「アレクサ」に生成AI機能、利用者の意図くみ取り端末操作・エージェント機能も…アマゾン発表

「アレクサ」に生成AI機能、利用者の意図くみ取り端末操作・エージェント機能も…アマゾン発表

米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムは26日、音声アシスタント「アレクサ」に生成AI(人工知能)機能を搭載すると発表した。これまでより自然な会話が可能になり、AIが様々な作業を自動で行うエージェント機能も提供される。まず米国で今後数週間以内にサービスを開始し、日本などでも順次提供を開始するとしている。

 生成AI搭載のアレクサは「アレクサプラス」の名称で、スマートスピーカー「エコー」などを通じて利用できる。月額料金は19・99ドル(約3000円)で、プライム会員は無料で利用できる。アマゾンが出資する米新興AI企業「アンソロピック」の開発した最新AIモデルなどが利用できるという。

 アレクサプラスでは利用者の意図をくみ取って端末を操作することができる。たとえば「寒い」と言えばエアコンの温度を上げ、「明るすぎる」と言えば照明を暗くすることができる。一度の指示で複数の端末の操作もできるという。

 AIエージェント機能も利用できる。たとえばオーブンの修理をアレクサプラスにお願いすれば、インターネット上から適切な修理業者を探して修理を予約し、修理が完了すれば利用者に通知することもできる。

 アレクサプラスは食事の好みや日常的な会話の内容など、大量の個人情報を基に質問に回答する。個人情報の流出などが起きないよう、安全対策も強化したとしている。

 対話型AIサービス「チャットGPT」を開発した米オープンAIやグーグルなどもAIアシスタント機能の改良を進めており、この分野の競争は一段と激化するとみられる。

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