態度改善か大統領辞任を、ゼレンスキー氏に米議長らが圧力!ゼレンスキー大統領、ウクライナの平和実現なら辞任の用意

態度改善か大統領辞任を、ゼレンスキー氏に米議長らが圧力

トランプ米大統領に近い共和党有力者らは2日、ウクライナのゼレンスキー大統領がロシアとの戦争を巡り態度を改めるか、さもなければ辞任する必要があるとの見方を示した。トランプ氏との会談で激しい口論になったゼレンスキー氏に対し圧力を強めた。

ウォルツ米大統領補佐官(国家安全保障担当)はCNNで、ゼレンスキー氏に戦争終結の交渉に応じる用意があるかどうか明確でないと指摘。欧州主導による安全の保証と引き換えに領土に関し譲歩する内容を含む恒久的な和平がトランプ氏の目標だと強調した。

トランプ氏がゼレンスキー氏の辞任を望んでいるかとの問いには「われわれと交渉し、最終的にロシアと交渉して戦争を終結させられるリーダーが必要だ」と述べた。

トランプ氏に近い共和党有力者で、ウクライナ支持者でもあるグラム上院議員は2月28日、米国が引き続きゼレンスキー氏と協力できるかどうか疑問を呈していた。

共和党のジョンソン下院議長も2日、NBCで「(ゼレンスキー氏が)感謝の気持ちを持って交渉の席に戻るか、さもなければ他の誰かが国を率いる必要がある」と述べた。

ルビオ米国務長官はABCの番組で「(ウクライナに)和平の準備ができれば、われわれは再び関与する用意がある」と述べた。首脳会談決裂後、ゼレンスキー氏やウクライナのシビハ外相とは話していないとした。

また、停戦にはロシアとの交渉が必要だと強調し、「相手を侮辱し、敵対していては交渉のテーブルに着かせることはできない」と述べた。

「バンス副大統領、度を越した」ホワイトハウスの舌戦後、米国各地でウクライナ支持デモ

先月28日(現地時間)、米ワシントンDCのホワイトハウスで開かれた米国・ウクライナ首脳会談が難航し、終戦交渉が難関に直面した中、米国各地でウクライナ支持デモが行われた。

1日(現地時間)、英紙ガーディアンによると、同日朝、バーモント州ウェイツフィールドでは数百人のデモ隊がJ.D.バンス副大統領の訪問に反対するデモを行った。バンス副大統領は、家族と一緒にスキー旅行のためにバーモント州を訪れる予定だった。

トランプ-バンス行政府に反対するデモはトランプとゼレンスキー会談1週間前にウェイツフィールドで組織されたが、先月28日の会談と対立で多くの人が参加したと、デモを組織した団体「インディビジャブルマッドリバーバレー」のジュディ・デイリー紙がバーモント公営ラジオに話した。

デモ隊は「バーモントはウクライナを支持する」と「国際的な恥」と書かれたプラカードを持って抗議し、連帯の意味でウクライナ国旗を振った。

あるデモ隊はバーモント州公営ラジオに「昨日彼(バンス氏)がしたことは度を越えたこと」と述べた。

バンス副大統領は結局、デモ隊を避けて旅行先を変更したという。

ニューヨークとロサンゼルス、ボストンなど米国の他の都市でも数百人がウクライナとゼレンスキー大統領に対する支持を示すデモに乗り出した。

SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に掲載された動画を見ると、数百人のデモ隊が青と黄色で構成されたウクライナ国旗を羽織ってニューヨーク・タイムズスクエアに集まった。

ロサンゼルス郡では、親ウクライナ性向の群衆がトランプ政権の実権者イーロン・マスク氏が率いるスペースX施設の前で集会を開いた。

ボストン・コモン公園でもウクライナを支持するデモが行われた。ウクライナを支持する団体「ボストン・サポート・ウクライナ」は「ウクライナは公正な平和を望み戦争が終わることを願う」というメッセージをフェイスブックに投稿した。

外信は当時、首脳会談が決裂したのは、バンス副大統領とゼレンスキー大統領の間の舌戦から始まったと指摘した。

バンス副大統領が「戦争を終わらせるには外交が必要」と発言したことを受け、ゼレンスキー大統領が過去にロシアのプーチン大統領が合意を破った歴史を想起させながら「どんな外交を意味するのか」と反問した。

