intelインテルCPUの13/14世代不具合問題の続報が出たものの…。自己責任でBIOS更新の必要性あり

intel(インテル) CPUの不具合問題の続報が出たものの…。自己責任でBIOS更新の必要性あり

Intel CPU不具合 概要

不具合の対象製品

現時点で推奨されている不具合対策方法

対応方法の問題点

発表や声明を出すのが遅い

日本国内向けへの告知が少ない(英語コミュニティだけ??)

電圧や周波数を制限し、性能低下を引き起こす

まとめ

Intel CPU不具合 概要

米国時間の2024年6月18日、Intelは公式フォーラムにおいて、同社の13世代および14世代のCore KおよびKFシリーズのCPUに関する不具合についての声明を発表した。具体的な内容は、Enhanced Thermal Velocity Boost(eTVB)アルゴリズムのバグが見つかり、プロセッサーが高温状態であるにもかかわらずターボ周波数や電圧が高い状態で推移してしまい動作に問題が生じる可能性があるというものだ。このバグは根本的な13/14世代の不具合問題の要因とはまだ断定されておらず、インテルは引き続き調査中だとしている。

インテルはこの問題に暫定的に対処するためBIOS上での「Intel Default settings」の設定を推奨している。もちろんこれには対応したBIOSへのアップデートが必須となる。

なお不具合の内容などについては数か月前からユーザーから上がっている報告やリーク情報に対してさほど新しい情報が出てない点も一部のユーザーから噴出している不満の一つだろう。

不具合の対象製品

今回の不具合の対象となっているのは、Intelの13世代および14世代のCore KおよびKFシリーズのCPUだ。これらの製品は、Core i5に関してもK/KFモデルである13600K(F)/14600K(F)が例外ではない点が一部のユーザーにおいてネガティブサプライズとなるだろう。

  Core i5 Core i7 Core i9
Raptor Lake(13 Gen) 13600K/KF 13700K/KF 13900K/KF,KS
Raptor Lake Refresh(14 Gen) 14600K/KF 14700K/KF 14900K/KF,KS

K/KF(KS)はオーバークロックが可能なモデルとなっており、主に高性能を求めるゲーマーやクリエイター向けに人気(?)ではあるが今回は手動でOCをする・しないにかかわらず不具合が発現する可能性がある点を強調しておきたい。

以下のリンクはインテル公式のフォーラムページでインテル従業員Thomas Hannaford氏が今回の不具合について解説しているページが6月18日(米国時間)に公開された。

現時点で推奨されている不具合対策方法

Intelはこの不具合に対する暫定的な対策として、対応BIOSへの更新とインテルが推奨するプロファイルの設定を行うようしている。ただし、BIOS関連の作業はもちろん自己責任となるうえ、自作初心者~中級者には多少難しい作業ではないだろうか。さらには、日本国内のBTOパソコンメーカーが抱えるPC知識がそこまで高くないユーザー自身がこの作業を難なく行えるイメージが全く沸かないのは筆者だけだろうか。

BTOショップが販売するページを見てみると、特にお知らせや注意・警告などはなくインテルCPUのK/KFモデルの販売を行っているように見える。

対応方法の問題点

これはあくまで筆者の個人的見解であり興味がなければ飛ばしてしまって構わない。

発表や声明を出すのが遅い

日本国内向けへの告知が少ない(英語コミュニティだけ??)

電圧や周波数を制限し、性能低下を引き起こす

発表や声明を出すのが遅い

Intelがこの不具合に関する公式声明を発表するまでに当初5月を予定していたものが結局6月の後半にずれ込んだ。相当不具合の特定に難儀していたことがうかがえるがユーザー側から不満や不信感が出ても文句は言えないだろう。

日本国内向けへの告知が少ない(英語コミュニティだけ??)

公式声明があったといっても英語圏のみ。日本語のページはないし、いつもはIntel製品のことを報じることの多い大手ウェブメディアはほぼ6月18日の件に触れた記事を公開していない。この6月18日の声明について報じていたのは筆者が確認できた限りマイナビだけ。

BTOやパーツ専門店の販売ページやお知らせ欄を見ても、特にこの問題に触れた文言は見つけることができなかった。とりあえず問題自体を認識しているものの、表面化した不具合品はごく一部の為通常のサポートフローに従って対応をする方針だという事だろう。

