ハリス氏が敗北宣言 「選挙の結果は我々が望んだものではなかった」

ハリス氏が敗北宣言 「選挙の結果は我々が望んだものではなかった」

 ハリス米副大統領は米東部時間6日午後4時過ぎ(日本時間7日午前6時過ぎ)、首都ワシントンにある母校ハワード大で開かれた集会に姿を見せ、「この選挙の結果は我々が望んだものではなかった」と述べ、大統領選での敗北を認めた。

 5日の大統領選でトランプ前大統領の当選が確実となってから公の場に現れるのは初めて。トランプ前大統領は選挙前から敗北を受け入れない姿勢をとってきたことを念頭に、「選挙に負けたらその結果を受け入れるのが米国の民主主義の基本原則だ。社会からの信頼を求める者は、この原則を尊重しなければならない」と述べた。

 集会には多くの支持者が駆けつけた。ハリス氏は「若者たちへ」と呼びかけ、「悲しんだり、落ち込んだりしてもいい。大事なのは、決してあきらめないこと。世界をより良い場所にする努力を決してやめないで」と語りかけた。

 さらに、2期目のトランプ政権が発足することについては、「多くの人が暗黒の時代に突入しつつあると感じていることは承知している」とし、「暗闇の中でこそ、星が見える」というキング牧師の言葉を引用して、「もしそうだとしても、希望、信念、真実、奉仕の光で空を満たそう」と締めくくった。

 ハリス氏はこれに先立ち、トランプ氏に電話し、大統領選で当選確実となったことを祝福していた。

米国では「トランプ勝利」を見据えた動きが…!国民がドン引きしたハリスの「罵詈雑言」と主流派メディアの「変化」

失言のハリス

アメリカ大統領選挙の投票日が近づいてきたが、この3ヶ月ほどの大統領選挙をめぐる流れを簡単に振り返っておきたい。

民主党の大統領候補がジョー・バイデンからカマラ・ハリスに切り替わった当初の段階では、ハリス陣営は選挙戦でなるべくハリスを表に出さない戦術を採用していた。ハリスを表に出すと、何を話すかわからず、言葉に詰まってまともに話せなくなることも起こりうるからだ。なお、副大統領候補のティム・ウォルズも失言が多いことで知られている。

一方トランプ側は、トランプにせよ、副大統領候補のJ・D・ヴァンスにせよ、明らかに自陣営に敵対しているメディアにもどんどんと出演して、自らの考えをなるべく広く伝えることを重視してきた。こうした中でハリス優勢とされた状況がどんどんと崩されていった。

これに焦ったのか、ハリス陣営も方針を転換し、どんどん露出する戦略に転換したが、これが心配された通り裏目に出たために、再びハリスは表舞台にあまり出なくなった。その代わりにクリントンやオバマという民主党のかつての大統領がハリスの代わりに飛び回っている。

カマラ・ハリスには自分の頭で物事を考える力がなく、論理のつながらない話になることは「ワード・サラダ」だとして批判されてきた。サラダボウルの中に雑多なものが入っているように、異質なものが1つの文の中に混在しているというイメージらしい。

またその発言に具体的な中身があまりないということも批判されてきた。彼女が口を開けば出てくるのは、トランプに対する罵詈雑言と、「ページをめくる」だの「機会の経済を作る」だのといった、あまりにも抽象的なイメージを伝える言葉が圧倒的に多い。

100歳のジミー・カーターを笑いものに

だが、表沙汰になってきたのはそうしたものだけではない。ドン引きするような性格の悪さまで露呈するようになった。

例えば、「ジミー・カーターでも期日前投票ができたのだから、あなたたちにもできるわよ」と、ハリスは自分の選挙集会で発言して、大爆笑した。

ジミー・カーターがかつて民主党の大統領だったことを記憶している人も多いだろうが、彼は実は10月1日に100歳の誕生日を迎えた。この誕生日を家族が集まって祝ったのだが、その様子をCBSニュースが報じている。その動画を見ると、もはや意識があるのかどうかもわからない様子で、私は正直、こんな動画でも公開されなくてはならないのか、ジミー・カーターにもプライバシーの権利はあるだろうと思った。そのくらい、カーターの様子は哀れだった。

このカーター元大統領を例に出して大爆笑できるハリスのあり方に、私はドン引きした。

また別の選挙集会において、カマラ・ハリスが中絶の話をしていた時に、その話に違和感を感じた一人の男性が「キリストは主だ」と叫んだのだが、この時のハリスのこの男性への攻撃も凄まじいものだった。

「あなたは間違った選挙集会に来ている。あなたはここよりも小さい選挙集会(トランプ側の選挙集会)にいくつもりだったんじゃないの?」と言って、勝ち誇ったような笑いを浮かべたのだ。

