靖国神社の石柱に落書き 上川外相、中国に「懸念を表明」靖国神社の石柱に落書き SNSで動画拡散 スプレーで「Toilet」

靖国神社の石柱に落書き SNSで動画拡散 スプレーで「Toilet」

 東京都千代田区九段北の靖国神社の石柱に赤いスプレーで落書きしている男性を撮影した動画がSNS(ネット交流サービス)に投稿され、拡散されている。靖国神社では1日午前、石柱に落書きが見つかっており、SNS上では「この男性がやったのではないか」とする反応も多くあった。

 投稿された動画には、半袖シャツに短パン姿の男性が「靖国神社」と書かれた石柱に向かって立ち小便をするようなしぐさをした後、赤いスプレーで「Toilet」と英語で落書きする様子が映っている。画面の左上端には、中国のSNSの一つとして知られる「小紅書」の文字があった。

 1日朝に見つかった落書きも同様の内容で、警視庁麴町署が動画に映った男性が落書きをしたとみて器物損壊容疑で行方を追っている。

靖国神社の石柱に落書き 上川外相、中国に「懸念を表明」

上川陽子外相は4日の記者会見で、東京・九段北の靖国神社の石柱に落書きが見つかり、中国籍男性の関与が疑われている事件について、中国側に外交ルートを通じて「懸念を表明した」と明らかにした。上川氏は「関係法令に反すると思われる行為で、是認・助長するような動画が作成・拡散されることは受け入れられない」と批判した。

 この問題では1日、神社名が記された石柱に赤いスプレーのようなもので「Toilet(トイレ)」と書かれているのが見つかった。男性は既に中国に向け出国した。

 上川氏は中国側に対し「自国民に現地法令の順守や、冷静な行動を取るよう注意喚起を要請した」とも語った。

靖国落書き動画は迷惑系?愛国系? PV稼ぎの投稿、中国でも問題に

 靖国神社の石柱が落書きされた事件で、容疑者の中国籍の男が犯行を行う様子を撮影したとみられる動画がSNSで拡散された。中国でも「迷惑系」の投稿者が閲覧数(ページビュー、PV)を稼ぐ目的で動画を拡散する行為が問題になっている。

 動画には、容疑者とみられる男が石柱に向かって放尿するしぐさをしたり、「Toilet(便所)」と落書きをしたりする様子が映っている。中国の複数のSNSで転載されて広まった。

 中国メディアによると、男はTikTokの中国国内版「抖音(トウイン)」などで、「勧善懲悪」と称し偽造品を告発するなどしていた。日本でいえば「世直し系」と呼ばれるジャンルだ。ただ、過去の自身の犯罪行為を暴露するなど過激な言動には否定的な意見も多く、通報を受けて1月に複数のSNSのアカウントが閉鎖されていた。

 3日には、男が中国に帰国したことを報告する動画が拡散。「微博(ウェイボー)」では、事件についてのハッシュタグが一時トレンド1位になった。6日時点で、ハッシュタグがついた投稿のPVは2億を超えている。

■PV目当ての「流量病」 取り締まりも

 中国では、愛国心を強調するコンテンツの人気が高い。中国でPVを意味する「流量」を使って、「愛国流量」とも呼ばれ、確実にPVを見込めるコンテンツでもある。

 ある視聴者はコメント欄に「この流量は彼を生き返らせる」と書き込んだ。落書きをしたとみられる男の行為を称賛するコメントも一定数あったが、「愛国感情を利用しているだけだ」との批判も多かった。

 PVに応じて収入が得られることから、収益目的の「迷惑系」の投稿者が問題になっているのは中国も例外ではない。日本ではビューを稼ぐために無意味な投稿をする「インプレゾンビ」が問題視されているが、中国ではPVを稼ぐためのなりふり構わない行為を指す「流量病」という言葉が生まれ、社会問題になっている。

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