「Microsoft Office」の起動を高速化する「Speed Boost」、まもなく登場

「Microsoft Office」の起動を高速化する「Speed Boost」、まもなく登場

「Microsoft Office」を頻繁に使っている人なら試したくなるような、よく使うプログラムの高速化を狙った新機能が登場する。それが5月に展開予定の新たなオプション「Startup Boost」で、Officeアプリを起動する時の待ち時間が短縮される。

 この機能が最初に導入されるのは「Microsoft Word」で、Officeスイートの他のアプリケージョンについては、今後のアップデートで追加される予定だ。Startup Boostは「Windows Task Scheduler」内のタスクとして表示され、機能の選択は完全にユーザーに委ねられている。そのため、Officeアプリにメモリーを食われることを望まないなら、簡単にオフにできる。

 Microsoftは米国時間3月26日付のメッセージで、「MicrosoftはStartup Boostタスクを新たに導入する。これはOfficeアプリケーションのパフォーマンスと読み込み時間を最適化するものだ」と説明している。「展開は2025年5月から開始され、まずはWordが対象となる。このタスクの導入は任意で、Windows Task Schedulerに表示され、アプリ内の設定で無効にできる」

 Speed Boostはどのような仕組みで起動の高速化を実現しているのだろうか? ユーザーが「Windows」にログインすると、他のスケジュールされたタスク、プログラム、サービスが自動的に起動する。だがそれと同様に、関連するタスクもひそかに起動している。その後、Officeアプリはユーザーが起動させるまで一時停止の状態に置かれる。また、起動されない場合はシステムがメモリーから削除してリソースを解放する。

 Speed Boostがアクティブ化されるのは、使用しているPCのメモリーとリソースが十分で、この機能がオンになってもWindowsのパフォーマンスに影響しない場合のみだ。具体的には、使用可能なメモリーが8GB以上、ディスクの空きスペースが5GB以上必要だ。また「省エネ機能」がオンになっている時も、Startup Boostは無効にされる。

 Startup Boostを必要としないユーザーも、問題はない。(展開された後に)Wordで無効にするなら、「ファイル」メニューから「オプション」>「全般」>「起動時の設定」と進む。5月になると、ここに「Startup Boost」という新しい設定ができるので、使わない場合はチェックボックスのチェックを外せばいい。ほかにTask Schedulerで表示して無効にすることもできる。

 「Startup Boostはオプションのパフォーマンス機能だ」とMicrosoftは説明している。「問題なく無効にできる。無効にしても、Microsoft Officeアプリケーションは完全に機能するが、読み込みにかかる時間は長くなるだろう。顧客はそもそもプロセスが開始されないようにすることで、Startup Boostを完全に無効にできる」

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