最大192Gbps/480Wの伝送に対応する新伝送規格「GPMI」。50社以上の中国企業が策定

最大192Gbps/480Wの伝送に対応する新伝送規格「GPMI」。50社以上の中国企業が策定

深セン国際8K Ultra HD映像産業協力連盟(Shenzhen 8K UHD Video Industry Cooperation Alliance、SUCA)が、映像やデータ、電力などをまとめて伝送できるインターフェース規格「GPMI」(General Purpose Media Interface)を発表した。

同団体は50社以上の中国企業で構成されており、2019年より「異なる機器間のインターフェース規格の統一」を目指しGPMI技術の研究開発を正式に開始。2025年2月に基本的仕様が固まったとしている。中国系メディアのHKEPCが報じるところによると、GPMIケーブルはType-BとType-Cの2種を用意し、Type-B仕様は8Kのサポート、最大帯域幅192Gbps、最大480Wの電力供給を実現したという。

Type-C仕様についてはUSBアソシエーションから承認および認可を取得しており、既存のUSB Type-Cインターフェースとの互換性を確保しているとのこと。こちらは最大96Gbpsのデータ転送と240Wの電力供給に対応するという。

既存のインターフェースと比較した場合GPMIは、双方向マルチストリーム、双方向制御、高電力供給、互換性、高速伝送、高速起動、フルチェーンセキュリティといったアドバンテージを持つとのことだ。

標準化グループのメンバーには、TCL、Hisense、Huawei、SHARP、ハイアールなどの企業が参加。今後これらのメーカー製品にて対応品が出ることが予想される。

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中国からの新規格。8Kモニターへの接続が1本でOKになる日は遠くない

USB4 Version 2.0もまだ新しいというのに。

TCLやHisense(ハイセンス)といった50を超える中国のIT企業が、新しいインターフェイス規格「GPMI(General Purpose Media Interface)」を発表しました。ぐ、ぐぷみぃ…?

480Wの超高出力対応

GPMIは、中国の大手IT企業が集まった「深圳国际8K超高清视频产业协作联盟」なる団体から発表された新規格。2019年から開発を進めていたそうで、GPMI Type-CとGPMI Type-Bの2種類からなります。

GPMI Type-CはUSB Type-Cと同じ端子を持つ規格。端子の形が同じなので、既存のType-C端子と互換性があるとみられています。伝送速度は最大96Gbps、最大出力は240W。Thunderbolt  4超えの高出力ですね。

もう1つのGPMI Type-Bがすごくて、なんと伝送速度は最大192Gbps、最大出力は480W。Thunderbolt 5ですら120Gbpsの240Wだというのに、2倍に迫る超高出力!

GPMIの狙いは、映像や音声といったデータ通信に必要なケーブルを1本に集約すること。供給できる電力も大きいため、例えば電源ケーブル+映像出力ケーブルのように、ケーブルが2本必要な場面を1本で賄えるようになりそうです。

モンスター出力のGPMI Type-Bは、端子の形状もより大きな独自のものになるそう。最大8Kの映像出力にも対応しており、来る高解像度時代の爆速規格的なポジションを狙っていそうです。

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