エピックゲームズ、EUで独自アプリストア開設 アップル規制受け
人気ゲーム「フォートナイト」を運営する米エピックゲームズは16日、米アップルのiPhone(アイフォーン)向けの独自のアプリストアを欧州連合(EU)で開設したと発表した。EUで本格運用が始まった「デジタル市場法(DMA)」を受けた動きで、米アップルが囲い込んできたアプリ市場を変える動きが出てきた。
エピックが開設した「エピック・ゲームズ・ストア」では、フォートナイトなど三つのゲームを提供し、米グーグルの基本ソフト「アンドロイド」向けは世界で使える。エピックはiPhone向けについて、EU以外の各国当局にもこのアプリストアを利用できるよう働きかけているという。
アップルは安全性などを理由に、影響力のある自社の「アップストア」以外でのアプリ配信を認めてこなかった。アプリ内での課金に対し最大30%の手数料を取っており、アプリ業者から「高すぎる」と批判が出ていた。EUで3月に本格運用が始まったDMAが、自社のアプリストアでアプリ配信を義務づけることを禁止したため、アップルは外部のアプリストアでの配信を認める方針に転じていた。
「アップルはデジタル法違反」EU見解 アップストア開放「不十分」
欧州連合(EU)は24日、iPhone(アイフォーン)向けなどのアプリストアの「開放」が不十分だとして、米アップルがデジタル市場法(DMA)に違反しているとの暫定的な見解を示した。アップル側の反論も踏まえ、来年3月までに最終判断する。違反が認められれば、世界総売上高の10%を上限とした制裁金を科す可能性がある。
3月に本格運用が始まったDMAは、自社サービスの優遇を禁じている。アップルは従来、自社の「アップストア」以外からのアプリ取得を認めてこなかった。DMAを受けて一部の運用を変更したものの、EUの行政を担う欧州委員会は外部への開放が依然不十分だとしている。
