中国製の格安AI「DeepSeek」が話題に コスパ競争は始まるか

中国製の格安AI「DeepSeek」が話題に コスパ競争は始まるか

中国のスタートアップ企業による大規模言語モデル「DeepSeek」が米国のテック業界で大きな話題になっています。1月20日に登場した「DeepSeek-R1」は、OpenAIの「o1」に匹敵する性能を独自の工夫によって低コストで実現したとされ、高い評価を得ています。

米国ではソフトバンクグループがOpenAIと組んで4年で5000億ドル(約78兆円)を投資する計画を発表したばかりですが、「格安AI」への注目が集まることで、AI関連企業を揺さぶる事態に発展するかもしれません。

オープンソースAIモデル「DeepSeek-R1」をリリースした。MITライセンスの下で自由に利用でき、商用利用も可能

出典:Impress Watch 2025/1/21(火)

100万トークン(約75万語の分析)でわずか0.14ドルから可能であり、OpenAIは同等のレベルで7.50ドル

出典:ZDNET Japan 2025/1/23(木)

本モデルやツールは中国企業による開発製品が故に、一部の出力内容で「中国製ならでは」の挙動を行う点には注意したい

出典:オタク総研 2025/1/22(水)

ディープシークのAIモデルが米国の技術的優位を脅かすのではないかという懸念から、米株価指数先物も下落した。

出典:Bloomberg 2025/1/27(月)

エキスパートの補足・見解

DeepSeekのアプリは日本でも提供されており、アカウント登録により無料で利用できます。米国のアプリストアではランキング1位になっています。

開発コストについては情報が錯綜しており、中国向けの輸出規制に対応した性能限定版のチップを用いて、主要なAIモデルの数十分の1といえる560万ドル(約8.7億円)で実現したとの報道がある一方で、高性能なチップを使っていても輸出規制に抵触するため公言できないとの指摘もあります。

ただ、システムなどに組み込む際のAPI利用料はOpenAIよりも大幅に安く設定されています。オープンソースで提供されており、モデルによっては工夫次第で個人で動かすこともできるようです。

注意点として、回答には中国の規制が入っているとの指摘があります。安全保障などの観点から米国製のAIが必要とされる場面はありそうですが、用途によって使い分けるとか、コスト的に難しかった場面での活用が考えられます。

低コストなAIに注目が集まることで巨額のAI投資に疑問符がつく恐れはあるものの、そうしたコストを最終的に負担するのは我々消費者と予想されるだけに、コスパ競争は興味深い動きといえます。

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中国AIアプリ「ディープシーク」にサイバー攻撃、新規登録を制限

中国の人工知能(AI)開発の新興企業ディープシークは27日、サイバー攻撃を受けたため、 同社の生成AIアプリへの新規登録を一時的に制限すると発表した。

ディープシークのAIアプリは27日、アップルのアプリ市場「アップストア」の米国版でチャットGPTを抜き、無料アプリランキングで首位に立った。    

これを受け、ディープシークのウェブサイトで障害が発生。同社はログインを巡る問題は解決したとしているが、この日の障害は過去約90日で最も長く、同社のAIアプリが突如の人気を集めていた際に発生した。

アプリデータ調査会社のセンサータワーによると、ディープシークのAIアプリは今月10日のリリース以降、米国ユーザーの間で急速に人気を集めている。

低コストのAIモデルの登場を受け、AIの収益性と先端半導体への旺盛な需要に対する投資家の信頼が揺らいだことで、アジア市場のほか、米株式市場でもハイテク株に売りが出ている。

NY市場でエヌビディア株が急落、時価総額90兆円失う…ダウ終値は289ドル高

27日のニューヨーク株式市場で、中国の新興AI(人工知能)開発企業「ディープシーク」によって米国製AIの優位性が揺らぐとの懸念が強まり、AI関連銘柄が下落した。中でも、時価総額世界首位の半導体大手エヌビディアが前週末比17%安と急落した。28日の東京市場にも影響する可能性がある。

 エヌビディア以外では、グーグル親会社のアルファベットが4%安、マイクロソフトが2%安となった。ソフトウェア大手オラクルは14%安、半導体大手ブロードコムは17%安だった。

