まさに「ロボコップ」…? タイが「サイボーグ警察」を導入へ
タイ王国国家警察庁が、公式Facebookページにて「AI警察サイボーグ 1.0」を発表。画像を公開しました。
警察官の制服を着て、タイ警察に属するヒューマノイドロボットです。
タイ北部のムアンチエンマイ郡に配属され、水の掛け合いが有名なタイの旧正月ソンクラーンにて、市民の安全のため警備を担当したといいます。
AI警察サイボーグにはどんな機能が?
警察に属するロボットにはどんな機能があるのかというと、まず周辺の防犯カメラ・ドローンにアクセスが可能。ロボット自身には360度のAIカメラが搭載されており、周辺にいる人の顔認識、行動解析、武器検出、ブラックリスト人物の洗い出しなどができるといいます。
ちなみに、サイボーグ警察が使用する動画解析は非常に優れており、ソンクラーンの水鉄砲と本物の銃を見間違うことはないそうです。
サイボーグ警察は、地元警察の司令室とも連携しており、地域の安全の見守りが主な業務。ソンクラーンのような大規模なお祭りでは、警備地域が広がることで手薄になるエリアが発生してしまうため、見回り強化が導入最大の目的です。
動いているとこ、誰も見たことないらしい…
AIとカメラが搭載されたヒューマノイドの警察…。それだけ聞くと、プライバシー含め監視社会化するのでは、と不安になります。
実際のところ、今は心配する必要もないのかもしれません。いや、心配するほど機能できはしないのかも、というのが正しいところ。
地下鉄にロボットを導入したニューヨークの例は、期待以下としてプロジェクト頓挫してますし、カリフォルニアで導入されたロボットポリスは助けを求める人を冷たくあしらうなど、効果的な働きは発揮できていません。
タイのサイボーグ警察においては、動いている姿を見た人がいないそうで…。動けないのか…、動きがギコちないのか…。とにかく今は不動で見守るスタイルのようです。