ニコンのミラーレス「Z5II」登場。これぞ現代フルサイズの入門機
お、バッテリーグリップ使えるのね。
先日APS-Cカメラを発表したばかりのニコンですが、フルサイズモデルもしっかりアップデートしてくれました。「Z5II」の登場です!
前モデルZ5は、Zマウント黎明期の2020年8月に登場しました。約5年ぶりのアップデートということで、あらゆる点が最新仕様に。
入門機を超える入門機
有効画素数は2450万画素。画像処理エンジンにはフラッグシップであるZ9などにも搭載されているEXPEED 7を採用し、AF合焦時間はZ5と比べて約1/3にまで短縮。早い!
AIによる被写体検出も、フラッグシップと同様に9種類対応。ニコンのフルサイズミラーレスとしては、初めて静止画撮影時にAFモードをカメラが自動的に切り替える「AF-A」に対応しました。被写体や構図に応じて自動で切り替わるようで、ペットなどの動きを予測しずらい被写体を撮る際に便利そう。
5軸ボディ内手ぶれ補正により中央で7.5段、周辺で6.0段分のブレを抑制。シャッター全押し時から最大1秒前まで遡れるプリキャプチャー、解像度を落とさずズーミングできるハイレゾズーム、動画撮影時はN-Log対応など(Premiere ProもN-RAWに対応しましたね)、エントリーモデルながら機能面はてんこ盛り。Zシリーズとしては、初めてN-RAWでのSDカード内部記録にも対応しました。
バッテリーとメモリーカードを含んだ重量は約700g。モニターはバリアングル式で、動画撮影性能も高いZ5IIとの相性も良さげです。DPReviewの先行レビューによると「MB-N14バッテリーグリップ」が装着できるようで、ガチ感のある見た目を醸し出すことも。
ニコンダイレクトでの価格は25万8500円。このお値段はかなり良心的ですね。Z6IIIほどのセンサー読み出し速度は不要、でもフルサイズのZマウントを使いたいって人にとっては十分すぎるスペックでしょう。
全部盛りエントリーのZ5IIは4月25日発売。Z fcでカメラの楽しさを知った人が、ならば大きなセンサーはどうだと試せる次の一手にもなりうるかなと。