Apple Musicが「Apple MusicでDJプレイ」を導入、主要DJソフト・ハードとの連携で新たな可能性
Apple Musicの機能に「Apple MusicでDJプレイ」が導入され、複数の主要なDJソフトウェアおよびハードウェアとの連携を開始しました。
Apple Musicの機能に「Apple MusicでDJプレイ」が導入され、複数の主要なDJソフトウェアおよびハードウェアとの連携を開始しました。これにより、DJは自身のApple Musicのライブラリに直接アクセスし、DJパフォーマンスに取り込むことが可能になります。
主要DJソフトウェア・ハードウェアとの連携
Apple Musicとの連携が発表されている、主なDJ関連企業と製品は以下の通りです。
・AlphaTheta
・Serato
・Engine DJ
・Denon DJ
・Numark
・RANE DJ
・djay Pro
djay Proを手がけるAlgoriddimのCEO・Karim Morsy氏は、「モバイル、デスクトップ、空間デバイスにわたって djay が Apple Music と統合されたことで、初心者から熟練したプロまで、クリエイティブな可能性の世界が広がります」と評し、Apple Musicの1億を超える楽曲が利用可能になることで、DJにとって新たな可能性が広がると述べています。
inMusicのDJブランドであるEngine DJとの連携について、同社のDJブランド担当マーケティング副社長であるモーガン・ドノヒュー氏は、Apple Musicの楽曲がEngine DJ搭載デバイスで直接利用可能になることによって「DJは1億曲を超える膨大なライブラリと、熟練したキュレーターが厳選したプレイリストに瞬時にアクセスし、セットを簡単に構築・調整できるようになる」と強調しています。
AlphaThetaの代表取締役社長兼CEOの片岡芳徳氏も今回の連携を歓迎し、「DJをより身近なものにするための大きな一歩であり、この機能が切り開く可能性にこれほど胸を躍らせたことはありません」とコメントしました。
Apple MusicのDJへの取り組み
Apple MusicのDJは、2021年9月に発表されたApple MusicでプレミアムなDJミックスを配信する「Apple Music DJミックス」の成功を基にしているそうです。また、ライブのグローバルラジオステーション「Apple Music Club」も開始しました。
今回の発表は、DJたちがこの統合された体験をクリエイティブなツールとして活用し、ライブラリへのアクセスやインスピレーションの発見をより簡単にできるようにすることで、その関係をさらに発展させることを目的としているとのこと。
ただし現時点では、Apple Musicの楽曲をDJソフトウェア内でどのように利用できるか(オフラインでの利用、ミックスの共有範囲、楽曲ファイルの書き出しなど)についての詳細は明らかにされていません。音楽好きは続報に期待しましょう。