「コメは買ったことがない」江藤拓農相が21日、辞任を表明。小泉進次郎大臣、備蓄米無制限放出で災害時は大丈夫?「正直申し上げて心配するほど出ません」

小泉進次郎大臣、備蓄米無制限放出で災害時は大丈夫?「正直申し上げて心配するほど出ません」

自民党の小泉進次郎農水大臣が23日、フジテレビ系「サン!シャイン」に生出演。備蓄米を無制限に放出したら、災害時などで足りなくなったらどうする?という質問に答えた。

 谷原章介は進次郎大臣へ「備蓄米、残り68万トンぐらい。もし足りなくなったら、無制限に放出するとおっしゃってますが、どんな方策を?」と質問した。

 進次郎大臣は「備蓄米はいざというときに出すものですから、こういうときは躊躇なく出したいと思う。需要があれば無制限で出せばいいと、私は思う」とコメント。

 そして「よく、災害があるときの不安を持たれている方がいるが、熊本の地震と東日本大震災の経験で、どれだけ備蓄米を使ったかというと、正直申し上げて、心配するほど備蓄米は出ません」とキッパリ。

 そのため「私はまず優先すべきは、これだけ主食のコメが高いということが世の中の空気を支配して、コメ離れが起きつつある。当たり前に外国のお米も棚に並んで、これでいいんだとなると、コメ農家さんの意欲もそぐことになる」と訴え「ここはいったん、国が前に出て、2000円台で出してくるんだって、マーケットにも受け止めていただいて、この異常高騰、食い止めたい。コメ離れ、これ以上進行させたくない」と決意を述べていた。

小泉進次郎氏が農水大臣になったら結局米の価格は下がるのか?田崎史郎氏「下がると思う」

政治評論家の田崎史郎氏が21日、TBS系「ひるおび!」で、小泉進次郎議員が農水大臣になったら米の価格は「下がると思う」の見解を述べた。

 この日は、「米買ったことない」発言で事実上の更迭となった江藤拓農水大臣の後任に、小泉進次郎議員が有力であることを報じた。

 その中で「小泉進次郎氏が農水大臣になると、結局米の価格は下がるのか?」という質問がなされたが、田崎氏は「ぼくは下がると思う」とコメント。

 その理由として「昨日の夜、石破さんと小泉さんは話し合っている」といい、進次郎議員はそのときに「米の価格を下げないといけないですね、と。(石破総理は)それはそうだねと。どんな手段を使ってもやっていいですか?やってくれで合意している。それで受諾した」と話し「実際に下がるかは、やってみないと分からないが、これまで以上に力を入れるのは間違いない」と話していた。

石破首相 お米は3千円台!→できなきゃ辞任 ネット荒れる「勝手に決めんな」「ハードル低すぎ」「それが高い」「2千円台!」「3900円じゃ意味ない」 玉木代表の質問も甘いと

石破茂首相が21日、国会で行われた党首討論で、高騰する米の価格について「米は(5キロ)3000円台でなければならないと思っております。4000円台などということはあってはならない。1日でも早く実現する」と述べた。

 国民民主・玉木雄一郎代表の「先ほど、新しい大臣の下で、コメの値段、必ず下げるとおっしゃった。どのように、いつまでに、5キロいくらまで下げますか。明確にお答えください」との質問に答えた。

 石破首相は「スーパー、小売の現場から、卸売、生産者、集荷業者にいたるまで、どこに、なぜ、どれだけのものが滞留しているかきちんと把握しないと、おなじない言っても仕方ないし、気合いで下がるものでもない。実際どこにどれだけあるのか明確にしたい」とし、「安定的な米の供給を政策として必ず実現しないといけない」と述べた。

 玉木氏が「5キロ3000円台に下がらなければ、総理として責任を取りますか?」と問うと、「これは責任を取っていかねばならないと思っております。下げると申し上げているわけですから。仮に下がらないなら、なぜ下がらないかきちんと説明するのは、政府の責任」と語った。

 ネットでも大きな話題に。「3000円台ってハードル低すぎます」「勝手に決めんな」「いやいや、2000円代に戻してよ。全然高いわ」「2000円台でお願いします」「税込だと4000円超える」「何勝手に3000円台が普通扱いにしようと企んでるんだ?」「お米3000円台でも高いのわかってるんやろか」「国民が4000円台で麻痺したと思ってるのかな?高くても2000円台だろ」「3000円台ってどこから出てきた数字だか…。3999円なら総理は辞めないのね」「去年まで、2000円台で買えたわ。なんで値上げしてるねん」「玉木さんも甘いよ。3900円でも3000円台なんだよな」「米は3000円台が適正?」「3900円じゃ、意味ない」と反応する投稿が相次いでいる。

精米店主「分かっていない大臣だった」 後任浮上の「小泉氏も心配」

「コメは買ったことがない」などと発言し批判を浴びていた江藤拓農相が21日、辞任を表明した。東京都内の精米店からは「消費者の感覚も現場の実態も分かっていない大臣だった。辞任は仕方ないだろう」との声が上がった。

 「発言にはびっくりした。飲み屋でのたわごとのようなものかもしれないが、肩書を忘れて言ってしまうのは脇が甘すぎる」。東京・原宿にある「小池精米店」の小池理雄(ただお)社長(53)は江藤氏の発言をこう振り返る。「地方の政治家ならば支援者からコメをもらうことはあるかもしれない。大騒ぎしなくても、と思う部分もあるが、大臣として続投してほしいと期待するほどではありません」

 昨年来のコメ不足の影響は肌で感じている。農家や卸業者による値上げは価格に転嫁せざるを得ない。販売先は飲食店が中心だが、「お客さんへの値上げの説明がやっと終わったと思ったら、農家さんや業者から『また値上げする』と言われることもある」。仕入れ先もコメの確保には苦労しており、「今月でおしまいです」と言う業者もいるという。備蓄米放出で流通量が増えたという実感はまだない。

 江藤氏の後任に浮上したのは、かつて農協改革などを打ち出した経緯がある小泉進次郎元環境相。小池社長は「改革マインドには期待している」としつつ、環境相在任中に「(気候変動問題に)セクシーに取り組むべきだ」と発言するなど独特の言い回しで話題になったこともあるため「何を言い出すか分からないという心配はある」と冷静な見方を示した。

 江藤氏は18日、佐賀市での講演で「私もコメは買ったことがありません。支援者の方々がたくさんコメをくださるんですね。まさに売るほどあります」「大変なんですよ、もらうのも。石とか入っているんですよ」などと発言していた。石破茂首相から厳重注意を受けた後、当初は続投する意向を示していたが与野党内で批判が強まっていた。

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