任天堂「スイッチ」後継機種を2024年度内に発表へ 発売から7年超経過

任天堂「スイッチ」後継機種を2024年度内に発表へ 発売から7年超経過

 任天堂の古川俊太郎社長は7日、主力ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の次世代機を2025年3月期(2024年度)中に発表する方針を明らかにした。発売時期や詳しいハードウエアの中身は公表していない。

 古川社長は同日オンラインで開いた決算説明会で「次世代機のコンセプトについて本日時点でお話しできることはないが、スイッチ発売後の7年間に多くの人に(任天堂の)ゲーム機を手に取ってもらった。引き続き遊んでもらいたいと準備している」と述べた。

 スイッチは2017年3月3日に発売され、低迷していた業績のV字回復に貢献した。最大の特徴は、テレビに接続して遊ぶ据え置き型と持ち運べる携帯型ゲーム機の両方の機能を備えたことだ。生活スタイルや場面によって“スイッチ”できる斬新さが人々の心を捉え、新型コロナウイルス感染症の流行に伴う「巣ごもり需要」も販売拡大の追い風となった。世界販売台数は累計1億4千万台を超え、任天堂の歴代ゲーム機でも屈指の人気ゲーム機に育った。

 しかし、発売8年目を迎えて販売台数はピーク時から徐々に失速している。2024年3月期のゲーム機はスイッチを含むハード(本体)の販売台数が12・6%減の1570万台、ソフトウエアの販売本数は6・7%減の1億9967万本と落ち込んだ。スイッチの後継機種を投入し、さらなる収益拡大を目指す。

社長の古川です。2015年3月にNintendo Switchの存在を公表して以来9年ぶりにSwitchの後継機種に関するアナウンスを今期中に行います。また、2024年後半のSwitchソフトラインナップをお知らせするNintendo Directを6月に実施しますが、そこでは後継機種を扱いません。誤解のないようお願いいたします。

任天堂の「ニンテンドースイッチ」後継機 結局いつ発売されるの? 予想される三つの“シナリオ”

 任天堂は、同社の2023年度連結決算となる7日、自社のX(旧ツイッター)で「ニンテンドースイッチ」後継機について、「Switchの後継機種に関するアナウンスを今期中に行います」と発表しました。「今期中」とは「2025年3月まで」という意味。ゲームファンは喜ぶ一方で、「結局、後継機はいつごろに発売されるのか」と……なるわけです。そこで三つの“シナリオ”を考えてみます。

◇その1 2024年の年末

 一番可能性が低い“シナリオ”です。年末商戦はテレビゲームが圧倒的に売れる時期なのですが、現行のニンテンドースイッチのソフトは堅調に売れています。そこで後継機を売ると、現行の需要が食われてしまう可能性があります。

 6月に実施するネット情報番組「ニンテンドーダイレクト」で「後継機種を扱いません」と宣言している通り、任天堂が現状で売りたいのは後継機ではなく、現行機のソフトです。

 さらに言えば、後機機は最初は黙っていても売れる可能性が高く、仮に出したとしても、潤沢な需要に対して十分な台数が用意できるか疑問が残ります。任天堂は、後継機の発売を後ろ倒しにするような動きで一貫しているように、発売を急ぐ理由はないのです。

◇その2 2025年1~3月に発売

 決算を重視する経済系メディアが予想する“シナリオ”です。年末商戦が過ぎて、このタイミングに新しいゲーム機を発売するというのは、よく使われる手。ニンテンドースイッチが発売されたのも、年末を避けており、2017年「3月」でした。

 年末商戦が終わった年明け(2025年1月ごろ)に後継機を発表して、3月末までに投入となれば、ゲームファンも盛り上がりますし、盛り上がるうちに商品発売を迎えるのは大きなメリットで、企業的にも業績に見栄えがするのは確かです。三つの“シナリオ”では最も高いと考えられます。

◇その3 2025年4月以降

 メディアの批判、決算の数字を度外視するのであれば、これも無視できない“シナリオ”です。ニンテンドースイッチのソフトの売れ行きが、依然として堅調であればという条件付きですが、「発売時期を2025年4月以降にする」という選択肢もあるでしょう。

 ニンテンドースイッチは今夏で、発売から後継機の発売まで「7年4カ月」も持った「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」を抜き去る“長寿”のゲーム機となります。任天堂も“長寿”のことを繰り返し「未知の領域」と言っているように、ゲーム機の交代サイクルをできるだけ引き延ばすというのは、環境面への配慮やソフトを長く売る戦略などから考えても、理想です。もちろん「新しいゲーム機が一刻も早く遊びたい」というゲームファンからすると、同意しづらい面もあるでしょうが……。

◇情報の小出し 効果的な販促

 今回の後継機の発表ですが、企業のプレスリリースではなく、Xのみにしています。後継機の発売予想について、メディアが予想記事を出したり、ゲームファンの間でも話題になっており、任天堂としてもプレスリリースを出すほどではないが、何かのアナウンスをして落ち着かせておこう……といったところではないでしょうか。何も言わないのも、憶測を呼んでしまうので、無難・妥当な手法と考えます。

 発売日まで情報を「小出し」にしながら、ゲームファンやメディアの興味を引く手法は、ソニーがPS5の発売時に実施し、発売時の盛り上げにつなげました。あまりにも興味を引きすぎ、希望小売価格よりも高値になるなど世界的に転売のターゲットにもされ、さらに物流の混乱にも巻き込まれた結果、長期の品不足になったのは想定外だったにしても、情報の盛り上げ方は大いに参考になるのではないでしょうか。

 果たして任天堂は後継機について、既に内々に発売時期を決めているのか。それとも複数の“シナリオ”を用意しているのか。今後の動きにも注目です。

Switchの後継機種ついに 任天堂古川社長が言及

 任天堂の古川俊太郎社長は5月7日、ゲーム機「Nintendo Switch」について「後継機種に関するアナウンスを今期中に行う」と、同社の公式SNSアカウントで発表した。ただし、6月に実施予定のゲームソフト紹介配信「Nintendo Direct」では後継機種について言及しないという。

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