 データセンターや半導体など、AIインフラに多額の投資を行っている企業を中心に値下がりした。IT企業の銘柄が多いナスダック市場の総合指数の終値は612・47ポイント安の1万9341・83だった。

 24日の終値ベースで、エヌビディアの時価総額は約3兆4900億ドル(約540兆円)で世界首位だった。27日の終値は2兆9000億ドル(約450兆円)となり、世界首位から陥落した。わずか1営業日で、トヨタ自動車の時価総額(約46兆円)を上回る約90兆円が失われたことになる。

 日経平均株価には半導体銘柄が多く採用されており、エヌビディアの株価や業績に大きく左右されることが知られている。日本の株価にも影響が出る恐れがある。

 中国の新興AI開発企業「ディープシーク」は今月20日、新型AIモデル「R1」を発表した。R1はグーグルやオープンAIの最新モデルに匹敵する性能を持つ一方、旧型の半導体を使って開発しており、開発費用ははるかに安価だったと主張している。

 ディープシークの新モデルの性能について米メディアが前週末にかけて相次いで報じたことで、米国製AIの優位性への懸念が広がった。

 グーグルなどの巨大IT企業はエヌビディア製の高価な半導体をデータセンターに導入し、巨額の費用をかけてAI開発を進めてきた。ディープシークの主張通り、安価で高性能なAIの開発が可能だとすれば、巨大IT企業のAIサービスはディープシークにシェア(占有率)を奪われ、エヌビディア製半導体の需要も減少する可能性がある。

 一方、ダウ平均株価(30種)の終値は前週末比289・33ドル高の4万4713・58ドルだった。AI向けソフトウェアのアップデートを発表したスマートフォン大手アップルやIT大手セールスフォースなどが上昇した。

シリコンバレーでも注目を集める中国製AI「DeepSeek」、そのすごさと創業者

中国のヘッジファンド界の大物、梁文峰(リャン・ウェンフォン)が創業したDeepSeek。ChatGPTのライバルとなる同社のAIは、米国でダウンロード数ランキングで首位を獲得している。米国による関連技術の輸出規制下にもかかわらず、比較的無名の企業がいかにして高度なAI製品を生み出せたのかという議論を巻き起こしている。

サンフランシスコに拠点を置く市場分析プラットフォームSensor Towerによれば、独自AIモデルを搭載した「DeepSeek-AI Assistant」は現在、中国とアップルの米国App Storeにおいて、無料アプリ部門で最も人気があるという。ChatGPT同様、このチャットボットは質問への回答、文章の作成、情報収集の支援といった幅広いタスクを実行できる。

このアプリが急速に注目を集めている背景には、開発元である杭州拠点のDeepSeekが、シリコンバレーを驚かせる技術的ブレークスルーを成し遂げたことがある。サンフランシスコを拠点とするOpenAIがかけたコストよりはるかに少なく、かつ米国当局が中国への半導体販売を制限しているなか性能的に劣るチップを用いて高度なAIを開発したとみられているからである。

カリフォルニア大学バークレー校などの研究者が運営する評価プラットフォームChatbot Arenaによると、今月初めにリリースされた「DeepSeek R1」モデルは、ユーザー投票で世界第4位の人気AIモデルとなっている。同プラットフォームによれば、この製品は昨年12月にリリースされたOpenAIの「o1」モデルを上回る評価を獲得している。

DeepSeekは今月初めの製品発表時、R1モデルについて「複雑な推論や高度な数学的問題を解く能力を備え、OpenAIのo1モデルと同等の性能を持つ」と主張した。梁は先週、AIに関する政府会議の一環として李強(リー・チャン)首相と会談している。

DeepSeek R1は、これまで目にした中でも最も驚くべきブレークスルーの1つ

同社は追加の取材要請には応じていない。2023年に創業され、外部からの出資が確認されていないDeepSeekの初期段階での成功は、シリコンバレーに強い衝撃を与えている。著名投資家のマーク・アンドリーセンは米国時間1月24日にX(旧ツイッター)で「DeepSeek R1は、これまで目にした中でも最も驚くべきブレークスルーの1つです。そしてオープンソースとして、世界への価値ある贈り物でもあります」と述べている。