これに対しバンス大統領は「私はあなたの国の破壊を防ぐ外交を言っている」とし「あなたがオーバルオフィス(大統領執務室)に来て米国メディアの前でこのような論争をするのは無礼だと思う」と述べた。この時から会談の雰囲気は凍りつき始めた。

続いてバンス大統領は、ゼレンスキー大統領が昨年10月にペンシルベニア州で民主党のための選挙遊説に参加したとし、「きょう会談に来て感謝の言葉を一度でも口にしたか」と追い詰めた。また「あなたはこの対立を終わらせようとしている(トランプ)大統領に感謝すべきだ」と指摘した。

ゼレンスキー大統領「アメリカとの関係は今後も続くと信じている」 トランプ大統領との関係修復は可能との認識示す

ウクライナのゼレンスキー大統領が、アメリカ・トランプ大統領との関係について修復は可能との認識を示しました。

ゼレンスキー大統領は2日、ロンドンで行われたヨーロッパ首脳らとのサミットを終えたあとの記者会見で、「アメリカとの関係は今後も続くと信じている」と述べ、トランプ大統領との関係修復は可能との認識を示しました。

そのうえで、「我々は疑いなくアメリカからの援助を期待している。

援助を止めればプーチン大統領を助けるだけだ」と指摘しました。

一方で、「アメリカはウクライナ支援を止めないと思うが、あらゆる事態に備えるように努めている」とも明らかにしました。

また、ウクライナのレアアースなど希少鉱物資源の協定については、「署名する準備はできている」とし、「アメリカも同様に準備が出来るだろうと信じている」との認識を示しました。

「和平交渉か辞任か」 米政権、ウクライナへの圧力発言相次ぐ

 トランプ米政権側からウクライナのゼレンスキー大統領に対し、ロシアとの停戦に向けて取り組まない場合は辞任するよう求める発言が相次いでいる。トランプ大統領とゼレンスキー氏は2月28日の会談で決裂したが、米政権が早期の停戦を目指す姿勢は変わっておらず、ウクライナ側に圧力をかけている。

 「ゼレンスキー氏が感謝の気持ちを持って交渉のテーブルに戻るか、さもなければ他の誰かが国を率いる必要がある」。米共和党のジョンソン連邦下院議長は今月2日のNBCテレビで、こう主張した。またトランプ氏の和平に向けた取り組みを強調し、「ゼレンスキー氏の会談での行いは、実質的に(交渉の)準備ができていないとのシグナルを送った。非常に失望している」とも述べた。

 ウォルツ大統領補佐官(国家安全保障問題担当)もCNNで「我々と対話し、最終的にはロシアとも交渉して戦争を終結させられる指導者が必要だ」と語った。

 親ウクライナで共和党重鎮のグラム上院議員も決裂した会談後、「ゼレンスキー氏が辞任して、我々がビジネスをできる別の誰かを送り込むか、あるいは彼が変わる必要がある」と指摘。トランプ氏も会談後に自身のSNS(ネット交流サービス)に「和平の準備ができれば戻ってくればいい」と投稿した。

ゼレンスキー大統領、ウクライナの平和実現なら辞任の用意

ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領は23日、ウクライナに平和がもたらされるなら大統領を辞任する用意があると語り、北大西洋条約機構(NATO)加盟と引き換えに辞任を辞さない意向を示した。

記者会見でウクライナの平和のために辞任する用意があるかと質問されたゼレンスキー氏は、「もしもウクライナの平和(が保証されるの)であれば、もし本当に私の辞任が必要とされるのであれば、その用意はできている。NATOと辞任を引き換えにできる」と語った。

ゼレンスキー氏は先に、もしもNATO加盟が受け入れられない場合、ウクライナ軍の規模を倍増させる必要があると述べていた。米国のピート・ヘグセス国防長官は今月に入り、ウクライナのNATO加盟は非現実的だとの認識を示した。

米国のドナルド・トランプ大統領との間では口論がエスカレートしている。ゼレンスキー氏がトランプ氏を「偽情報の空間」に生きていると批判したのに対し、トランプ氏はゼレンスキー氏を「独裁者」呼ばわりしていた。

ゼレンスキー氏は23日、トランプ政権に対しては「現実的な」アプローチで臨んでいると語り、「ここに感情が入る余地はない」と強調。自身に関するトランプ氏の発言については「私に関するトランプ大統領の言葉は、控えめに言っても、明らかに誉め言葉ではない」とした。

