野鳥なら任せろ。ニコンの鬼ズームカメラに待望の後継モデル
近所の公園が魅惑のスポットに早変わり。
望遠レンズは重くて面倒。でも、遠くのものを高精細に切り取れる望遠撮影こそデジカメの真骨頂ともいえます。ああ、手軽で高倍率なデジカメがあったなら…。
そんな理想を叶えてくれるのが、ニコンの「COOLPIX P1100」。前モデル「COOLPIX P1000」の発売が2018年8月だったので、およそ6年ぶりの後継機登場です。
高倍率はそのままに、野鳥撮影に特化
その持ち味は、24mm〜3,000mmという圧倒的なズーム範囲! 電子的なズームではなく、光学で125倍のズームというのがこのモデルの強みです。
バッテリー含め1,410gの重量で、ここまで寄れてしまうってんだからスゴい。フルサイズのサンニッパならレンズ1本で3Kg近くになるというのに…。
センサーは1/2.3型CMOSセンサー、有効画素数は約1,605万画素。ズーム範囲と同じくこのあたりのスペックは前モデルと変わらずですが、「鳥モード」撮影時にAFエリア選択が可能になりました。これでさらに野鳥フレンドリーなカメラに。
さらに、シーンモードの比較明合成に「花火」が追加されました。輝度差の異なる夜景撮影もお任せです。
開放F値2.8〜8.0や、電子ズーム4倍など、多くの要素は前モデルから継続しています。大きく変わったのは先述の鳥AFエリア撮影と、USB Type-C端子の搭載ですね。Micro-USB端子からの脱却はかなりデカい。
発売日は2025年2月28日、市場想定価格は14万9600円。わりとオンリーワンな属性のカメラなので、後継モデルの登場は意義深いですね。