ワシントンD.C.に拠点を置くアドバイザリー企業DGA-Albright Stonebridge Groupのパートナー、ポール・トリオロは電子メールを通じて「DeepSeekのモデルは、OpenAIと比べても最高レベルの性能と見なされています」とコメントしている。

同社の急成長を牽引しているのは、先端技術に強いこだわりを持つ隠遁型ヘッジファンド経営者である梁文峰だ。1985年に広東省で生まれ、父親は小学校教師だった。地元メディアによれば、梁は投資家としてキャリアをスタートさせ、2008年に杭州の浙江大学でコンピュータビジョン関連の修士号を取得後、株式取引でのAI活用を研究し始めた。

梁は2015年にヘッジファンド「High-Flyer Quant」を共同設立し、その翌年にはアルゴリズムを用いた投資機会の分析を開始した。同社ウェブサイトによれば、2017年までにHigh-Flyer Quantの投資はほぼすべてAIによって行われていたという。

2019年までにHigh-Flyer Quantの運用資産(AUM)は100億元(約2133億9000万円)に達した。地元メディアが引用した中国のHithink Flush Informationのデータによると、2024年時点で200%を超えるリターンを上げているファンドもあるとされる。

しかし梁の真の関心は、フロンティア技術を探求することにあるようだ。2023年に行われた希少なインタビューで、梁は地元メディア36Krに対し「研究とイノベーションを追求したい」と語っている。High-Flyer Quantを運営する一方、梁はワシントンの輸出規制が施行される前からエヌビディアのチップを買いだめしており、ヘッジファンドのリターンをAIモデルのトレーニングに投資していた。

2023年11月には最初のAIモデルをローンチ

こうした動きのなかで2023年にDeepSeekが設立された。企業情報サービスのQichachaによれば、同社は外部からの出資を受けておらず、自己資金で運営されている。2023年11月には最初のAIモデルをローンチしている。

清華大学の情報科学助教授、許華哲(シュイ・ホアヂェ)はWeChatを通じて「DeepSeekのイノベーションの一部は「Mixture of Experts(MoE)」(専門家の組み合わせ)と呼ばれる技術から生まれたようだ」と述べている。これは多数の小規模AIモデルを同時に学習させ、ユーザーへの応答時に選択されたモデルの出力を組み合わせる手法である。

許助教授によれば、この技術により、必要とする高性能チップや大規模データが少なくて済む可能性があり、DeepSeekはコスト削減につなげているようだ。同社は、一部のAIモデルの学習費用が560万ドル(約8億6800万円)にとどまり、OpenAIが投入した額と比較して最大95%削減できたと主張している。

その結果、DeepSeekはユーザーへの料金を低く抑えている。AIアシスタント機能は無料で使用できるが、開発者が基盤モデルにアクセスして自社製品を構築する場合に課金される仕組みだ。DeepSeek R1は100万トークンあたり14セント(約21.7円)を課金している一方、OpenAIは7.50ドル(約1162円)を請求している。

北京に拠点を置くブティック投資銀行Chanson & Co.のマネージングディレクター、沈萌(シェン・モン)はWeChatで「DeepSeekは中国製モデルの大半が模倣に留まるなか、独自の技術路線を切り開いた存在です。これは中国のチップ開発企業にも大きな期待をもたらしています」と述べている。

「DeepSeekのトレーニングは、それほど大規模な計算能力に依存していないため、エヌビディア製GPUを大量に使う必要がないのです」と沈はいう。「つまり、中国産チップが成長する余地がさらに広がったことを意味します」

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日米No.1アプリになった中国AI「DeepSeek」にサイバー攻撃。なかのAIは自覚してないようす

米AI株大暴落と並行してのサイバー攻撃。わかりやすっ…。

日米AppStoreでダウンロードNo.1アプリに躍進した中国生まれのAI「DeepSeek」が月曜、大規模なサイバー攻撃を受けていることを明らかにしました。

インシデントレポートで発表したもの。現在も次のように書かれています。

DeepSeekが大規模な悪意の攻撃に晒され、サービス継続のため一時的に登録を制限しています。登録済みユーザは通常通りログインできます。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

DeepSeekは、OpenAIなどとまったく同じことが桁違いに安い予算で実現できることを示したオープンソースのAI。月曜は、その登場でAI投資家筋に動揺が走ったため、NVIDIA、オラクル、電力銘柄をはじめとする米AI関連株が急降下してまさに「DeepSeekパニック」の様相でした。

