保存料や添加物を含む「超加工食品」は10%も早死リスクを高める 研究結果

保存料や添加物を含む「超加工食品」は10%も早死リスクを高める 研究結果

54万人を超える中高年齢者のデータを分析した研究によると、「超加工食品(ultra-processed food)」の多い食事に頼っている人は、バランスの取れた食事を心がけている人に比べて、早く死亡する可能性が10%以上高いことが明らかになった。

米国国立癌研究所の研究員で筆頭著者であるエリカ・ロフトフィールドと共同研究者たちは、米国に住む50〜71歳の中高年齢者50万人以上の食行動と嗜好を、30年近く追跡調査した。

「加工の程度が高い肉や清涼飲料は、死亡リスクが最も高い超加工食品のグループに分類されることがわかりました。疾病予防と健康増進のために、これらの食品をなるべく摂らない食事がすでに推奨されています」と、ロフトフィールドはプレスリリースで述べている。彼女はこの研究結果を6月29日から7月2日までシカゴで開催された米国栄養学会の年次総会で発表した。

「私たちの研究結果は、超加工食品の摂取が健康と長寿に悪影響を及ぼすことを示す、観察と実験の両方による研究を含む数多くの文献を裏づけるものです」と述べるロフトフィールドはこう続けている。「しかしながら、超加工食品の何が潜在的な健康リスクをもたらすのかなど、わかっていないことがまだたくさんあります」

超加工食品とは、食品由来の物質から製造され、保存性を高めるために保存料や添加物などを付与した工業的な過程で作られた加工済み食品のことだ。これには、甘いまたはしょっぱいスナック菓子や大量生産された袋入りのパン、パン菓子、ケーキ、朝食用シリアル、カップ麺、パック入りの乳飲料や果実飲料、清涼飲料、炭酸飲料などが含まれる。冷凍ピザのような加熱調理済み食品や、ソーセージなどの再構成肉食品も超加工製品の定義に入る。

『アメリカ臨床栄養学会誌』に発表された2022年の研究には、「全体的な黄金律は、超加工食品よりも未加工または加工が最小限の食品と作りたての食事を常に好むようにすることだ」と書かれている。

アメリカ心臓協会も、加工が最小限の食品を選ぶことを推奨している。冷凍や缶詰の果物や野菜は、最小限の加工が施されている食品の例だ。

超加工食品の摂取量が増えると、食物繊維、タンパク質、カリウム、その他の微量栄養素が少なくなるという関係性を、研究者たちは繰り返し証明している。実際、超加工食品ばかりを食べていると、太り過ぎや肥満になる危険性が増し、高血圧、2型糖尿病、冠状動脈性心臓病、乳がん、肝臓病、うつ病、クローン病と診断される可能性も高くなる。

神経学関連の医学雑誌『Neurology(ニューロロジー)』に発表された2022年の研究では、超加工食品の摂取量が10%増えると、認知障害や脳卒中のリスクが高まる関係性が明らかになった。超加工食品には、腸内細菌叢を混乱させ、腸内の炎症を引き起こすおそれがある添加物が含まれているためだ。炎症によって腸に小さな穴が開くリーキーガット(腸管壁侵漏)が生じると、炎症性分子(未消化物や老廃物、微生物成分など)が血管内に漏れ出し、それらが脳に到達して、脳機能に影響を及ぼすことになる。

この研究では、超加工食品の摂取を抜本的に減らし、地中海食(イタリア料理、スペイン料理、ギリシア料理など、地中海沿岸諸国の食事や食習慣)に切り替えると、脳の健康維持に効果があることがわかった。

日常的に食べることを避けるべき有害な超加工食品には、ハム、ホットドッグ、冷凍フライドポテト、ポテトチップス、パック入りのフルーツ味ヨーグルト、ベーキングミックス(調製粉)、インスタントラーメン/スープ、ビスケットなどがある。

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