電圧や周波数を制限し、性能低下を引き起こす

当然無制限であった設定を制限することになるため、上限クロックや電圧が制御され、結果として少なからず性能低下が起こることとなるだろう。

性能を求めて購入したKプロセッサーがBIOSとプロファイル設定によって性能が低下してしまったらあまりユーザーとしては嬉しい問題ではない。

まとめ

今回のIntel13世代および14世代のCPU不具合は、Core i5含め使用しているユーザー自体は少なくないだろう。IntelはBIOSの更新を暫定的な対策として提案しているが、もしこの記事を読んで不幸なことに当事者になってしまった場合は、速やかに購入した販売店もしくはIntelメーカーサポートに問い合わせをすることをおすすめする。

今後の調査でK/KF/KS以外の無印プロセッサーに問題が波及しないことを祈るばかりだ。

インテルCPUの13/14世代不具合問題とは?発覚した経緯と原因まで徹底解説!

2024年、インテルの第13世代および第14世代Raptor LakeシリーズのCPUにおいて、高負荷時に動作が不安定になる問題が発覚しました。

この不具合の主な原因はEnhanced Thermal Velocity Boost (eTVB)機能のバグにあり、多くのユーザーが影響を受けています。インテルは遅延した公式発表と共に対策を講じていますが、ユーザーの不信感は高まっています。

2024年に発覚したインテルの第13世代および第14世代Raptor LakeシリーズのCPUに関する不具合は、多くのユーザーに影響を及ぼしています。

特に、Enhanced Thermal Velocity Boost (eTVB)機能に関連するバグが原因とされ、高負荷時に動作が不安定になる現象が確認されています。インテルの対応とユーザーの反応について詳しく見ていきましょう。

13/14世代不具合問題とは?発覚した経緯はユーザー報告から

2024年、インテルの第13世代および第14世代のRaptor LakeシリーズのCPUにおいて、高負荷時に動作が不安定になる問題が発覚しました。

特に、ゲーマーや自作PCユーザーからの報告が多く寄せられ、インテルが調査に乗り出しました。この問題は、ユーザーがゲーム中や重い作業中にクラッシュするなどの不具合を報告したことから明らかになりました。

また、インテルは5月に公式見解を発表すると予告していましたが、実際には6月半ばを過ぎても何も発表されなかったことが、ユーザーの不信感を増幅させました。

この遅延は、以前のインテル820チップセットの問題に対する対応の不備を思い起こさせ、多くのユーザーが同様の対応を危惧しています​​。

インテルCPU不具合の詳細とバグの原因

不具合の主な原因は、Enhanced Thermal Velocity Boost (eTVB) という機能にあります。

eTVBは、インテルのCPUが低温状態にある場合に、通常の動作クロック(処理速度)を超えて自動的にオーバークロック(性能を引き上げる)する機能です。これにより、短時間の高負荷タスク(例:ゲーム、動画編集など)に対して一時的に高いパフォーマンスを提供することができます。

しかし、このeTVB機能にバグがあり、以下の問題が発生しています。

過熱の問題:eTVBが誤って動作し、CPUが高温状態でも高いクロックと電圧で動作を続けるため、CPUが過熱しやすくなります。

動作不安定:過熱した状態で高いクロックで動作することにより、CPUが不安定になり、システムがクラッシュしたり、フリーズしたりすることがあります​。

具体的には、eTVBが正しく機能していないため、CPUが高温のまま高い性能を維持しようとし、その結果、ゲーム中に「Out of Video Memory」というエラーが表示されるなどの問題が報告されています。

この問題は、特にハイエンドモデルのCPUで顕著に見られます​。

不具合が出ているインテルCPU

不具合が報告されている具体的なCPUモデルは以下の通りです。

第13世代

Core i9-13900K/KF/KS

Core i7-13700K/KF/KS

第14世代

Core i9-14900K/KF/KS

Core i7-14700K/KF/KS​

インテル公式からの発表は?