その影響もありそうだし、サイバー攻撃を待つまでもなく、折からのダウンロード集中でサイトがダウンしていたことも確認されています。いずれにせよ、これだけシステム障害が長引くのはローンチ以来初めてのことです。トラフィックと攻撃集中の洗礼にどれだけ持ち堪えられるのかに注目ですね。

ちなみに筆者が火曜朝に試したら、登録は可能でした。確認コードの発行には少し時間がかかったので、あれ?こない…と思って何度もリクエストしちゃったけど。あとで気づいて受信トレイに貯まったコードの一番新しいのを入力したら、するっとできました。

さっそく「日本語は得意ですか?」と聞いたら「英語ほど得意じゃない」とのこと。

「サイバー攻撃を受けているんですか?」という質問には「いいえ。私はAI仮想アシスタントであり、セキュアな環境で運用されています」と自信満々答えてました。

あんまりサイバー攻撃を受けている自覚はないようです。

中国製AI「DeepSeek」の危険性、収集されたデータは「中国で安全」に保管

なんというタイミングだ。TikTokが中国による米国データ収集の懸念(TikTokおよびその親会社は一貫して否定しているにもかかわらず)から一時的に禁止された直後、まさにその行為を求める別のアプリが登場した。そして、もしTikTokが悪いというのなら、このアプリはさらに深刻な問題を抱えている。

DeepSeekは、ほぼ一夜にして米国をさまざまな意味で驚かせた。大手の生成AIプラットフォームに対して、低価格かつオープンソース主体のソフトウェア手法で立ち向かい、彼らのビジネス計画を打ち砕くかのような勢いを見せた。また、中国寄りの検閲を公然と行っており、誰にも見えない巧妙なアルゴリズムではなく、はっきりとわかる形で実施している。そして、AIのデータプライバシーのリスクに関する懸念をまったく新しい段階へと押し上げている。

DeepSeekはこれを隠そうともしない。むしろこうユーザーにはっきりと告げている。

「当社が収集する個人情報は、お客様が居住する国以外のサーバーに保存される場合があります。当社は、収集した情報を中華人民共和国に所在する安全なサーバーに保管します」

では、どんな情報を収集しているのか。すべてだ。

「当社は3つの方法でお客様の情報を収集します。お客様が提供する情報、自動的に収集する情報、その他の情報源からの情報です」

これにはアカウント設定時に入力する個人データはもちろん、プラットフォームで入力・提供するあらゆる内容、つまり「テキストや音声の入力、プロンプト、アップロードしたファイル、フィードバック、チャット履歴、当社のモデルおよびサービスに提供するその他のコンテンツ」が含まれる。

さらに続きがある。

DeepSeekが収集するデータは、TikTokが収集・共有していると疑われた情報よりもはるかに重要なもの

「当社はお客様から特定の情報を自動的に収集します。たとえば、IPアドレスや固有のデバイス識別子、Cookieなど、インターネットやその他のネットワーク活動に関する情報です。また、デバイスモデルやOS(オペレーティングシステム)、キーストロークのパターンやタイミング、IPアドレス、システム言語など、特定のデバイスおよびネットワーク接続情報も収集します。さらに複数のデバイスからログインした場合、デバイスIDやユーザーIDといった情報を用いてデバイスをまたいだお客様のアクティビティを特定し、シームレスなログイン体験やセキュリティ目的に利用します」

このように収集されるデータは、TikTokがかつて(あるいは現時点で)収集・共有していると疑われた情報よりも、はるかに重要なものだ。データがどこに送信されるのか、DeepSeekをオフラインで動かしてファイアウォールで保護できるかどうか、あるいはオープンソースのコード(ただし学習データは除く)を信頼できるかどうかにかかわらず、一度集められた情報は取り戻せない。国家の手に渡った強力なAIエンジンが、こうした個人を特定可能な情報をどう扱いうるかを想像してみるといい。

しかも、それらの情報はいっさいユーザーが暮らす国に保管されず、すべて中国へ送られる。企業がデータ収集に対して政府機関とあらゆる情報を共有する義務を負う国家安全保障関連の法律を抱え、世界各国でTikTokに関する政治的懸念を巻き起こしてきたあの中国だ。筆者はDeepSeekに対し、収集したデータがこれらの法律にどう関係するのか尋ねているが、まだ回答は得られていない。

