アドビ「フォトプラン(20GB)」値上げに悲鳴 ただし救済措置あり

アドビ「フォトプラン(20GB)」値上げに悲鳴 ただし救済措置あり

アドビのPhotoshopやLightroomを安価に使える「フォトプラン(20GB)」が、1月15日から値上げされ、新規の提供は終了することになりました。

このプランは筆者も個人的に利用しているのですが、「年払い」なら据え置き価格が利用できるという救済措置が用意されています。実際にプランを変更してみました。

据え置き価格の年払いで値上げを回避

アドビ製品のサブスク「Adobe Creative Cloud」にはさまざまなプランがありますが、その中でも写真をよく扱う人に便利なのがPhotoshopとLightroom、Lightroom Classicがセットになった「フォトプラン」です。

オンラインストレージの容量は1TBと20GBの2種類があり、ストレージは不要という人には20GBプランが向いています。生成AI機能を使うためのクレジットもついているので、話題の新機能を試すこともできます。

筆者は2014年からこのフォトプランを使ってきたものの、20GBについては1月15日に新規契約が終了。既存の利用者向けには提供が続くものの、料金は月額1180円から1780円(税込)に約1.5倍も値上げされることになりました。

ただし、この値上げは「年間プラン月々払い」のみ適用され、「年間プラン一括払い」(年払い)は1万4080円で据え置きとなっており、月々払いから切り替えることで安く使い続けられるという救済措置が用意されています。

この切り替え方法について、多くの場合はWebサイトからオンラインで切り替えることができるとアドビは案内していますが、「解約ボタンしかない」という声もあります。筆者のアカウントもそのパターンでした。

ここで解約してしまうと、年間プランの途中解約として解約料がかかってしまうようですが、サポートに連絡して依頼することで解約料なしでプランを変更できるようです。

アドビはチャットによるサポートが用意されており、最初のAIによる対応ですが、担当者につないでもらうことができます。ただ、混雑のせいか待ち時間が長く、待っている間に切断されることがありました。

担当者につながると、現在のプランを解約して年払いを新たに契約してもらう手続きを案内してもらえます。すでに払った月額料金については、日割りで返金されるとのことでした。

プランの切り替えにあたっては一時的に解約状態になるものの、手順に従って年払いの契約をすることですぐに利用可能になりました。20GBのストレージ内のデータにも影響はなさそうです。

なお、アドビによる説明は米国のサイトと日本のサイトで細かな違いがあります。また、1月15日以降に20GBプランを年払いに切り替えできるかどうかはよく分かりません。この点はアドビ広報に問い合わせており、回答があれば追記します。

少なくとも1月15日以降は20GBのフォトプランを新規に契約することはできなくなるため、解約したくなった場合は、慎重に検討する必要がありそうです。

Lightroomだけ使いたい人には「Lightroomプラン」があるものの、これには「Lightroom Classic」が含まれていない点に注意が必要です。

円安を考えると破格の安さ

今回は年払いで回避できたものの、いつまで続くかは気になるところです。ただ、他のアプリに移行する手間や学習するコストを考えると、悔しいところですが、アドビにお金を払うほうが経済的という印象です。

なお、アドビの価格設定は非常に良心的という印象です。今回の20GBプランの改定はグローバルで実施されており、米国では月9.99ドルから14.99ドルに値上げ、年払いは年119.88ドル(税別)で据え置きとなっています。

これを日本の税込価格に換算すると2万1000円弱になります。実際には1万4080円なので、為替レートを単純計算すると1ドル=107円程度になります。

アドビによれば、この価格は各国の為替レートを反映済みとのことから、日本では意図的に安く設定していると考えられます。新興国などではよくある配慮ですが、日本における円安の影響をあらためて感じるところです。

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