暖房が「20℃設定」で正直寒い……。設定温度を上げずに暖かく過ごす方法はある?【家電のプロが解説】
暖房使用時、やはり気になるのが電気代。極力設定温度を上げずに過ごせればベストですが、どのような方法があるのでしょうか。
「All About」ガイドで、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演する安蔵靖志が解説します。
(今回の質問)
家の暖房が20℃設定なのですが正直寒いです。設定温度を上げずに暖かく過ごす方法はありますか?
(回答)
20℃の設定温度で寒く感じる場合は、温かい服装にしたり、加湿器を併用したりしましょう。
どういうことなのか、以下で詳しく解説します。
◆低めの設定温度の場合は温かい服装を心がけましょう
環境省は地球温暖化対策のため、2005年度から「WARM BIZ(ウォームビズ)」を提唱しており、暖房時の室温を20℃を目安に設定するように推奨しています。しかし、実際に20℃を目安にすると、寒さを感じてしまうことも多いのではないでしょうか。そのような場合、以下のような方法での対策がおすすめです。
▼温かい服装を心がける
室温20℃の場合、Tシャツと短パンのような軽装では寒く感じてしまいます。フリースやセーター、薄くて温かい機能性素材などを着用することで体を温めましょう。マフラーや手袋、レッグウォーマーなどで太い血管のある部分を重点的に温めるのもおすすめです。床がフローリングの場合は足元から冷えてしまうため、靴下やスリッパを着用することで冷えを防止できます。
▼窓からの冷気を遮断する
厚手のカーテンや断熱ライナーを使用することで、窓からの冷気を遮断し、室温の低下を防げます。特に、床まで届く丈の長いカーテンを選ぶと効果的です。そのほか、断熱シートや断熱フィルムを窓ガラスに貼ることで、比較的安価に窓の断熱性を高められます。窓やドアのすき間から冷たい風が入ってくる場合は、すき間テープなどを使用して埋めてもよいでしょう。
◆ほかの家電を併用するのもおすすめです
暖房以外の家電を併用することでも、温かく過ごせるようになります。
▼加湿器を活用して体感温度を上げる
同じ室温でも、湿度が低いと体感温度が下がります。加湿器を使って部屋の湿度を40~60%程度に保つことで、体感温度を上げることが可能です。加湿によって空気中の水分が増えることで、熱伝導率が上がり、暖房効率が向上するという効果も期待できます。加湿器の方式はさまざまですが、安全性と省エネ性が高い「気化式」もしくは、気化式をベースにした「ハイブリッド式」がおすすめです。
▼足元暖房器具を併用して足元を温める
ホットカーペットやこたつ、電気毛布、フットヒーター、パネルヒーターなど、足元を直接温める暖房器具を併用することで、より温かく感じられるようになります。これらの暖房器具は、エアコンに比べて消費電力が少ないものも多いため、電気代の節約にもつながります。
▼サーキュレーターや扇風機を併用して足元を温める
暖かい空気は部屋の上部に、冷たい空気は下部に溜まりやすい性質があります。サーキュレーターや扇風機を使って部屋の空気を循環させることで、室温のムラを解消し、足元まで温かさを届けられます。エアコンの対角線上に置いて、エアコンの風と反対方向に風を送ると、空気が効率的に循環します。