今月、Harmonic Securityは、ユーザーのプロンプトやアップロードを通じて生成AIプラットフォームが企業に巨大なリスクをもたらすと警告したが、その報告書を作成した時点ではDeepSeekほど露骨に高リスクな存在を想定していなかった。

DeepSeekはある意味、米国が「発明」させたものだ。DeepSeekは中国の投資会社から資金提供を受け、米国からの制限を受けてChatGPTのように高価なハードウェアを多数用いることが難しい状況で、同等の成果を出そうとしている。そのためにはイノベーションとさまざまな回避策が必要になったはずだ。

DeepSeekを使わなければならないならば、収集されるデータがどこへ行き、どこに保存されるのかをよく考えるべきだ

舞台裏の実態はともかく、中国のテックセクターは国家の補助を受けて密接に連携しているため、結果は驚異的なものだ。中国企業が国家の支援なく独力で米国をしのぐAIプラットフォームを立ち上げたという見方もあり得るが、それはTikTok以上に戦略的な意味を持つ。

「世界の主要企業は通常、1万6000個以上のチップを用いたスーパーコンピュータでチャットボットを訓練している」とニューヨーク・タイムズは説明している。「DeepSeekのエンジニアは、エヌビディア製チップをおよそ2000個用いるだけで十分だと述べている。DeepSeekの研究論文は、米国の大企業がAI分野で大きなリードを維持できるのかどうか、疑問を投げかけた。多くの専門家は、AI技術がいずれコモディティ化し、多くの企業がほぼ同じ製品を提供するようになると考えている」

そして今、DeepSeekによる不意打ちを受けて米国の関連銘柄が動揺し、この中国のアプリがストアでトップに立つ中、事態は綱渡りのような様相になっている。ここには多くの含意がある。ユーザーが最新で魅力的なものに飛びつかずにはいられない世界におけるAIのセキュリティ。AIチャットを利用する際にセキュリティやプライバシーをほとんど考慮しないという、以前から明らかだった問題。そして、TikTokの禁止や所有権の変更では防ぎきれない中国製バイラルアプリへの対処が必要だという現実だ。

一方で、もしどうしてもこの中国発の最新バイラルツールを使わなければならないのであれば、収集されるデータがどこへ行き、どこに保存されるのかをよく考えるべきだ。自分自身の個人情報はもちろん、(さらに悪いのは)勤務先などの情報について提供する際には細心の注意が必要である。

中国ディープシーク、米オープンAIからデータを不正入手か…米報道

 中国の新興AI(人工知能)開発企業「ディープシーク」を巡り、米ブルームバーグ通信は28日、ディープシークの関係者が対話型AIサービス「チャットGPT」を開発した米オープンAIからデータを不正に入手した可能性があると報じた。オープンAIと、提携する米マイクロソフトが調査に着手したとしている。

 報道によれば、ディープシークの関係者とみられる人物が昨年秋、オープンAIから大量のデータを盗み出した可能性があるという。マイクロソフトのセキュリティー担当の研究者がこの事態に気付き、オープンAIに通知したとしている。

 トランプ政権でAI分野の政策責任者を務める著名投資家のデービッド・サックス氏は28日、FOXニュースとのインタビューで、ディープシークがオープンAIから技術やデータを盗み、自社のAIモデルの開発に悪用した可能性を示唆した。今後数か月かけ、同様の事態が起こらないよう対策を進める考えも示した。

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ディープシークのAIアプリ、正答率17% 米欧競合をほぼ下回る

中国の新興企業ディープシークの人工知能(AI)アプリは、ニュースや情報に関する正答率がわずか17%と、米オープンAIの「チャットGPT」やグーグルの「ジェミニ」など米欧の競合との比較では11アプリ中10位だったことが分かった。情報の信頼性評価を手がける米ニュースガードが29日公表した検証リポートから明らかになった。

ディープシークのアプリはニュース関連の問いかけ(プロンプト)に対して、30%の割合で誤った主張を繰り返し、53%の割合で曖昧または役に立たない回答を返し、不十分な回答の割合は83%となった。

