ロボット掃除機ルンバに「1週間は水の交換不要」の新型が登場。6万円を切るゴミ収集対応モデルも
アイロボットは8月29日、同社のロボット掃除機「ルンバ(Roomba)シリーズ」の新製品を発表した。
特に「Roomba Combo 10 Max」は、アイロボットの新しいハイエンド機。価格的にも20万円台に肉薄する金額だが、ロボット掃除機の「面倒なところ」を改善したモデルになっている。
また、4月に登場した入門モデルの「Roomba Combo Essential robot」のゴミ収集ステーション対応版も登場した。
各モデルの直販価格(税込)と発売日は以下の通り。各製品の特徴を解説する。
Roomba Combo 10 Max+AutoWash 充電ステーション……19万7800円、8月30日発売
Roomba Combo 10 Max+AutoEmpty 充電ステーション……16万8100円、9月6日発売
Roomba Combo Essential robot+AutoEmpty 充電ステーション……5万9200円、9月20日発売
床拭きパッドの自動洗浄&Matterに対応した最上位機
Roomba Combo 10 Maxシリーズは、2023年9月に日本上陸した「Roomba Combo j9+」の後継機になる。
最大の特徴は、ルンバの充電や集めたゴミを回収する「クリーンベース」だ。
Combo j9+でも床拭き用の水の給水機能、ゴミの収集、充電が可能だったが、ルンバが床を拭いた後のパッドは手動でメンテナンスをする必要があった。
今回、新機種では給水に加え「自動パッド洗浄」機能が追加される。これにより、日常の清掃後のほとんどの作業が自動化されることになる。
なお、クリーンベースは今回から充電ステーションという名称に変更される。
製品名称としては長くなっているが、「AutoWash 充電ステーション」が新機能である「自動パッド洗浄」対応のモデル、「AutoEmpty 充電ステーション」が「充電と自動ゴミ収集機能のみ(自動給水も非対応)」のモデルになる。
AutoWash 充電ステーションには、ゴミ収集パックと、給水タンクと排水タンクが内蔵されている。
給水タンクも排水タンクも約7日間の水を貯めておくことができるため、大体1週間で「給水タンクに水を入れ、排水タンクの汚水を取り除く」という作業が発生する。
また、清掃機能も改善。今まで障害物を回避するためだけに使っていた正面カメラの映像が、ゴミの検知にも活用するようになったため、ゴミの検知能力が最大8倍に向上している。
使い勝手という面では、j9+までは拭き掃除をしたい時必ず「掃除機がけ」がセットだったのに対し、Combo 10 Maxシリーズでは「拭き掃除のみ」のオプションが追加された点も細かいところだが改善点だ。
なおCombo 10 Maxシリーズは、アップルやグーグル、アマゾンらが参画するスマート家電の共通規格「Matter(マター)」にルンバシリーズで初めて対応する。
これにより、アップル製品との親和性が高まる。従来もSiriによる音声操作(Siriショートカット)は可能だったが、Matter対応によりアップルの「ホーム」アプリから清掃開始などの指示ができるようになる(グーグルやアマゾン アレクサでの操作は対応済み)。
Matter対応は、2024年10~12月頃のソフトウェアアップデートで提供予定で、Combo 10 Maxシリーズ以外の機種への提供は現時点では予定されていない。
6万円を切る自動ゴミ収集対応モデル
Combo 10 Maxシリーズは、フルスペックモデルが19万7800円(税込)、自動パッド洗浄を除いたモデルでも16万8100円(税込)と、ルンバにしっかりと掃除をさせたいユーザー向けの製品だ。
一方、Roomba Combo Essential robot + AutoEmpty 充電ステーションは5万9200円(税込)と、6万円弱に抑えつつ自動ゴミ収集機能が利用できる。
実際、アイロボットの2024年秋ラインナップの中では同機能を持つモデルとしては最安値となっている。
AutoEmpty 充電ステーション以外の機能は、基本的に4月発売の既存モデルを継承しており、アクションブラシはシングル、前方を捉えるカメラはなく、掃除する部屋の指定ができないなど、必要最低限の仕様になっている。
ただし、ハイエンドモデルにも存在しないホワイトモデルがCombo Essential robotシリーズには存在する。
性能はあまりに気にならないが、ロボット掃除機を含めて、部屋のデザインや雰囲気を整えたいユーザーにとっては検討したくなる特徴だと言える。
