SSDは特価・下落がある一方で値上がりも散見、Crucialからは最大7,100MB/sの新製品登場 [10月前半のSSD価格]

SSDは特価・下落がある一方で値上がりも散見、Crucialからは最大7,100MB/sの新製品登場 [10月前半のSSD価格]

SSDは特価・下落の一方で値上がりも散見、Crucialから最大7,100MB/sの新製品

 引き続きM.2/NVMeの高速SSDを中心に特価・下落が多数。ただし、特価の終了や値上がりも目立つ。

 PCIe 5.0 x4対応は、最大リード14,500MB/sのCrucial「T705」ヒートシンク非搭載2TBが、前回比8,910円安の54,890円と大幅下落。実のところ、ヒートシンク搭載2TBが前回調査で56,980円に下がっており、価格を逆転されていたのだが、今回の値下がりで是正(?)された形だ。

 容量別の最安は、4TBがCrucial「T700」ヒートシンク搭載版で89,800円(1GB単価22.5円)、2TBが同・非搭載版で41,800円(20.9円)、1TBがSeagate「FireCuda 540」で26,980円(27.0円)。

 しかしながら、上昇した製品も少なくない。

 上述のCrucial「T700」2TBは最安に名を連ねるが、前回見られた大幅特価(29,700円)は終了。Seagate「FireCuda 540」2TBも特価(34,800円)が終了し、11,180円高の45,980円となった。ADATA「LEGEND 970」2TBは安値(29,980円)のショップの品切れで、19,763円高の49,743円といった具合だ。

 特価情報を逃さず、安価なうちに購入できた向きは、自分を褒めていい。

□Princetonの高速・格安SSDが上昇

 PCIe 4.0対応・6,000~7,000MB/s級は、SK Hynix「Platinum P41」が最大17%下落。2TBが1,900円安の20,980円、1TBが1,900円安の11,980円、500GBが1,760円安の8,580円となったのが目立つ。Wester nDigital「WD Black SN850X」もヒートシンク搭載4TBが3,900円安の53,480円、非搭載4TBが1,400円安の50,480円となった。

 ほかに、ADATA「LEGEND 960 MAX」4TBが1,320円安の51,480円、キオクシア「EXCERIA with Heatsink」2TBが2,000円安の20,980円など。Samsung「990 PRO」はヒートシンク非搭載4TBが一部で値下がりし、最安値が1,000円安の55,980円となったが、多くのショップでは特価の終了で61,480円に上昇。搭載版の4TBも3,490円高の63,470円に上がっている。

 容量別の最安は、4TBが「LEGEND 960」で700円安の41,980円(1GB単価10.5円)。2TBクラスはCFD販売「DRV7400A」とPrinceton「PHD-ISM2G4」が18,980円(9.5円/9.3円)で同額だが、前者は前回比800円安、後者は3,000円高と値動きが逆方向。1TBも「PHD-ISM2G4」だが1,190円高の10,980円(10.7円)だ。

□Crucial「P310」にM.2 2280タイプ

 新製品としては、Crucial「P310」のM.2 2280タイプ(500GB~2TB)が発売。発売済みの超小型サイズ(M.2 2230)に続き、標準的な大きさであるM.2 2280タイプだ。最大データ転送速度はリード6,600~7,100MB/s、ライト3,500~6,000MB/sで、価格は2TBが24,180円、1TBが14,380円、500GBが9,880円となっている。

 また、従来4TBモデルのみが出回っていたSeagate「FireCuda 530R」は、新たに1~2TBが販売開始。最大リード7,400MB/s、ライト6,800~7,000MB/s(1TBが最速)、総書き込み容量(耐久性)1,100~5,050TBWで、価格はヒートシンク搭載2TBが40,800円、1TBが24,800円、非搭載2TBが32,800円、1TBが17,800円だ。

□最大5,000MB/sのキオクシア製2TBが特価1.8万円

 PCIe 4.0対応・5,000MB/s級は今回もCrucial「P3 Plus」が最も安く、4TBが39,800円(1GB単価10.0円)、2TBが17,480円(8.7円)、1TBが120円安の9,380円(9.4円)で、前回とほぼ変わりがない。500GBクラスはTeam「MP44L」がやや値を下げ、280円安の5,500円(11.0円)となった。

 個別に見ると、キオクシア「EXCERIA PLUS G3」2TBが2,000円安の17,980円で特売され、最安のCrucial「P3 Plus」とは500円差。Western Digital「WD Blue SN5000」4TBは2,000円安の45,980円、M.2 2230のWestern Digital「WD Black SN770M」は2TBが2,450円安の35,280円、1TBが1,170円安の18,480円に下がった。500GBクラスはCrucial「P3 Plus」が500円安の5,980円、ADATA「LEGEND 850 Lite」も1,000円安の5,980円だ。

 一方、一部ショップで安価に販売されていたSamsung「990 EVO」は、2TBが7,000円高の31,980円、1TBが4,000円高の19,980円に上昇。全店同じ価格に統一された。

 上記以外のPCIe 4.0対応およびPCIe 3.0対応は、4TBがCrucial「P3」で3,180円高の37,980円(1GB単価9.5円)に上昇。前回最安だったKingston「NV2」(32,780円)は品切れだ。2TB以下は今回もTeam「MP33」で、2TBが14,979円(7.3円)、1TBが7,360円(7.2円)、512GBが4,979円(9.7円)となっている。

□Samsung製2.5インチも特価終了

 2.5インチSATAタイプの最安は、4TBがTeam「QX」で31,580円(1GB単価7.7円)、2TBがTeam「GX2」で15,380円(7.5円)、1TBがCrucial「BX500」で290円安の8,480円(8.5円)、500GBクラスがMSI「SPATIUM S270」480GBで3,980円(8.3円)。

 シリーズ別にはSamsung「870 EVO」が上昇。4TBは特価の終了で15,600円高の64,980円となったが、これは5万円を切る一部の特価(49,380円)からの上げ幅で、ほとんどは8,000円高に留まる。Samsung「870 QVO」8TBも特価が終了し、多くが約114,000円となったが、一部では10月5日時点でも95,329円で特売中だ。

 このほか、Western Digital「WD Red」(500GB~4TB)は全体的に値下がりし、4TBが1,090円安の85,480円、2TBが1,650円安の43,120円など。「BX500」2TBが600円安の16,980円、キオクシア「EXCERIA」960GBが400円安の8,580円、Western Digital「WD Blue SA510」500GBが520円安の7,280円と、特価・下落が幾つか見られる。

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