インテルは2024年6月に公式声明を発表し、BIOSのアップデートを通じて一部の問題を解決することを明らかにしました。

このアップデートにより、CPUの電力設定を調整して安定性を確保する措置が取られています。

インテルはまた、「Intel Default Settings」を推奨し、ユーザーにはこの設定を使用するよう求めています。しかし、根本的な原因の解明にはまだ時間がかかるとされています​。

BIOSのアップデートは、マザーボードの基本設定を変更し、CPUの電力と電圧の設定を調整することで、動作の安定性を向上させるものです。

インテルは、ユーザーに対してBIOSを最新バージョンに更新し、「Intel Default Settings」を使用することを推奨しています。これにより、過剰な電力供給を防ぎ、CPUの過熱を抑制します​。

ユーザーからはかなりの不満の声

多くのユーザーが不満を表明しています。特に、自作PCユーザーやゲーマーからは返品要求や訴訟の検討がされており、インテルに対して早急な解決策と具体的な対応を求める声が高まっています。

インテルは5月に公式見解を発表すると予告していましたが、実際には6月半ばを過ぎても何も発表されなかったことが、ユーザーの不信感を増幅させました。

この遅延は、以前のインテル820チップセットの問題に対する対応の不備を思い起こさせ、多くのユーザーが同様の対応を危惧しています。

また、インテルの対応の遅れに対して非常に不満を持つユーザーの中には、次回のCPU購入時にはAMDを選ぶことを検討する声も増えています。

多くのユーザーがインテル製品の購入を再考する可能性があると述べており、公式声明の遅れがインテルの信頼性に対する懸念を広げています。

インテル820チップセットの問題は、1999年にインテルがリリースした「820チップセット」(コードネーム:Camino)に関連する技術的な問題です。このチップセットは、主にデスクトップパソコン向けに設計されており、当時の最新技術を搭載していました。しかし、いくつかの重大な不具合が発覚し、ユーザーやメーカーに大きな影響を与えました。

まとめ

インテルの第13世代および第14世代CPUの不具合は、高負荷時の動作不安定やCPUの劣化が主な問題です。特にeTVBアルゴリズムのバグが原因とされ、ハイエンドモデルで多発しています。

インテルは一部の対策を講じていますが、根本的な解決には至っておらず、ユーザーからの信頼回復が急務となっています。

Intel CPUのクラッシュ問題によりAMDを選択する人が増えている

Intelは、同社の第13世代及び第14世代Coreシリーズプロセッサで発生しているクラッシュについて、最近BIOSアップデートを提供し、新たな電力プロファイル「Intel Default Settings」の使用を求めているが、根本的な原因についてはつかめておらず、事態はまだ不明瞭なままだ。こうしたIntel製品に対する不安は、ライバルAMDへの移行を促している可能性が浮上してきた。

Intelは調査を続けているが原因をつかめず、不安な中での新製品発売

Intelの第13世代および第14世代Coreプロセッサ、具体的にはIntel Core i9-13900KとCore i9-14900Kについて、一部のゲームプレイにおいて高まる負荷の影響から、CPUがクラッシュしゲームが強制終了してしまうなどの不具合が出ていることが今年の4月に報告された。

Intelはその後調査を行い、この事態を引き起こす原因として、マザーボードの電力設定がIntelの想定した物とは異なり“無制限”の電力制限になっていることから引き起こされると報告し、その後すべての顧客に新たな設定「Intel Default Settings」を使用するよう推奨している。これは(ほとんどの場合)ブーストパワー消費「PL2」を253Wに、最大電流を307Aまたは400Aに制限するものである。しかし、これは根本的な解決にはならない可能性もあり、eTVB(Enhanced Thermal Velocity Boost)の修正をリリースしているが、これも原因の一部を修正する物であり、Intelも結局何が根本的な原因なのかいまだつかめていない状況だ。

こうした状況はもちろんIntelにとっては好ましくないもので、ライバルを利することになっているようだ。

ZDNet Koreaによると、韓国のDIY市場では、AMDのRyzen CPUがデスクトップチップ販売の55%以上を占めている。この切り替えの影響は2024年第2四半期の数字で最も顕著になるだろうが、Mercuryの第1四半期の数字でもRyzenデスクトップパーツへのシフトが見られるとのことだ。

ドイツでは、AMDのRyzenが販売されたプロセッサの約90%を占め、Intelはわずか10%にまで落ち込んでいるという。Intelチップの販売は2024年前半を通じて徐々に減少しているとのことだ。

Intelが根本原因をつかめていない中での新製品発売は、ユーザーにとっても不安の大きいものであり、状況によってはAMDへの移行を促すことにもなりかねない。匿名でZDNet Koreaのインタビューに応じたマザーボードメーカー関係者は、「安定性の問題が明確に解決されなければ、消費者の不信感を高め、Intelが第4四半期に発売するデスクトップPC用の新プロセッサ『Arrow Lake』の販売量も減少するだろう」と述べている。

【Intel不具合】現状と対策は?推奨設定の性能低下や、見落としがちなポイントを解説!

