LUMIX『S1RⅡ』&レンズキットで浅草撮りある記。ファインダーがクリア! 動作が機敏! 画像がスコーンと超気持ちいい!
先だってLUMIX(ルミックス)の最新フルサイズカメラ『S1RⅡ』の発表会と担当者レポートをお届けしたが、今回はその実写編。レンズキットをバッグに収め、東武伊勢崎線……じゃなくてスカイツリーラインで行ってきましたよ、レッツ浅草!
進化したハイスペックはもとより、初代より小型軽量化を果したことでも話題の『S1RⅡ』。キットレンズ装着で約1500gと数値はそれなりだが、グリップが深く前後バランスも良好ゆえ、3時間一本勝負で400枚程度撮っても疲れず、バッテリー減も一目盛とスタミナも上々だ。
晴天の屋外だからISOは200。カメラの判断を確かめたいため、ホワイトバランスはオート、AFは自動追尾とした。
浅草は繁華街。東京の街中。ひとつ角を曲がれば新しい風景や被写体が現れる。都市を撮り歩く楽しさや醍醐味は、この被写体の多彩さにある。レンズを向ければ撮りたいシーンが目白押しだから、お初カメラとの撮影散歩は、やっぱり街中がいい。
浅草の賑わいは皆さんの知るところだろう。人・ヒト・ひとが、スマホやカメラを手に興味シンシン、楽しそうに練り歩きを愉しんでいる。これぞ観光旅行!
キットレンズは24㎜~105㎜と街中スナップにとってオイシイ焦点距離をカバーしており、これで足りないシーン少ないだろうと思わせる。万能なんて書くと優等生みたいだが、いやいや、どんな瞬間に出くわすかわからない街中散策では、機動性の高さこそが正義なのだ!
最新フルサイズ、高性能ズームレンズ、晴天の昼間、屋外となれば色再現、シャープネスとも好結果が期待できる条件だけど、実際のところ『S1RⅡ』のピント精度、追従能力、そして手ブレ補正機能には完全に兜を脱いだ格好だ。撮影画像をPCで調整する際も、元の画像情報が豊富な分いかようにもコントロールできる印象で、私にとっては「最新センサー、画像エンジンにおんぶに抱っこ」の方がむしろ安心(笑)である。
次いで、レポート記事でも触れた「ハイブリッドズーム」を試してみた。「ハイブリッドズーム」は単焦点レンズのセンサー中心部を「2倍」「4倍」にトリミングして望遠画角で撮影できる「クロップズーム」を、ズームレンズに活かした新機能。キットレンズの24-105㎜でこれをONすると、望遠端105㎜が超望遠415㎜画角に!
スマートズームを活かす上で欠かせないのは、広角域で5軸8段、望遠域ですら5軸7段で働く手ブレ補正機能だ。君もスマートズームしたくなってきたに違いない。
撮りたい被写体がたくさんある、天気がいい、僕はいま最高の相棒を手にして写欲が湧いている! そんな幸せな撮影行であったなら、ちょっといい店で乾杯したい。ドアノックしたのは浅草・田原町駅もよりのブリティッシュパブ「THE AULD」(ザ・オールド)。IPAが飲みたい、ギネスが飲みたい、本場のフィッシュアンドチップスに目がない君なら、チェックしてほしい名店だ。昼12時から開いているのも、左党には嬉しい。
LUMIXの最新フラッグシップ機『S1RⅡ』を手にしての浅草街ある記で感じたのは、先代比で体積約14.6%、質量約20%のダイエットとなった小型軽量化のメリットだ。重厚長大な旗艦カメラ&レンズを自在に操るのがプロなのだろうが、航空や鉄道、スポーツ、野鳥や山岳風景などの撮影を趣味にもつハイアマチュアならこの恩恵に浴していい。
レンズキットでおよそ60万円は我らアマチュアにとって「清水の舞台~」に違いないが、プロが「機材購入は投資。ゆえに早くギャラで回収しなくては!」と焦るところ、あくまで趣味として割り切れるのはアマチュアの強みだ。
さあ約4430万画素を振り回そう! 『S1RⅡ』が参加するLマウント陣営にはライカやシグマも名を連ねており……つまり交換レンズ選びの楽しさも3倍だ!
君の視神経が求めるハイスペック。それはすべてLUMIX『S1RⅡ』がもっている。