『トップガン』公式、ヴァル・キルマーさん追悼「アイスマン、安らかに」
現地時間1日、俳優のヴァル・キルマーさんの訃報を受け、キルマーさんが出演した大ヒット映画『トップガン』の公式X(旧Twitter)が追悼のメッセージを投稿した。
キルマーさんは、1986年公開の『トップガン』で、トム・クルーズさん演じる主人公マーヴェリックのライバル、アイスマンを演じて人気を博した。シリーズ36年ぶりの続編となった『トップガン マーヴェリック』(2022)にも同役で出演。喉頭がん治療を経て声を失っていたキルマーさんだが、AI技術によって復元された声で再びトムと共演して話題を呼んだ。
『トップガン』の公式Xは、キルマーさんが演じたアイスマンの写真と共に「ジャンルや世代を超え、映画界に消えることのない足跡を残したヴァル・キルマーを偲んで。RIP(安らかにお眠りください)アイスマン」とメッセージを投稿した。
映画『トップガン』以外にも『ウィロー』(1988)、『ドアーズ』(1991)、『トゥームストーン』(1993)、『ヒート』(1995)、『バットマン フォーエヴァー』(1995)、『ゴースト&ダークネス』(1996)など数々の代表作を持つキルマーさんには、追悼の声が殺到している。
俳優のジョシュ・ブローリンは、Instagramにキルマーさんとのツーショットを投稿。「じゃあな相棒。寂しくなるよ。君は賢く、手強く、勇敢で超クリエイティブでゴキゲンなやつだった。そういう人はもうあまり残っていない。いつか僕がそっちに行ったら、天国で会えることを祈っている。それまでは、君との素晴らしい思い出と素敵な思い出を胸に」と思いをつづった。
また、『ヒート』を手掛けたマイケル・マン監督は、Varietyに向けて、映画に「力強い流れを」もたらす俳優だったと回答。『ウィロー』のVFXを担当したILM(インダストリアル・ライト&マジック)は、キルマーさんの演じたマッドマーティガンの写真と共に「私たちの友人であり仕事仲間であったヴァル・キルマーが亡くなったことを知り、深い悲しみに暮れています。マッドマーティガン、アイスマン、ドク・ホリデイ、ジム・モリソンなどの記憶に残る役を通じて、ヴァルは自信を偉大な俳優としての地位を確固たるものにしました。彼の喪失を深く惜しむとともに、ご家族の皆さまに心からお悔やみ申し上げます」とInstagramに追悼メッセージを投稿した。
映画「トップガン」のアイスマン役 ヴァル・キルマーさんが肺炎のため死去 65歳
映画「トップガン」のアイスマン役で知られるアメリカの俳優、ヴァル・キルマーさんが1日に肺炎のため亡くなりました。65歳でした。 キルマーさんは1984年にコメディー映画「トップ・シークレット」で映画デビューしました。 1986年には「トップガン」でトム・クルーズさんが演じる主人公、マーヴェリックのライバル、アイスマンとして人気を集めました。 キルマーさんは80年代後半から90年代にかけて数多くの作品に出演し、その幅広い演技力が高く評価されました。 2014年に喉頭(こうとう)がんと診断されて以降、俳優業から離れていましたが、2022年に公開された「トップガンマーヴェリック」で久しぶりに映画スクリーンに登場し、大きな話題となりました。 「トップガン」の公式SNS「X」には、「ジャンルや世代を超えて愛され、映画史に名を刻んだヴァル・キルマーをしのんで。どうか、安らかにお眠りください。アイスマン」という追悼メッセージが投稿されました。
米俳優ヴァル・キルマーさん死去 65歳 映画トップガンなど出演
映画「トップガン」で主演のトム・クルーズさんのライバル役を演じたアメリカの俳優ヴァル・キルマーさんが1日、肺炎のため亡くなりました。65歳でした。
ロサンゼルス出身のキルマーさんは、ニューヨークの名門ジュリアード音楽院で演劇を学んだあと、舞台で経験を積み、1984年に映画デビューを果たしました。
1986年には、アメリカ海軍のパイロット養成機関を舞台にした映画「トップガン」で主演のトム・クルーズさんのライバルのアイスマン役を演じ、注目を集めました。
また、1995年には「バットマン フォーエヴァー」で、バットマン役を務めました。
2014年には咽頭がんと診断されたものの治療を受けて俳優として復帰し、2022年には「トップガン」の続編「トップガン マーヴェリック」で再びアイスマン役を演じました。
AP通信によりますとキルマーさんは1日、ロサンゼルスで家族や友人に囲まれながら肺炎のため、息を引きとったということです。