これにも私はドン引きした。彼女はキリスト教の敬虔な信者は自分の選挙集会に参加すべきではないかのような発言を行なったのだ。

会場は一見すると大いに盛り上がっていたようには見えたが、この選挙集会に参加している人の中にもドン引きしている人はかなりいたことだろう。キリスト教徒でなくても、キリスト教を侮蔑するような発言に不愉快なものを感じるのは、私だけはないだろう。信仰の自由は尊重されるべきである。

カマラ・ハリスの性格の悪さは、以前から噂されていた。ハリスが副大統領になってからの3年間で、彼女のスタッフの91.5%が辞めていったとのデータもある。

こんな話は前から聞いてはいたが、「どこまで本当なんだろう」と思っていた。だが、自分自身でこうした姿を見てしまうと、こんな人についていく気にはさすがにならないなと思わずにはいられなかった。

なお、こうしたカマラ・ハリスのマイナス面について、主流派メディアはほとんど報じていない状態だ。

4年前とはスタンスを変えたSNS

だが、今回の大統領選挙では前回と違って、SNSでこうした情報が拡散するようになっている。

民主党側に明らかに偏っていたツイッターは、イーロン・マスクによって買収されてXへと名前が変わり、親トランプ・反民主党の投稿も検閲されなくなった。フェイスブックが民主党に加担するような検閲になっていたことを、マーク・ザッカーバーグはトランプ側に謝罪し、こちらも4年前とは違う様相になっている。

YouTubeも以前ほど民主党を批判する動画を押さえ込まなくなっているようだ。

私は自分のYouTubeチャンネルを持っているが、米民主党を批判する動画をアップすると、その動画の視聴数が押さえ込まれるだけでなく、その後にアップする動画の視聴数も押さえ込まれているように感じることから、ニコニコ動画のチャンネルを開設して、アメリカ政治を扱う動画はこちらにアップするように切り替えるようにした。ところが最近は、おすすめ動画の中に、民主党を批判する動画もよく見かけるようになった。

主流派メディアが報じないことが、SNSを通じて出回るようになったことで、アメリカの選挙戦の様相は大きく変化したのではないだろうか。

トランプがマクドナルドの店舗でアルバイトをしたことは日本でも報じられたが、なんでトランプがマクドナルドで働いたのか、日本の報道を見ていてもよくわからなかっただろう。実はあれも公正な報道をしないアメリカの主流派マスコミへの鞘当てのようなものなのだ。

カマラ・ハリスが高校生の時にマクドナルドでバイトをしていたと言って、庶民派をアピールするような動きに出た時に、トランプ陣営はマクドナルドにハリスがバイトしていたかどうかを尋ねて、バイトしていた形跡がないことを確認したようだ。ハリスが明らかにウソをついていることを確信したトランプ側はこのことに人々を気づかせるのにどうすればいいかを考えた。その結果としてトランプ自身がマクドナルドで働いてしまえばいいと考えたのだ。

選挙集会をやるわけでもないのに、トランプが働くことになったマクドナルドの店舗の周囲の沿道には、何千人というトランプサポーターが詰めかけて声援を送った。

そして短時間の勤務を行なってから「マクドナルドでカマラ・ハリスより15分長く働いた」という、事情を知らないと謎としか感じられないメッセージを残した。

「トランプがハリスよりも15分長くマクドナルドで働いたってどういうこと?」と思ってネットで検索すると、こういう事情が明らかになる。人々の噂レベルでも、「実はこういうことだったのよ」ということが自然に拡散する。主流派マスコミが報じないことを、こうすれば多くの人が知るようになり、それは主流派メディアに対する信頼を失墜させることにもなる。これをトランプ陣営は狙ったのだ。

あまりの露骨さにメディア信用度低下

さてギャラップは、メディアに対するアメリカ人の信頼度がどんどん低下していることを報じた。

メディアに対して概ね信頼できるとの回答は1976年に72%もあったが、今年は31%にまで低下したのだ。前回の大統領選挙があった2020年段階でも40%あったが、年々下がって今年はついに31%となった。

これに対してメディアは全く信頼できないという回答は、1976年には4%に過ぎなかったが、今年は36%となった。

今やメディアは概ね信頼できるという意見は、全く信用できないという意見よりも少数派なのだ。

あまりに露骨なトランプ叩きとハリス擁護のあり方に、アメリカ人の多くは違和感を感じるようになったことも影響しているのだろう。

今年の期日前投票(郵便投票を含む)にも、4年前と大きな変化が出ている。4年前は共和党側に有権者登録をしている人はあまり期日前投票を行なっていなかったが、今回はこうした人がかなり多く投票している。不正の温床になるからと期日前投票を推奨しないでいると、選挙戦術的に不利になることから、今回トランプ陣営はこの方針を変えたのだ。ただここはさほど注目すべきポイントではないかもしれない。

