Windows 11の「セキュリティ更新」に不具合 「Microsoft Copilot」アプリが意図せず削除される恐れ
Microsoftが3月11日(米国太平洋時間)に配信したWindows 11(バージョン22H2以降)向け「セキュリティ更新」を適用すると、一部の環境で「Microsoft Copilot」アプリが意図せずアンインストールされる不具合が発生している。同社はこの問題を既に把握しており、修正の準備を進めている。
なお、この問題はWindows 11に付帯するアプリでのみ確認されており、「Microsoft 365 Copilot」アプリでは発生しない。
万が一削除されてしまった場合の対処法
意図せずMicrosoft Copilotアプリが削除されてしまった場合は、Microsoft Storeで公開されているアプリを再インストールすることで復旧できる。タスクバーへのアプリのピン留めも元通りにしたい場合は、スタートメニューから「Copilot」を検索し、右クリックメニューから再度ピン留めを行ってほしい。
Windows 11のアプデでCopilotが消える珍事発生
「AI邪魔!」というアンチたちの叫びが通じたんでしょうか…?
3月のWindows 11公式アップデートで、AIアシスタントアプリの「Copilot」が意図せず消えるバグが発生し、Microsoft(マイクロソフト)が対応に追われています。
最初に気づいて報じたのはWindows Latest。
最新アプデでセキュリティパッチのKB5053602をインストールすると、Copilotがまるまるアンインストールされて、タスクバーのピンも消えちゃうらしいのです。
影響を受けているのは以下の各バージョンだけ。Windows 365サブスクで利用できるCopilot機能には影響ありません。
Windows 11 24H2
Windows 11 23H2 & 22H2
Windows 10 22H2/21H2
消えたらどうすればいいの?
どうしてもCopilotが必要なら、またWindows Storeでダウンロードして、手動でピン留めすればOKです。
ある意味、初期設定で組み込まれていたCopilot機能が、「必要な人だけダウンロードする」オプトイン式になっただけなので、「AI使わないのに、Windows 11にしたら勝手にインストされてしまったよ!」と嘆いていた人にとっては、憑き物が取れたような変化といえそうです。
いつ直るの?
修正には何日かかるかわかりません。でも、まあ、つい先月も「Edgeブラウザを開くと自動でCopilotが立ち上がるオプション」を推奨したりと、最近のMicosoftはCopilot全力プッシュ中ですので、そう長くはかからないかも。