米欧の競合の平均62%よりも悪く、ディープシークがオープンAIの提供するサービスと同等かそれ以上の性能をはるかに低いコストで実現できると主張しているAIの技術に疑問を投げかける結果となった。

ディープシークのアプリは発表から数日で、アップルのアプリ市場「アップストア」で最もダウンロードされたアプリとなった。米国のAIにおける優位性を巡る懸念が浮上し、米国のハイテク株は一時約1兆ドル下落した。

ディープシークはコメント要請にすぐには応じなかった。

ニュースガードによると、評価には米欧アプリに対してと同様300の問いかけを適用。ネット上で広まっている10の虚偽の主張に基づく30のプロンプトも盛り込んだ。

ディープシークのアプリは、問いかけに対する約3割の回答で、中国に関する質問をされていない場合でも中国政府の見解を繰り返した。

中国が直接関係しないアゼルバイジャン航空機の墜落事故に関しても、中国の立場を回答した。

ただ、専門家には、ディープシークは、同等のAIモデルの30分の1のコストであらゆる質問に答えられる点で画期的だ、との指摘も出ている。

変わり身はやっ。マイクロソフトが「DeepSeek」を提供開始

OpenAIひとすじと思ったら大間違い。

彗星のごとく現れた中国のAI「DeepSeek(ディープシーク)」に一番はしゃいでるのは、Microsoft(マイクロソフト)のサティア・ナデラCEOかもしれません。OpenAIのデータをDeepSeekに無断で使用された疑いで調査を進めるのと同時進行で、DeepSeek最新モデルR1をAzure AI Foundryのカタログにちゃっかり加えて提供を開始しました。

以下は公式ブログからの抜粋です。

「DeepSeek R1にアクセスできるようになりました。Azure AI Foundry経由でなら、企業は信頼性の高いスケーラブルな法人対応のプラットフォーム上で、SLA、セキュリティ、責任あるAIのコミットメントの要件を満たしながら、最先端のAIをシームレスに統合できます」

「DeepSeek社が述べるように、R1はパワフルでコストのかからないモデルですので、インフラへの投資を最小限に抑えながら、より多くのユーザに最先端のAIを届けることができます」

”OpenAI以外”にも守備範囲を広げるマイクロソフト

マイクロソフトといえば、トランプ大統領が就任早々発表したAIの大型ジョイントベンチャー「Stargate」では影が薄くて、21日の発表の場にいたのもソフトバンクの孫正義CEO、オラクルのラリー・エリソン会長、OpenAIのサム・アルトマンCEOの3人だけ。「あれ? OpenAI最大出資者であるマイクロソフトのナデラCEOがいない…!」と話題でした。

そしたら3日後にCNBCが流した40分の特番「中国最新のAIモデルがアメリカの王座を揺るがす」(動画下)の冒頭にナデラCEO自らが出て、OpenAIの強敵であるDeepSeekを大絶賛。「超絶ヤバいのがきた」と興奮気味に話してて…

あの衝撃は大きかった。OpenAIをあそこまで育てたMicrosoftがそう言うなら...とだれもが感じたはず。

「DeepSeek」自体は年末から存在したAIなんですけど、あれで大きく山が動いたように感じます。

R1をアプリに実装するには

マイクロソフトはCopilot+ PCの端末上で動かせるDeepSeek R1蒸留版(軽量版)の公開も予定しているんだそうでして、OpenAI単独ではなく、いろんなAIモデルのいいところを採り入れて普及の裾野を広げることに注力していくもようです。

DeepSeek R1をアプリに入れてみたい人は、以下の手順で導入できます。

Azureアカウントを作成してログイン

モデルカタログのなかから「DeepSeek R1」を検索

モデルカードを開いて「Deploy(導入)」をクリック

導入ページが開いて、APIとキーが1分弱で表示され、プレイグラウンドでプロンプトを試せるようになります*

*このAPIとキーは複数のクライアントで使用可能

アニメGIFの手順はこちら。アプリに導入する順を追った手順はGitHubで確認できます。GitHubブログの発表はこちらです。

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中国AI【DeepSeek】の謎に迫る! "なぜ世界が慌てるのか?"一日で92兆円が飛んだ理由は?中国の狙いとは?

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