注目すべきは、民主党側で有権者登録をしている人の投票数が、前回ほど伸びていないところだ。前回は期日前投票を行なった民主党支持者が、今年は投票日に投票所に足を運ぶことにしたということは、おそらくないだろう。

アメリカ人の中にトランプが嫌いで民主党側に投票してきた人は数多くいるだろうが、そんな人たちがハリスには投票したいとは必ずしも思わなくなっていることが、こういうところからも示唆されるのだ。

選挙戦がトランプにどんどん傾いているという流れは、メディアのあり方をも変化させているように思う。主流派メディアはこれまで公然と民主党の大統領候補を支持する声明を発表してきたが、今回はワシントンポスト、ロサンゼルス・タイムズ、USAトゥデイといったメディアが、カマラ・ハリス支持を打ち出すことをやめたのだ。ハリスが勝てそうにないことから、トランプ勝利に備えた動きではないかと見られている。

MSNBCの Alex Wagner Tonight でも、興味深い動きがあった。番組をホストするアレックス・ワグナーが、トランプ支持の黒人たちにハリスについての見解を尋ねた様子が番組にアップされたのだ。

インタビューを受けた黒人女性の一人は「有色人種だからとか女性だからという理由で、カマラ・ハリスをダメだとは思わないけど、プーチンに対抗してやっていけるような資質があるとは思えないのよ。大統領には安心感や凛々しさを求めたいの」と答えた。「凛々しさ」を表現するのに manly(男らしさ)という言葉を用いたことに、ワグナーが「それは女性だからダメだということですよね?」と聞き返すと、他の黒人女性が「そういうことじゃない。彼女にはアメリカを運営できる資格も教養もないだけよ。彼女には経験もないし、私たちの苦労も理解していないのよ。あと4年も信じろなんていうのは気が狂っているわ」と、反論した。

インタビューの中でワグナーは必死にカマラ・ハリスを擁護しているが、MSNBCが本気でハリスを擁護するなら、この録画をお蔵入りさせていたのではないかと思う。

MSNBCもやはりトランプ勝利後を意識して、スタンスを変えてきているのではないかと思われるのだ。

トランプが勝利するのではないかとの見方は金融業界にもかなり浸透していて、ジョージ・ソロスの右腕だったことで知られるドラッケンミラーは、すでにトランプ勝利を市場は織り込んでいると発言している。

早くも不正、選挙後はやはり大混乱か

それでも、恐らくトランプ勝利はすんなりとはいかないだろう。というのは、今回も選挙不正の動きが各地で見られるからだ。

例えばペンシルバニア州のランカスター郡では、2500人にのぼる有権者登録申請の不正が発覚した。これらの申請には同一の筆跡と思われる署名がなされているなど、疑わしいことが数多く発見されたのだ。

同じペンシルバニア州のバックス郡では、不在者投票を認める最終日に、現地時刻の午後5時まで不在者投票が認められることになっているのに、午後2時41分に受付を終了させるという暴挙に出た。共和党支持の有権者が急激に期日前投票に動いているので、これを止める動きではないかと見られている。

バージニア州では、アメリカ国民ではない人たち1500人が有権者名簿に掲載されていることが発覚して、その人たちを有権者名簿から削除したら、この人たちを名簿に戻せという判断を連邦地方判事が下すということが起こっている。投票日までの日数が90日以下になった時点で登録抹消を連邦法が禁じているからだが、市民権を持たない人を名簿に載せておいて構わない、有権者として権利行使しても構わないというのは、どう考えてもおかしいだろう。

アメリカの選挙権がアメリカ国民に限られるのは当たり前なのであり、バージニア州法にもそのことが規定されている。

だが、不法移民たちは緩いバイデン政権の国境政策のもとでアメリカに入国できたわけで、有権者登録をさせれば、民主党に投票することが大いに期待できる。この党派的な利益を優先して、選挙制度を曲げるようなことが、今回の選挙でも行われているのだ。さすがに連邦最高裁はこの地裁の決定を覆したが、民主党系の3人の判事は連邦地裁判事の決定を支持した。

選挙が終わったら全ておしまいということには恐らくならないだろう。

大統領選挙でトランプ優勢であるのは間違いないが、選挙後に大混乱が生じることも覚悟していなければならないのが実際だと思う。

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なぜハリス氏はトランプ氏に敗れたのか…「唯一無二」に打ち勝てず、多様性に忌避感も

 米共和党のトランプ前大統領は2020年大統領選の後、民主主義の根幹たる平和な政権移行に背を向け、四つの事件で起訴された人物である。民主党のハリス副大統領はなぜ敗北を喫したのか。