その上で、「我々の国民は日々、空からのテロに抵抗している」とゼレンスキー氏は述べ、「ウクライナに恒久的かつ公正な平和をもたらすために最善を尽くす必要がある。それは全てのパートナーの団結があってこそ実現できる。欧州の力、米国の力、そして恒久的な平和を願う全ての人の力が必要だ」と力を込めた。

ウクライナ侵攻から3年 ゼレンスキー大統領「平和が実現するなら辞任の用意ある」 発言の裏にトランプ氏の存在か

ロシアによるウクライナ侵攻から、24日で3年。

ウクライナの首都キーウの教会で行われた礼拝では、市民から「何らかの合意が結ばれることを願っています」と平和を願う声が聞かれました。

各地での戦闘が続くウクライナ。

これまでに国土の約2割をロシアに占領されました。

そうした戦況の移り変わりを色濃く反映しているのが、ロシア西部のクルスク州です。

ウクライナは2024年8月、ロシア領クルスク州への越境攻撃に踏み切り、約1300平方キロメートルを占領。

しかし、今ではその64%をロシア軍が奪還しました。

戦況がロシア軍優位に傾く中、ウクライナのゼレンスキー大統領は「ウクライナの平和が実現するなら辞任する用意がある」と述べました。

この発言の裏にあるとみられるのが、ゼレンスキー氏を「独裁者」呼ばわりした、アメリカのトランプ大統領の存在です。

大統領への復帰後、ロシア寄りの姿勢を鮮明にしているアメリカのトランプ大統領。

トランプ大統領:

プーチン大統領にはリーダーシップがあり、私は彼が個人的に好きだ。

一方で、ゼレンスキー大統領に対する批判を強めています。

トランプ大統領:

ゼレンスキーは3年間、大統領として戦争をやめるための会議や電話さえ、一度もしていない。恐ろしいことだ。

先週には、ウクライナ侵攻の終結に向け、アメリカとロシアの高官が協議。

しかし、その席にウクライナは招かれず、ゼレンスキー大統領は不快感をあらわにしました。

ゼレンスキー大統領:

ウクライナ抜きのすべての交渉は何の結果ももたらさない。われわれに関するいかなる合意も認めることはできない。

そうした中で、「平和が実現するなら辞任する用意がある」と発言したゼレンスキー大統領。

その真意はどこにあるのでしょうか。

「そんな事言ったか?」トランプ大統領が「独裁者」呼ばわり ゼレンスキー大統領への態度軟化…ウクライナとの合意「防御策になる」

アメリカのトランプ大統領はイギリスのスターマー首相と28日午前、ホワイトハウスで会談し、ロシアのウクライナ侵攻の終結に向けた協議について意見を交わしました。

アメリカ・トランプ大統領:

まず停戦合意を結ばなければならない。合意はまだない。ウクライナもロシアもいる。かなり前進はしていると思う。

会談の冒頭、トランプ氏は、ウクライナの鉱物資源の共同開発に関する合意文書に、28日に署名する考えを示した上で、合意がウクライナを守る「防御策になる」と主張しました。

トランプ氏はまた、「ウクライナのために、できるだけ多くの土地を取り戻すつもりだ」と強調しましたが、「NATO加盟は実現しない」との考えを改めて述べています。

ただ、ゼレンスキー大統領を「独裁者」と非難したことについては「そんなこと私が言ったか?」と述べ、態度を軟化させる一幕もありました。

これに対し、スターマー首相は、ウクライナ侵攻の終結に向け、協力していく考えを示しました。

また、トランプ氏をイギリスに国賓として招待するチャールズ国王の書簡を渡し、トランプ氏はこれを受け入れました。

一方、トランプ氏は、3月4日から中国に対する追加関税を10%上乗せする考えも表明しています。

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ロシア歓迎「平和に最良の貢献」 米のウクライナ軍事支援停止

ロシアのペスコフ大統領報道官は4日、トランプ米政権がウクライナへの軍事支援を停止したことについて「平和への最良の貢献となるだろう」と述べ歓迎した。インタファクス通信などが報じた。

 ペスコフ氏は詳細を把握する必要があるとしつつ、これまでウクライナへの最大支援者だった米政権の決定は「ウクライナ政権を和平プロセスに促す可能性がある」と指摘。トランプ大統領のウクライナに平和をもたらしたいとの発言について「歓迎するばかりだ」と語った。

 一方、欧州の一部の国々がウクライナへの全面支援の意向を表明しているとし、状況を注視する必要があるとも述べた。

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