M型ライカに「レンジファインダーなし版」がくるかも?
ア、アイデンティティが…。
「ライカのカメラ」と言われて想像するものといえば、やはりM型。左肩にレンジファインダーを搭載したクラシックなスタイルは、カメラ史のアイコンともいえる顔立ちでしょう。
しかし最近、レンジファインダーを搭載しない初のM型ライカが登場するとの噂が出てきました。その名は「Leica M11-V」。
より現代的なM型となるか
このM11-Vは2023年10月に登場したM11-Pをベースとした新モデルで、レンジファインダーの代わりに電子ファインダー(EVF)を搭載するのではとみられています。
現在のカメラの主流であるミラーレスカメラはEVF方式で、撮影前に明るさや色を確認できたりとメリットが豊富。一方で、レンジファインダーは撮影範囲外まで視認できる、ブラックアウトが無いといったアナログゆえの特性があります。
どちらの方式が優秀かはさておき、レンジファインダーを個性とするM型がEVF方式を採用するのはこれが初。「それってM型と呼んでいいの?」とも思いますが、そうなるとMらしさをどこに見出すかって問題にもなりますし…。
M11-Pベースということは、60.3MPのフルサイズセンサーを採用するはず。フルサイズでEVFでコンパクトなライカとなれば、使いやすいのはまちがいないでしょうね。レンジファインダーは調整も必要なデリケートなパーツですが、EVFならそのコストも不要。メリットは多いんだよなぁ。
すでにiPhone向けのライカ公式アプリにM11-Vの名前が確認されており、公式発表はそう遠くなさそうです。価格は純正M型を下回るだろうし(レンジファインダーがない分)、レンズ交換可能なQ3みたいな立ち位置になるのかな?