真夏並みの暑さのち荒天に警戒　GW最終日にかけて九州・中国は警報級暴風・大雨のおそれ

　こどもの日のきょう5日(日)も晴れる所が多く、北陸から東北の内陸を中心に30℃を超えて真夏並みの暑さになる見通し。一方で九州では雨が降りやすく、ゴールデンウィーク最終日のあす6日(月)にかけて九州・中国では警報級の大雨や暴風となるおそれがある。連休明けの7日(火)は東・北日本でも雨や風が強まって、荒れた天気となりそうだ。

きょう午前中から北陸中心に30℃超え

　こどもの日のきょう5日(日)も、中国・四国から北海道にかけては高気圧に覆われて朝からよく晴れている。午前11時までの最高気温は、富山31.3℃、石川県加賀市31.7℃など午前中から30℃を超えて、今年初めて真夏日になっている所がある。

　午後もよく晴れて気温はさらに高くなる見通し。特に北陸から東北の内陸を中心に30℃以上の真夏日が続出する予想だ。山形、福島や長野などは32℃と真夏並みの暑さとなり、東京都心は29℃と7月上旬並みで今年これまでで1番の暑さになりそう。意識的な水分補給を心掛けるなど、熱中症対策を万全にして過ごしたい。

　なお、九州は湿った空気の影響で雲が広がりやすく、午後は雨の降りだす所が多くなりそう。昼間は日差しの届く中国・四国でも夜は雨が降り出す見通し。

GW最終日は西日本で雨・風強まる

　ゴールデンウィーク最終日・振替休日のあす6日(月)になると、西から低気圧や前線がやや発達しながら近づきそう。西日本は九州・中国・四国を中心に朝から雨が降り、雨足や風が強まって荒れた天気となるおそれがある。九州や中国では警報級の大雨や暴風になる可能性があり、Uターンラッシュと重なるため最新の交通情報にも気を付けたい。

　連休明けあさって7日(火)になると、低気圧や前線は東・北日本にも近づく見通し。そのため7日(火)は東・北日本でも荒れた天気となりそうだ。特に東海や関東の沿岸部では雨量が多くなり、風が強まる見通し。警報級の大雨や高波となるおそれがあるため、崩れやすい所、川・海の近くや周囲より土地が低くなっている所には近づかない方がいいだろう。

連休明けはいったん極端な暑さおさまる

　低気圧や前線が日本付近を通過したあと、8日(水)から10日(金)ごろにかけては北からこの時季としては冷たい空気が流れ込みそう。そのため極端な暑さはいったん落ち着く所が多い見通し。

　ただ、11日(土)になると南からの暖かい空気に入れ替わるため、西日本から東北にかけて再び25℃以上の夏日になる所が多く、暑さが戻りそうだ。