インテルがPanther Lakeの動作プレビューを台湾で実施、発売は2026年初頭
インテルはCOMPUTEX TAIPEI 2025に関連したプレス向けイベントを台北市内で開催。次世代プラットフォームであるPanther Lakeの動作プレビューを実施した。
インテルはCOMPUTEX TAIPEI 2025に関連したプレス向けイベントを台北市内で開催。クライアントPC向け製品の最新ラインナップを公開し、次世代プラットフォームであるPanther Lakeの動作プレビューを実施した。
Panther Lakeは、Lunar Lake世代で達成した電力効率と、Arrow Lake世代の高性能コアによるマルチスレッド性能を両立することを目指す。
また、次世代の内蔵GPUを搭載し、グラフィックス、ゲーミング、AI性能のさらなる向上を期待できる。インテルの計画では、Panther Lakeは2025年下半期に生産が開始され、2026年初頭にコンシューマー向け製品が市場に投入される予定とアナウンスがあった。
デモでは、開発プラットフォーム上でPanther Lakeプロセッサーが動作する様子が示された。映像編集ソフトのDaVinci Resolveを使用したビデオ編集ワークロードデモでは、内蔵GPUとOpenVINOを活用したマスク作成や色変更といった作業が迅速かつ安定して処理される様子が披露された。
ClippyをフロントエンドとしたローカルLLMによるPythonコード生成デモや、Topaz Photo AIによる写真編集・強化(カラーバランス、アップスケール、ノイズ除去、ぼかし)デモも披露され、早期段階での性能と安定性がアピールされた。開発キットやODM(Original Design Manufacturer)による開発システムも展示され、エコシステム全体の準備が進んでいることが示された。