NHK 中国語ニュースでの不適切発言を一部訂正「内容が一部欠落していました」
NHKは25日、ラジオ国際放送などの中国語ニュースで、中国籍の外部スタッフが沖縄県や尖閣諸島について「中国の領土」と不適切な発言した問題を巡り、22日に公表した当該スタッフの発言を一部訂正した。
同局は公式サイトで「NHKラジオ国際放送での中国籍の外部スタッフによる発言について」と題して文書を公開。「8月22日に公表した中国籍の外部スタッフの発言内容について、翻訳の内容が一部欠落していました。以下の二点について確認が不十分でした。改めてお詫び申し上げます」と謝罪した。
その上で「正確には以下の通りです」とし、「(1)「釣魚島と付属の島は古来から中国の領土です。NHKの歴史修正主義宣伝とプロフェッショナルではない業務に抗議します」(中国語)「南京大虐殺を忘れるな。慰安婦を忘れるな。彼女らは戦時の性奴隷だった。731部隊を忘れるな」(英語)※中国語での発言内容には以下の通り、「宣伝」という単語がありましたが、日本語に翻訳する際に確認が不十分でした(2)また、外部スタッフはこの発言の前に「靖国神社で落書きが見つかった」というニュースを伝えた際、原稿にはない「『軍国主義』『死ね』などの抗議の言葉が書かれていた」という文言を一方的に加えて放送していました」と伝えた。
松本総務相「公共放送としての使命に反する」 NHK中国語ニュース不適切発言を受けて
NHKのラジオ国際放送などの中国語ニュースで、中国人スタッフが不適切な発言をした問題を巡り、松本剛明総務相は27日の閣議後記者会見で、「公共放送としての使命に反する」と批判した。
NHKによると、19日午後の生放送で、中国籍の外部スタッフが尖閣諸島を「古来から中国の領土」「南京大虐殺を忘れるな。慰安婦を忘れるな」など日本政府の見解とは異なる不適切な発言をした。これを受けて、外部スタッフと業務委託契約を結ぶ関連団体を通じて本人に厳重に抗議し、21日付で契約を解除した。刑事告訴の検討や損害賠償請求についても明らかにしている。中国語を含む17言語で生放送から事前収録への切り替えを進めており、今後は人工知能(AI)音声の導入も検討するという。
松本氏は「事実関係を正確に把握するとともに、原因究明、再発防止策を着実に行うよう求めたい」と述べた。