【13/14世代不具合問題】intelから公式声明!原因は判明したのか?【インテル】

IntelのCPUでトラブルが発生していることはご存じでしょうか?

当初はCore i9など上位機種で発生するとのことで、自分には関係ないと安心していた方も多いと思います。ところがCore i5などのCPUに対象が拡大しているとの情報があります。この動画ではトラブル内容からこれまでの経緯そして今後の対応など、徹底的に解説します。

00:00 イントロ

00:30 トラブル内容

02:08 トラブル経緯

04:37  Intelの最新公表内容(2024年6月)

07:34 まとめ

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インテル、第13/14世代「Intel Core」の不具合で集団訴訟の可能性も

 ここ数週間、IntelのデスクトップPC向けプロセッサー「Intel Core」の第13世代および第14世代を所有する一部のユーザーが、PCの故障をウェブで報告している。Intelは最終的に問題の存在を認め、これが両世代のIntel Coreに影響していると述べた。

 現在、ある法律事務所がIntelに対する集団訴訟の可能性について調査しており、問題の影響を受けており訴訟に関心のあるユーザーの氏名を収集している。

 「第13世代/第14世代Intel Coreデスクトッププロセッサーの問題に関して、Intelに対する集団訴訟の当事者として参加することに関心がある人は、情報を提出してほしい」と、Abington Cole + Ellery法律事務所はウェブサイトで呼びかけている。

 Intelは一連の声明で、修正プログラムを配信することと、不具合が生じているチップを交換することを約束した。

 同社は7月末の声明で、「Intelは、第13世代および/または第14世代デスクトッププロセッサーで不安定な現象が発生した、または現在発生しているすべてのお客様が交換プロセスでサポートされるよう約束する」と述べた。

 同社の広報担当者は、訴訟の可能性に関するコメントの依頼にすぐには応じなかった。

Intel、第14/13世代Coreの保証期間を2年延長。不安定動作の問題で

 米Intelは1日(現地時間)、デスクトップPC向け第14/13世代Core CPUの保証期間を2年間延長すると発表した。数日以内に詳細を発表予定としている。

 第14/13世代Coreで動作が不安定になる症状が発生していることを受けて、より多くの現行ユーザーがサポートを受けられるようにする措置。現在はサポートの問い合わせ先のみを告知している状況で、対象のCPUがPCに組み込まれた状態で購入したユーザーはPC製造元のサポートへ、パッケージ版を購入したユーザーはIntelのカスタマーサポートへそれぞれ問い合わせるよう呼びかけている。

 同社の調査によれば、不安定動作の原因はマイクロコードのアルゴリズムであり、プロセッサに過剰な動作電圧がかかるためだという。Intelはこの問題への対処として、8月中旬にパッチをリリースする予定だ。

インテル1万5000人削減へ、従業員15%の規模…生成AI向け半導体シェア奪われ経営不振

米半導体大手インテルは1日、経営再建のため約1万5000人の人員削減を行うと発表した。従業員の15%に当たる規模で、年内をめどに実施する。エヌビディアなどに生成AI(人工知能)向け半導体のシェア(占有率)を奪われ、経営不振に陥っていることが背景にある。

 インテルが1日に発表した2024年4~6月期決算は、最終損益が16億1000万ドル(約2400億円)の赤字となった(前年同期は14億8100万ドルの黒字)。最終赤字は2四半期連続。売上高は前年同期比1%減の128億3300万ドルだった。データセンター事業の売上高は3%減の約30億ドルだった。

 米メディアによれば、インテルの中核事業における従業員数は6月末時点で約11万7000人に上る。インテルは人員削減を含め、25年中に100億ドル(約1・5兆円)規模のコスト削減を行うとしている。

 パット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)は「収益は期待通りに伸びておらず、コスト構造を根本的に変えなければならない」との声明を公表した。

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インテル終わる。Core i9やCore i7などのハイエンドCPUを使用するとゲームがクラッシュする模様

2023年12月のBIOS初期設定 (2023/12/29 BIOS 3101)

Intel Baseline Profile (2024/04/24 BIOS 3501)

Intel Default Settings (2024/05/31 BIOS 3603)

ASUS Advanced OC Profile (2024/05/31 BIOS 3603)

ROG MAXIMUS Z690 HERO

Core i5-14600K

RTX 4070 Ti SUPER

インテルを開始する─Core i9-14900KS

[インテル] INTEL 13世代 14世代 Core i7 Core i9 劣化不具合 Core i5もヤバイ!?[終了]

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