 まず何よりも、個の力で太刀打ちできなかった。トランプ氏は希代のポピュリストであり、良くも悪くも唯一無二の存在である。ハリス氏の副大統領としての評価は低く、バイデン大統領の撤退で急きょ大統領候補に上り詰めたが、バイデン政権の負のイメージを引きずり、終盤戦で支持は頭打ちになった。優等生で失敗を恐れるタイプという印象もぬぐえなかった。

 バイデン氏が早期に撤退し、民主党で激しい指名候補争いが繰り広げられていたら「勝ち抜けなかった」と話す党関係者もいる。

経済政策が浸透しなかった理由は…

 有権者の関心が高い経済政策も浸透しなかった。誰もが成功のチャンスを得られる「機会の経済」を掲げ、新規事業の設立への税額控除拡充などをうたった。近年の高学歴なリベラル派が好む「機会の平等があれば、努力をする人は成功できる」というメッセージのこもったものだった。

 だが、誰もがハリス氏のように努力の才能があるわけではない。自らが勝てば「米国を裕福にする」というトランプ氏の単純なメッセージの方が訴求力は高かった。インフレ(物価上昇)にあえぐ黒人やヒスパニックらの支持が伸び悩んだ要因と言える。

リベラルすぎるイメージ

 リベラル過ぎるイメージも払拭(ふっしょく)できなかった。トランプ陣営は終盤、ハリス氏が心と体の性が一致しない「トランスジェンダー」の受刑者の性別適合医療に公費投入を認めると発言した過去の映像を、テレビ広告で執拗(しつよう)に流した。

 米国の多様な社会を行き過ぎと感じる有権者は地方を中心に多い。黒人かつアジア系の女性という多様性を体現するハリス氏の存在そのものが、保守層のみならず、無党派層の一部に忌避された面は否めない。

 米国ではいまだに女性大統領が誕生した例はない。世界最強を誇る米軍の最高司令官を務める大統領職には、「強さ」を求める有権者がいまだに多い。「ガラスの天井」と呼ばれる目に見えない障壁に、ハリス氏もまたはね返された。

完敗の民主、放心 都市型偏重、労働者に背 「青い壁」総崩れ・米大統領選

5日投開票の米大統領選で民主党のハリス副大統領(60)は「ブルーウォール(青い壁)」と呼ばれる地盤の東・中西部3州を含め、激戦7州を全て失う完敗を喫する見通しとなった。

【ひと目でわかる】米大統領選・州別勝敗地図(日本時間6日午後9時現在)

 都市型化を進めた同党が「労働者階級の人々を見捨てた」(民主系無所属のサンダース上院議員)ツケは大きく、解党的出直しは必至だ。

 「望んだ結果ではなかった」。ハリス氏は選挙から一夜明けた6日、母校ハワード大の演説で率直に認めた。支持者たちは涙を流し、会場には重い空気が漂った。副大統領候補のウォルズ・ミネソタ州知事は記者団に今後の予定を問われ、「ミネソタに帰る」と短く答えた。

 かつての製造業の中心地で衰退が目立つ「ラストベルト(さび付いた工業地帯)」に位置し、死守しなければならなかったミシガン、ウィスコンシン、ペンシルベニア3州の「壁」は、軒並み崩壊。黒人やヒスパニック系を含め、幅広い有権者層で2020年の前回選挙から票を減らした。

 ウィスコンシン州リポン大のヘンリク・シャツィンガー教授(政治学)は、「労働者階級の関心が分からなかったこと」が最大の敗因だと分析する。多くの国民がインフレに悩まされる中、民主党は出生時の性別と性自認が異なるトランスジェンダーの権利など文化的政策に比重を置き、「常識を欠いた」と指摘。結果的に、農村部や非大卒の有権者らに背を向けられたと解説した。

 民主党がハリス氏を担ぐまでの拙速で不透明な手続きも、陣営の足を引っ張った。就任前、再選を目指さないと表明していたバイデン大統領(81)は、前言を翻し2期目を目指し立候補。高齢不安の果てに撤退に追い込まれた。

 慌ただしく後を継いだハリス氏は、通常の手順を飛ばして候補に指名された。党内の対立候補との討論会やメディアの厳しいインタビュー、予備選で一般党員の審判を仰ぐといった試練を経ないまま、3回目の選挙に臨むトランプ前大統領(78)と相まみえることになった。

 ビヨンセさんらセレブを大量動員した「バイブス(雰囲気)」頼みの選挙は、日々の生活に苦しむ中間層の心に響かなかった。シャツィンガー氏は民主党の今後について「トランプ氏を非難するだけでなく、内省し、どの有権者の支持をまとめたいのか考え直す必要がある」と語った。

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