万台から27年度までに250万台に圧縮して工場稼働率を3割引き上げ、24年度に2159億円の赤字だった自動車事業を26年度に黒字化させると説明している。24年度の連結最終損益は過去3番目に大きい6708億円の赤字だった。

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