猛威をふるうフィッシング詐欺 証券会社、越境消費者センター、セキュリティ会社など様々なものがきている

猛威をふるうフィッシング詐欺 証券会社、越境消費者センター、セキュリティ会社など様々なものがきている

パソコンを立ち上げて、多くの人がすることはメールボックスに届いた大量のフィッシング詐欺と思われるメールを削除することではないでしょうか。その中から、必要な自分宛てのメールを探し出す。本当に迷惑なメールです。

しかし、ついうっかり正規のメールと勘違いして、メールに載るURLをクリックして、偽サイトにアクセスし情報を窃取される事例も後を絶ちません。

今、証券会社をかたったフィッシング詐欺メールが多く届いていますが、各社からの注意喚起を含めて、どのような詐欺メールがきているのか。情報をまとめます。

ココがポイント

売買の少ない株を大量購入し、株価をつり上げる「株価操縦」に悪用されているとみられ、数百万円の損失を被った個人投資家も

出典:読売新聞オンライン 2025/4/16(水)

不正アクセス・不正取引の被害急増のお知らせと大切な資産を守るためのお願いについて

出典:日本証券業協会 2025/4/18(金)

国民生活センターが、個別事業者を名乗ってメールを送ることは絶対にありません。(中略)対応せずに無視してください。

出典:国民生活センター 2025/4/17(木)

「トレンドマイクロ」を装う不審なメールを受信した際には(中略)電話をかけたり、リンク先をクリックせずにメールを削除

出典:トレンドマイクロ株式会社 2025/4/17(木)

エキスパートの補足・見解

すでにログインIDやパスワードが盗まれて証券口座に不正アクセスされ、株が勝手に売買されて被害に遭う事例が出ています。4月18日の金融庁の発表によると、3か月で不正アクセスは3312件で、売却金額は約506億円ということです。

犯罪グループは乗っ取った証券口座を踏み台として、株価の操縦を行い利益を得ているとみられており、直接にお金をだまし取る形ではない新たな詐欺の手口が出てきています。しばらくログインしていない人が狙われますので、面倒ですが乗っ取られていないかを日々、チェックする必要があります。

多くの投資家が不安になっている状況につけこみ「不正アクセスによる被害防止のため、お客様口座の安全確認を」との偽メールも届いています。

越境消費者センターをかたるメールは「金融事業者の口座保有者に向けて、オンライン詐欺や不正利用防止のために、セキュリティ設定の更新を依頼する内容」とのことですので、アクセスすると不正送金される恐れがあります。

他にも、セキュリティ会社などの企業をかたっていますので、くれぐれもメールのリンク先にアクセスしたり、電話番号に電話をかけたりすることは絶対にしないようにして下さい。

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