世界初、7.1.4ch/96kHzのリニアPCMをストリーミングする音楽配信サービス「Pure Audio Streaming」

世界初、7.1.4ch/96kHzのリニアPCMをストリーミングする音楽配信サービス「Pure Audio Streaming」

最大7.1.4ch/96kHzのリニアPCMを配信する定額ストリーミングサービス「Pure Audio Streaming」が発表された。

スマホ/PCでの操作画面のイメージ

独ミュンヘンで開催されるHIGHENDでのデビューを前に、アーリーアクセスプログラムを開始している。同プログラムはHIGHENDが開幕する5月18日に締め切られる。サービスの正式ローンチは7月25日だが、アーリーアクセスでは5月25日からサービスを使用できるようになる予定だ。

アーリーアダプタープログラムにおける料金は、500ドルと300ドルの2つのプランが設定されている。500ドルプランでは、再生するためのNVIDIA SHIELD TV Pro本体が無償提供される。どちらのプランもすべてのストリーミングコンテンツにアクセスでき、1年間のストリーミング再生の権利が与えられる。なお参加者はNDAを結ぶ必要がある。

7月25日の正式ローンチ後は、ステレオ/バイノーラルのハイレゾプランと、7.1.4chイマーシブサウンドまで網羅するプレミアムプランの2つが用意される予定だ。

Pure Audio Streamingでは、ブルーレイの「Pure Audio Blu-ray」で築いたノウハウをオンラインへ持ち込み、AURO-3Dフォーマットで、最大7.1.4ch/96kHzのPCM音源を楽しめる。既存の音楽ストリーミングサービスがイマーシブ音声の配信をロッシーコーデックで行っている中、Pure Audio Streamingは「ロスレス/非圧縮」を掲げ、スタジオマスターの空気感を保持したまま配信を行うことを強調している。

配信される楽曲の再生は、HDMI経由でのマルチチャンネルPCM出力に最適化。現時点の再生対応機器は、NVIDIA SHIELD TV ProやFire TV Stick 4K(2023)などのAndroid TV系ストリーマー、ならびに2021年以降のMac/Windows(Chrome)。いずれもHDMI 2.0以上でAVアンプに出力し、アンプ内のAURO-3Dデコーダーでデコードする。

またモバイル環境では、48kHzのAUROバイノーラル再生により、通常ヘッドホンでも立体音場を再生できるとしている。

サービスで再生できる楽曲は、ローンチ時点で300タイトル超のハイレゾ音源が用意され、ノルウェー2Lレーベルの「LUX」をはじめとするグラミー受賞スタジオ音源がラインナップに含まれる。今後はクラシック以外の作品も順次追加し、AURO-3D対応の映像つきコンテンツ配信も視野に入れているという。

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